測ってみなけりゃわからない 測ってみたけどわからない 

素人なりに学び測り考えたことを綴る
旧 α線と鉄板
野ざらし鉄板がα線を出していた
鉄錆からはPuも微量検出された

いわき市の野ざらし鉄板のα線測定

2013年01月20日 | α線カウント
1月20日 晴 

α線の空気による遮蔽あるいは距離による減衰の測定を試みている。
狙いはInspector+でα線を検知したと判断できる測定法の確立。

自分が測定している鉄板の主たるα核種は自然由来のPo210であろうというのが
現在の自分の結論ではあるが、
・微量とはいえ鉄錆からPuも検出され、α核種について
 十分な調査が行われているとは言い難い状況
・Po210も身近にあって嬉しい核種ではない
ということから、高価なZnSシンチ測定器でなくてもα核種の存在可能性について
ある程度のことがわかることは意味のあることであろう。

ALOKA TCS-232B 約1cm(後ほど測定)浮かし 469/10min
ALOKA TCS-232B 密着    1109/10min

割り箸の太さ程度の距離ではそれほど減らないという感覚だったが
1cm程度の距離をおけば半減ということか。

明日は出来れば高知の鉄板を測定したい。
現在はいわき市にあった野ざらし鉄板を測定しているが、
これは現在屋内に置いてあるという理由が大きい。
その気になれば仕事の片手間に測定できる。
屋外にある鉄板ではそうはいかない。高知県でみつけたα線を
検出する鉄板は部屋に持ってこれないものばかり。
高知県は2011年4月西日本で1番セシウムが降ったとされるが、
TA100Uでは今のところ明確なピークを見つけられない。
高知県の鉄板はβ汚染されていないとみて良いだろう。
だとすると高知県の鉄板の方が遮蔽による明確な差が
でるであろう。Inspector+ で密着、トレーシングペーパーによる遮蔽、
1cmか2cmの浮かし計測を各10分計測ぐらいはやってみたい。
時間がとれるか。