思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

富山ライトレールに乗ってちょっとだけ考えた

2006-06-09 23:30:00 | 旅行
予告どおり能登方面へ1泊2日のドライブ旅行に行ってきました。しばらくこの話が続くかもしれませんが、どうぞご辛抱の程。
#本当は昨夜アップしようとしたんだけど、パソコンが春闘(ストライキ)を起こしやがって、つい先ほど妥結したのです。

と言いながら富山ライトレールの話です。私の住んでいる所から能登へは富山が通り道ですので乗らない手はないとばかりに思った次第。

車を岩瀬浜に置いて、9時30分発の富山駅北行きの電車に乗車。2両編成の超低床のLRTでクロスシート車。JR時代末期に幅を利かせていたキハ120よりずっと居住性がいいです。加速性も素晴らしく、さすが新型の電車です。JR時代は1時間に1本程度の運転でしたが、現在は日中15分おきの運転に。運転本数で4倍の輸送力増です。となると車内はがらがらかと言うとさにあらず、始発の岩瀬浜でこそ5人くらいですが、城川原でほぼ満席になりました。ここには本社も設けられ、駅裏には車庫も併設されていて、洗車を受けている編成も。国鉄時代にもここには城川原電車区がありましたので、先祖がえりしたような格好です。

奥田中学校前からはいよいよ新線。路面電車区間となります。新設の路面電車は数十年ぶりとか(私自身、記憶にないものなあ)。線路を塞ぐ車も無くダイヤどおりに富山駅北へ。約25分ほどのミニトリップで運賃は何と100円。2年間限定で平日の9時~16時半と土日祝日の終日はワンコインで乗車できるのです。ちなみに通常運賃は倍額の200円です。それでも安い。

1本遅らせ、1駅先のインテック本社前から帰りの電車に乗車しましたがこちらも満員でした。平日日中の市内交通は大概病院通いの年寄りが利用客と相場が決まっているようなものですが、若い人も結構多いです。富山競輪場まで行く輪行鞄を持った競輪選手も。

この「若い人」の多い理由についてはたと気づきました。この人達も普段は車を運転しているに違いありません。今までは中心街へ出かける時にも車だったでしょう。だが6月から改正道路交通法が施行され、今まで路上駐車で事を済ませていたのを駐車場に入れるとなると1時間で300円ほどになり結構な出費。そこで日中の電車だと往復で200円と安く済みます。

普通に考えると運賃を安くしてしまうと乗っている割に収入が少ないと言う悪循環に陥りがちでしょうけど、これはうまい営業方法ではないでしょうか。しかも15分間隔だと時刻表を気にしなくても利用することもできます。
#JR時代ではそうもゆかないものなあ…。

JRに「廃止して失敗した」と思わせるほど更なる発展を祈念します。逆にJRでも路線によっては独自の均一運賃とか、時間帯割引を導入するべきではないでしょうか…。

今回はちょっと堅苦しくなってしまいましたが、次回からはきっと楽しくなりますので、お楽しみに。

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