刀剣博物館は、渋谷区代々木4丁目にある刀剣専門の博物館です。最寄駅は、小田急線参宮橋駅と京王新線初台駅で、そこからの所要時間は共に徒歩約7~8分となります。
(写真1)刀剣博物館入口 |
【アクセス】
(図2)高架下を超えると住宅街へ。写真の右の道へ進む。 |
実際、博物館へ行った時のルートは、まず参宮橋駅を出てから左へ進みます。西参道通りと高速道路が交差する参宮橋交差点に出たら、左に曲がり高速道路に沿ってまっすぐ行きます。代々木地域安全センター前信号機を超えたら、その先の曲がり角を左に曲がります。高架下を超えたところを右に曲がり、道なりに進んで行くと道路左側の刀剣博物館にたどり着きます。
【博物館・展示について】
刀剣博物館は、公益財団法人日本美術刀剣保存協会の付属施設として、昭和43年に開館しました。およそ190点の刀剣や甲冑、金工資料等の所蔵品が収められ、その中には国宝や重要文化財といった貴重品も数多く含まれています。本館1階は入口と休憩スペース、日本刀の製作工程と選定保存技術・日刀保たたらの構造の説明のパネルがあり、2階に受付と展示室があります。受付には、刀剣に関する資料の販売も行っています。
展示内容は、定期的にテーマを変え、それに合致する所蔵品を展示しています。現在は、本年6月26日から10月28日まで、『特集陳列 写しの系譜』という名称の展示を行っています。展示物の名称・紹介文には、英語表記のものもあることから、英語圏の見学者もたくさん訪れるようです。
(図3)企画展示 |
一般見学者は入ることができない別館は資料室で、室町時代の刀剣書の写本をはじめ、約1500点の刀剣関係古伝書を収蔵しています。
【日本美術刀保存協会の活動内容】
日本美術刀剣保存協会は、刀剣博物館での展示や展覧会、定例鑑賞会などの開催といった活動により、刀剣の鑑賞及び鑑定や知識の向上につとめているそうです。実際、伝統技術の保存と発展を目的に、現代に活躍する刀剣職人たちの作品を展示する「新作名刀展」や、「研磨・外装コンクール入賞作品展」などの展覧会を、博物館で毎年行っています。
世界に誇る独自の文化であり、日本人の魂の象徴とも言われる日本刀。よく見ると、年代・流派による刃の形の違いや刀装具のこだわりの細工等を発見できます。落ち着いた場所で芸術品としての日本刀を味わうには、お薦めできる博物館です。
【参考HP】刀剣博物館ホームページ{www.touken.or.jp/museum/}
【参考資料】刀剣博物館案内リーフレット『刀剣博物館』
『選定保存技術・日刀保たたら』
『日本刀鑑賞の手引き』
『特集陳列写しの系譜』
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