『なんでもいい…』概論

2009-10-07 18:04:29 | ぱられる・びじょん制作日記
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 僕のやっていることは、純粋に一つのことを追い求めることではなくて、知らん顔をして観光客然として楽しむということだと思う。アートというものをイマイチも理解していないが、僕の周りにはアートが溢れていて、まま楽しめる態度を持っているだけです。表現する時、大抵の場合、理由が必要で、コンセプトが必要で、信念が必要で、理論が必要で、焼酎が必要で、映画などが必要で、シャレが必要で、その他にもなるべく沢山のものが必要で、それらを踏まえた上で、それらの先に完成された作品がある。アートには、そういった、求道的な態度が必要である、ように見える。知っているくせに、僕は今回も「なんでもいい…」に肉付けして、表現とした。

 何故!?僕は「なんでもいい…」のだろう?
 なんでもよくはないのに…?

 多分、表現するにあたって、上に述べた『理由』以下は、表現する場所がどうであれ、発信する方角がどうであれ、なんだかんだって一番最初は自分に向けられているんだと思う。自分を納得させる為に、ある人は技術を磨いたり、ある人は本を読んだり、ある人は旅に出たり、色々な外界を吸収するんだと思う。自分に対して、表現をカタチ作る。
 僕は、そこをサボっている感じがする。目に視える以上のことは、なるべく理解しないようにしているし、実感を伴わないものは、経験が足りないと決めつけることにしている。殆ど、考えないし。センスとか知識とか技量の問題ではなく、単にスケジュールの問題で、解決方法として。

「なんでもいい…」は、そんな僕の生き様ともいえる。生きる方法といっていい。僕自身を納得させるのは、しっかりと物事を考えていない僕にとっては非常に容易いことだから。僕は自分に対して「なんでもいい…」ということを投げかけているんだと思う。何に対しても、不真面目。

 今回の『ぱられるびじょん』も「なんでもいい…」がキーワードだった。恥ずかしいけど、それ以上のものが、特に見当たらなかった。「なんでもいい…」と自分に向けて、「なんでもいい…」をチョイチョイ改変して、酒量がいい感じになったところで、納得した。自分を騙すことが、簡単な人間で良かったと思う。良くはないんだけれど、随分、時間は節約できた。

 皆様、そこんとこ、ヨロシク!


 因みに画像は、今回のアート@土澤の、スタッフ・シャツです。「なんでもいい…」という割に、結構、カッコイイです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
久し振り (トルキー)
2009-10-15 19:26:29
トルコ人です。

来たっす。

少しブログってみたっす。

1年10カ月ぶりぐらいっす。

書き続けるって素敵っす。

前より世界が狭く感じた

良くも悪くも オニグモエニグマ
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世界は広い、だけ。 (hebigani)
2009-10-17 23:22:21
ただ、広くて、理解不能。広がり続けるだけ、だから、いい。
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カオスかおす (トルキエ)
2009-11-13 18:48:20
ブスブス燃える炎は揺れる

無心で燃ゆる ひたすらに

煉獄の業火の中 まばゆい

あぁ、ただまばゆいんだよ

やがては消ゆる、やがては来ない

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