今回は日本三大稲荷に名を連ねる最上稲荷神社の奥の院にある巨石群を紹介したいと思います。
ここは竜王山の山頂にあるお寺ですが、麓にある最上稲荷から歩いてくるとたっぷり1時間ほどかかります。
我々は、北側から車で訪れましたが登山道の途中には、絶景スポット八畳岩などがあります。
(参考)八畳岩 最上稲荷から奥の院へ至る途中にあります。「報恩大師のご修行によって、最上尊が降臨された霊地」とされています。 (出典:公式HP縁起より)
お寺ですが鳥居があります。麓の最上稲荷は、正式名称を「最上稲荷山妙教寺」という日蓮宗のお寺ですが、神仏分離令の際、特別に「神仏習合」の祭祀形態が許された希少な寺院でもあります。
今でも鳥居がみられるのはそんな所以でもあります。
神名碑の土台とされている巨大な一枚岩
判読不可ですが何かを祭祀れているようです。
ドルメン構造を形成していた巨石 何かの意図があってわざわざドルメンを築いたのだと思われます。
地主神の碑 最上稲荷のそもそもの元神様を祀っています。
碑の土台はやはり巨石です。
京都の伏見稲荷と同じく講ごとに祭壇を祀る独特の祭祀形態がここでも見られます。
ひと際大きな巨石 良く見ると祠が乗っています。
山の頂上近くですが井戸がありました。
お寺へ訪れておきながら本殿の写真を一枚も撮影していませんでした。巨石にしか目がいかなかったのでしょう。(^^;
(撮影:2009-2)
お断り:2009年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
お断り:2009年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
八畳岩はまさに修行地に相応しいですね。
講ごとに祭壇を祀るというのは、各々の講(団体)で石碑を建てるという意味ですか?
ええ。京都の伏見稲荷のお山などで見られる講ごとに信奉する祭祀を祀っている板碑や石祠を置いた独特の信仰形態がここでも見られました。独特の雰囲気があって、ちょっとあまり深くは立ち入りたくないと、言うのが正直なところです。