日刊スポーツより転載
以上転載終わり。
確かに名護市営球場の老朽化度合いは酷いものです。海のそばにあるので塩害によるもの、そして沖縄の気候特性によるものなのか、金網やフェンスの類は錆びてボロボロ。スタンドの階段も一部欠けたままになっている場所すらありましたね。記事による1億円の寄付によって出来た室内練習場というけど完全室内では無くテントタイプのものです。球団はこの1億円で「せめてフェンスだけでも改修してくれ」と思ったかもしれません。
それで名護市の対応ですけど、沖縄キャンプのパイオニアとして30年以上の実績があるので今更撤退など無いだろうとたかを括っての対応な気もします。もっとも名護と言えば辺野古の問題があるので、野球場なんか構っていられないという考えがあったのかもしれません。確かに2軍のくにがみ球場のほうがずっと立派です。来期も2軍はくにがみを継続利用でしょう。球場周辺に何もないので野球に集中できるでしょうし、宿舎もJALプライベートリゾートオクマのコテージですから、名護のゆがふいんより部屋もいいでしょう。
ただ海外キャンプとなるとリスクも高くなります。まず非公式の練習試合ができなくなるのが痛いかと。米マイナーのチームとかとは可能ですが、シーズンを見据えれば対戦する可能性があるNPB球団のほうがいいです。腹の探り合いもできますし。そして一軍と二軍の入れ替えは無理になるでしょう。
個人的な私案ですが、一軍をくにがみにして、二軍は名護で我慢してもらうか別の球場を探す、沖縄に拘れば例えばうるま市辺りなどどうかと。確か韓国球団がキャンプを張っていたように思いますけどそこは交渉で。あとは那覇のセルラースタジアムが読売のキャンプは2月後半だけなので、前半は那覇で、後半だけ名護でもいいような気もします。
ただ焦っているのは名護市だと思いますよ。年々プロ野球キャンプ観戦ツアーが定着するにつれ北海道からの旅行者も多くなり、かなりの額を地元に落としてると思いますよ。今年など飲食の露店も多く出ていましたし、北海道での名護の知名度は高いです。それが無くなったら名護ってこれといった観光地でもなく、北部の中心都市でしかなくなりますからね。
日本ハムが1軍キャンプ地の沖縄・名護から撤退することが25日、分かった。来年2月から拠点を移す。かねて球団と日本ハム選手会の双方で、老朽化が著しい名護市営球場の改修を要望していたが、具体的な進展はなく平行線。練習環境が年々、悪化しており、選手の調整面などを勘案して苦渋の決断に至った。新たに米アリゾナを最有力候補に最終調整中。他球団に先駆け、78年から沖縄でキャンプを張った「パイオニア」の球団だが37年間の歴史に、幕を閉じる。 日本ハムが長い歴史に来春、ピリオドを打つ。投手陣のみで78年にスタートした沖縄・名護を拠点にしたキャンプを来春、取りやめることが決まった。球団側で意見調整が完了したもよう。既に名護市側へ意向も伝えたとみられる。今年2月1日には国内8球団が拠点にした“キャンプ銀座”と言われる沖縄。その発展の礎になった「パイオニア」的な球団が去る。 メーン球場の名護市営は77年開場。その翌年、暫定的に投手陣のみでキャンプを開始した。81年から野手陣も加わり、1軍キャンプ地として完全使用してきた。今年に至るまで球場内外の一部改修も、ほぼ当時のままで老朽化が顕著だった。90年代後半から球団と日本ハム選手会が一致した意見で、市側に改修をお願いしてきたが、現時点で見通しが立っていないままだ。 このほど市側関係者へヒアリングをしたところ、全面改修は早くて5年後の20年という構想を示されたという。08年1月に同球場で自主トレ中の若手投手が外野でランニング中、腐食したフェンスの部品を踏み左足首捻挫のアクシデントも発生した。年々、危険性は増加。球団側は選手への万が一の事態を防ぐためにも、今年が限界だった。 近年では全面改修した広島など、沖縄の各地でキャンプを張る他球団の施設が近代化。球団側は、市側の対応を待っていた。12年に、市に1億円を寄付する「援助」も行った。室内練習場は新設も、望んでいた主要施設の抜本的な改修は皆無。2軍が拠点とする国頭(くにがみ)の方が環境良好という「逆転現象」もあり、撤退やむなしと判断をした。 来春以降のキャンプ地は複数の関係者によれば、多くの大リーグ球団が拠点とし、施設が充実している米アリゾナを最有力に最終調整中。オープン戦が本格化するまでに帰国するプランのよう。その際、2月下旬の一時期間だけ名護を使用する可能性は残されているが、事実上の撤退となる。 |
以上転載終わり。
確かに名護市営球場の老朽化度合いは酷いものです。海のそばにあるので塩害によるもの、そして沖縄の気候特性によるものなのか、金網やフェンスの類は錆びてボロボロ。スタンドの階段も一部欠けたままになっている場所すらありましたね。記事による1億円の寄付によって出来た室内練習場というけど完全室内では無くテントタイプのものです。球団はこの1億円で「せめてフェンスだけでも改修してくれ」と思ったかもしれません。
それで名護市の対応ですけど、沖縄キャンプのパイオニアとして30年以上の実績があるので今更撤退など無いだろうとたかを括っての対応な気もします。もっとも名護と言えば辺野古の問題があるので、野球場なんか構っていられないという考えがあったのかもしれません。確かに2軍のくにがみ球場のほうがずっと立派です。来期も2軍はくにがみを継続利用でしょう。球場周辺に何もないので野球に集中できるでしょうし、宿舎もJALプライベートリゾートオクマのコテージですから、名護のゆがふいんより部屋もいいでしょう。
ただ海外キャンプとなるとリスクも高くなります。まず非公式の練習試合ができなくなるのが痛いかと。米マイナーのチームとかとは可能ですが、シーズンを見据えれば対戦する可能性があるNPB球団のほうがいいです。腹の探り合いもできますし。そして一軍と二軍の入れ替えは無理になるでしょう。
個人的な私案ですが、一軍をくにがみにして、二軍は名護で我慢してもらうか別の球場を探す、沖縄に拘れば例えばうるま市辺りなどどうかと。確か韓国球団がキャンプを張っていたように思いますけどそこは交渉で。あとは那覇のセルラースタジアムが読売のキャンプは2月後半だけなので、前半は那覇で、後半だけ名護でもいいような気もします。
ただ焦っているのは名護市だと思いますよ。年々プロ野球キャンプ観戦ツアーが定着するにつれ北海道からの旅行者も多くなり、かなりの額を地元に落としてると思いますよ。今年など飲食の露店も多く出ていましたし、北海道での名護の知名度は高いです。それが無くなったら名護ってこれといった観光地でもなく、北部の中心都市でしかなくなりますからね。