ハチは知っている

渋谷区について広く・浅く知識を深めよう♪
ただ今工事中です。書式等の統一中の為、少しずつページが変わります。

ダイヤモンド富士

2013年01月24日 | 地域

 渋谷駅の近くに宮益坂という坂があります。この坂はその昔、富士見坂とよばれていました。江戸時代には、その場所から富士山が見えたのです。

現在は高層ビルやマンションが立ち並び、富士山が見える場所は激減してしまいました。しかし、渋谷区のなかでも場所によっては、今でも富士山を見ることができます。

京王新線の幡ヶ谷駅から5分としない場所から、富士山を望むことができます。

            △2012年2月2日西原図書館スタッフ撮影

歩道橋の上から、線路の先に富士山が見えます。空気の澄んだ冬には特に綺麗に見えます。

また、年に2回、2月と11月に、この場所からダイヤモンド富士を拝むことができます。ダイヤモンド富士とは、富士山頂からの日の入り、または日の出の瞬間に、富士山頂がまるでダイヤモンドのように輝くことから命名されました。

 上の写真は、2012年の2月にダイヤモンド富士を撮影しましたが、少しシャッターをきるのが遅かったようです。

 今年も2月3日前後にダイヤモンド富士がみられる予定です。ぜひこの機会に幡ヶ谷にてダイヤモンド富士をみてみませんか?

 

【参考文献】

『新修渋谷区史 上』渋谷区 禁帯S12(中央所蔵他)

『富士山を知る事典』日外アソシエーツ 291.5フ(西原所蔵)  

 

 


 

 

 

ダイヤモンド富士をみにいこう!

 

図書館から歩いて10分

富士山の見える場所があります。

 

日時  2013年2月2日(土)

午後4時30分しゅっぱつ

     5時20分ごろ西原図書館にかえってきます。

 

集合  西原図書館に

午後4時25分までに集まってください。

 

注意事項

雨天中止です。また、東京の天気が晴れていても、

富士山のまわりの天気により、富士山が見えないこともあります。

あらかじめご了承ください。

当日は、あたたかい服装でお越しください。

 

お申込み

期間: 1月14日(月)から2月1日(金)

受付: 西原図書館カウンター

 

お問い合わせは西原図書館までお願いします。

TEL 03-3460-8535


2011年オススメ本紹介

2013年01月13日 | 文学

2011年に出版された本からオススメの本を紹介します★☆

 

図書館のカウンターにいると、「最近なにか面白い本ある?」と聞かれることがあります。

そんなときに紹介できる本の選択肢を増やしたいと思い、今回は、2011年出版の本で予約が落ち着いてすぐに借りられる本の中から、あらすじが気になった本を読んでみました。

読んでみて誰かにお薦めしたくなった本を紹介します!

 

まず1冊目。

 

 

 

書名: てふてふ荘へようこそ

著者: 乾ルカ

出版社: 角川書店

要旨

直木賞候補作『あの日にかえりたい』の異才が挑んだ、笑いあり涙ありの連作ヒューマンドラマ!

敷金礼金なし、家賃は月13,000円。このアパート、なにやら秘密があります。

特異な事情を抱えた6人の住人たちが出会った奇跡。

切なくて、哀しくて、でもあったかい、おんぼろアパート物語。

予想外のラストまでノンストップ。

 

*読み終わったあと、あったかい気持ちになれる本です。

そして、設定が面白いので、とにかく読みやすかったです。

この本を原作にしたドラマがNHK BSプレミアムで10月27日(土)から

スタートするそうです。(中村俊介さん主演)

 

2冊目。

 

 

 

書名: おしまいのデート

著者: 瀬尾まいこ

出版社: 集英社

要旨

この世はいろんな“デート”で溢れてる。待ち合わせが生み出すワクワクする気持ち、

楽しいひととき、別れる時のちょっとした切なさ。

 

こんなふたり(+α)がデートしてます。

  • 親の離婚後、月に一回外で会うようになった孫と祖父
  • 元不良の教え子と定年間近の老教師
  • ほとんど話したことがない同じクラスの男子同士
  • 捨て犬を見つけてしまった、OLと大学生
  • 保育士と手のかかる園児、そしてその父親

 

*    この本は、短編集ですが、どのお話もほんわかします。

誰かと一緒に過ごす時間そのものがかけがえのないものだと気づかされます。

  

  

3冊目。

 

  

書名: 想い出あずかります

著者: 吉野万理子

出版社: 新潮社

要旨

海辺に住む不思議な女性と女子高生の、切なくも幸せな出会いー。

嬉しいのに涙が出て、傷ついても信じてみたい。

自分にそんな感情があることを、初めて知ったあの日。

こんなに大事な想い出も、人は忘れてしまうもの?

毎日が特別だったあの頃が、記憶の海からよみがえる。

  

*    子どもたちしか知らない、「おもいで質屋」。

そこでは、不思議な女性(魔女)が想い出を買い取る質屋をやっています。

想い出の質(魔女が面白いと感じるかどうか、希少性があるか)によって値段を決め、「おもいで質屋」のことをすべて忘れてしまう20歳になるまでにお金を返しにくれば想い出は戻ってくるというルールになっています。

 

「記憶」と「想い出」の違いは、心が動いたかどうか。

そこには、楽しい出来事、辛い出来事、日常の何気ない出来事、いろいろな想いを

抱えた子どもたちがやってきます。

「おもいで質屋」に出会うことで、自分にとって大切なものに気づいていきます。

 

この本を読むと、目に見えるものだけがすべてではないということに気づかされます。

 

参考文献

書誌情報

「BOOK PAGE 2012-2」 日外アソシエーツ 025/ブ (中央所蔵他)

 

画像

読書メーター<http://book.akahoshitakuya.com/>