測ってみなけりゃわからない 測ってみたけどわからない 

素人なりに学び測り考えたことを綴る
旧 α線と鉄板
野ざらし鉄板がα線を出していた
鉄錆からはPuも微量検出された

いわき市の野ざらし鉄板のα線測定

2013年01月17日 | α線カウント
1月17日 曇り [計測中の測定は追記予定]

この数日は紙による遮蔽を試していた。
今日はアルミホイルによる遮蔽を試そうと思う。

Inspector+ カウントモード
いわき市の野ざらし鉄板を高知県の室内に置いたもの 

アルミホイル1枚で遮蔽 18.91k/h
アルミホイル2枚で遮蔽 18.65k/h
アルミホイル4枚で遮蔽 15.81k/h

アルミホイル2枚で遮蔽 17.86k/h
アルミホイル1枚で遮蔽 18.07k/h

●アルミホイル1枚遮蔽の結果を見た感想

今までの計測では遮蔽なしで20-22k/hであるということ、
ガラスバッジ測定でβがXγの3倍程度ということがわかっていることから
アルミホイル1枚遮蔽では結構値が落ちるものと予想していたが、
自分の予想よりもはるかに高かった。

そもそもアルミホイル1枚程度ではβはあまり遮蔽できないのかも知れないが、
どの程度遮蔽されるのかは勉強不足で知らない。それとも「制動放射」だか
何だか忘れたがアルミホイルにあたった放射線が新たな放射線を生んでいるのかも
知れない。お勉強は後ですることにしてとりあえず計測続行。

にわか勉強。
「透過力は弱く、通常は数 mm のアルミ板や 1 cm 程度のプラスチック板で十分遮蔽できる。ただし、ベータ粒子が遮蔽物によって減速する際には制動放射によりX線が発生するため、その発生したX線についての遮蔽も必要となる。遮蔽物に使われる物質の原子番号が大きくなるほど制動放射が強くなることから、ベータ線の遮蔽にはプラスティックなどの低原子番号の物質を使い、そこで発生したX線を鉛などの高原子番号の物質で遮蔽する、という二段構えの遮蔽を行う。」
以前 EL-25 で原発事故前の非汚染水から結構な値の放射能が検出されたときに遮蔽についてにわか勉強したのだが、忘れていた。自分の馬鹿さ加減も記録として残しておく。

そもそも厚みが足りていないので、方針を変えねばならない。

●アルミホイル2枚遮蔽の結果を見て

アルミホイル1枚遮蔽の結果を見て、にわか勉強をしたら、方針が間違っていそうだから計測中のアルミホイル2枚遮蔽の実験をやめようかと思ったが、やめなくて良かった。紙1枚とアルミホイル1枚の遮蔽の結果がほぼ同じなのに、紙2枚とアルミホイル2枚では紙2枚の方が遮蔽効果が高かった。正直驚いた。これも自分の馬鹿さ加減の記録となるのだろうか。とりやめるつもりだったアルミホイル4枚遮蔽も遂行。

●アルミホイル4枚遮蔽の結果を見て

アルミホイル2枚遮蔽を再計測すべきように思い、実行。

●アルミホイル2枚遮蔽再計測の結果を見て

時間的に最後となる計測をアルミホイル2枚遮蔽と1枚遮蔽のどちらにするか少し迷った末に1枚遮蔽に着手。