憤りの、「型」について…。

2007-04-19 10:42:30 | はなみず君でコラム
 憤りには「型」がある。大抵の場合はそれらを使い分けて、憤りを行使している。それは、2種類ある。いや、2種類しか、ない。ここで、分けて名前を付けて、『憤りA』と『憤りB』というように…なっている。(なっていない)

 AとBの比率によって、その人の憤り方が見えてくる。怒りやすい人か、怒らない人かではなくて、どのように怒る人なのかが分かる。そんなテキストを不真面目に書いてみようと思う。「この人、暇だなあ…」って思わせる感じで。



状況設定:「どうしても好きになれない人」に対して、憤る場合。

『憤りA』 の場合

① 「むっ!」と、思う。
② 不愉快になり、その時の状況を思い浮かべる。または、思い出す。
③ 自分の立ち位置を固定し、不合理な部分(状況、論理、振舞い方、言葉使い、目線、アルコール残量etc…)を検索する。
④ 不合理な部分を簡潔にまとめて箇条書きにする。
⑤ 箇条書きしたものを吟味し、その不合理が正当性を持っているか、検証する。
⑥ 理に合うものを疑い、周囲の賛同を得られるのかを更に検証する。
⑦ 正当性を持っているものだけを、相手に突き付ける。
⑧ 憤る。
*採用の基準、『善/悪』
 この場合、憤りは形作られ、製品としての是非を問われる。最終的には『相手を降服させる』ことで、落ち着く。(被弾を覚悟の上で、それを上回る弾をばら撒きながら、敵陣に突っ込んで行く感じに似ている…)


『憤りB』 の場合

①「むっ!」と、思う。 
② 不愉快になり、その時の状況を思い浮かべる。または、思い出す。
③ 不合理な部分を抽出ぜず、不愉快な部分を抽出する。
④ 声に出してみる。(例:髪型と声がムカつく)
⑤ 状況を思い出して、確信を得る。「そんな感じだった…」と、頷く。
⑥ 憤る。
*採用の基準、『快/不快』
 この場合、憤りは形作られていない。整合性などなく、瞬間に起こった事象だけを頼りにしている。是非は問われなくて、「いや、そうだったんだよぉ…」が製品になる。面倒くさいから、「ふぅ~ん」で返される。やっぱり、他人には売れない製品。
 最終的には『馴れる』『忘れる』ことで、落ち着く。(足の小指を箪笥の角にぶつけた憤りに、とてもよく似ている…)



 これらの比率は、人によって違う。そして、比率によってその人の頭の度合が分り、究極的にいえば、スタイルが分かる。参考までに、僕の比率は…、




 A:B=1:9





 そうです。僕は、面倒くさいことが…、大嫌い!!









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3 コメント

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それぞれの型 (su-su)
2007-04-23 20:30:24
みなそれぞれの型がある。
型にはまるとかはまらないとか・・・
はまらないことが吉と出るときもあれば凶と出るときもある。
人の個性もしかり。
ともあれ、小生、その型のありよう、大好き!!
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テクニックかも…。 (はなみず)
2007-04-23 22:38:58
器用に比率を変えれればいいのでしょうね。くだらないことに怒エネルギーを入れ込む場合もあります。逆に、怒エネルギーを使わなきゃいけない時に、使わない…とかは、これはこれでダメですし。

教訓を得ないまま、忘れてばかりの…はなみずです。
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ほわぁちゃあーっ (くどE)
2007-04-24 00:28:15
ブルース・リーが言った、

『Don't think、feel』

あるがママなら、

キュウリはパパだよ
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