松谷みよ子さんの言葉 2016年08月05日 | 言葉 いま、なにかが水面下で不気味にふくれあがりつつある。… 一つ、一つの事件、それはごく小さく、とるに足りぬもののように見える。しかし、その小さな出来事が積み重なることによって、私たちの感性はいつしか馴らされ、気がついてみれば戦争への道をふたたび歩いている。そういうことがないとどうしていえようか。「ねえ、あのとき、どうして戦争に反対しなかったの?」子どもたちにそう問われることのないように、私たちは、常にするどく、感性を磨かねばと思う。卵を抱いた母鳥のように。 « 光陰、馬のごとし 皐月賞後記 | トップ | 進行あるいは蔓延する非常事態 »
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