
2025.4.26
春ツー出発時から調子の悪かったタコメーターはツーリングで240km走っても復帰せず・・・
どんな症状かというと2000rpm以上回らず、エンジン止めても針が戻らず
今までは異音が原因で不調となりその都度OHしましたが、今回の症状は初めて
ツーリングのあとにメーターケーブル接続部を外してジョイント部をつまんでみても切れている症状はなく、エンジン回転に同調して回ってる
とりあえずメーターを外して電動ドリルで回しても針は動かず
今回は明らかにメーター本体の不良と断定
メーター本体OHは今までで3回
前回は鈴鹿を走った時の10年前
そろそろOHの時期だったのかもしれませんね
(フロントOHの時に依頼しておけばよかったか)
針が動かなくても、音が鳴ってても走行できるのですが、一番大きな問題はライダーの気分
症状を主治医に連絡してOH依頼してみると修理屋さんが結構詰まっていて作業完了まで約2か月掛かりますとの返事
それに続いて4案件の提示と選択
①出来上がるまで待つ
②中古を探して仮付けし①に挑む
③リプロ新品を買って交換
④電気式の違うメータに改造
う~ん
出た答えが
①冬の乗らない間なら3か月位は余裕で待てるが今は・・・
②中古といえどもオークションでやフリマでは結構なお値段して無駄な出費
③リプロメーターは信頼できるのかなとの一抹の不安
④リプロ品より間違いなく高額になっちゃう
主治医が教えてくれたリプロ品のメータはジェイズ製
価格は税込み28,600円(送料無料)
ジェイズのHP見てみるとFC用のメータパネル色が出ていました(FCカラーは直販だけみたいです。短期間ですが保証あり)ので、③リプロメーターに自分で交換することにしました
HPから注文して確認メールが届けば発送(振込か代引き)
月曜日に注文して水曜日には到着ました
箱に養生テープが貼ってあってなんやら一回開梱した跡がありましたが再調整でもしたのですかね?
製造国は台湾
台湾は好きな国です
2000年頃には仕事で長く滞在したので愛着あります
とりあえず開梱
メータと合わせてメーターマウンティングラバーも2個注文
2015年のOHで新品交換したメータークッションが結構ヤレていたので今回それが付属しているのは助かりました
購入費用は税込+代引きで30,184円
10年前のOH代が税込18,000円弱だったので今なら2.5万円は軽く超えるかもしれません
土曜日の昼
交換時間1時間と見越してM5のスパナとケミカル類を準備して作業開始
文字盤が結構ヤレているでしょ
一般的な手順ではなく我流のサクッと交換できる方法で進めます
まずメータケーブルとM5袋ナットを2個外します
メータークッションを本体に残したまま外周に軽くシリコンスプレーを噴霧して爪楊枝を使ってクッションから上手に分離しつつメーターを静かに引き抜きながら2個のランプソケットを取り外したのちメータークッションを取りはずします
作業はこれだけです
大きなメーターASSY本体を外すためにヘッドライトを外すことなくメーターケースのケーブル穴とケースとメータの隙間から指先でランプが外せればメータはすんなり取り出せるので玉切れの時にも有効です
新旧メーター裏返し
左が故障品、右がリプロ品
見事に同形状
違いは、細いリブ、空気穴ぐらい
ちなみにシャフト先端のグリースが流れ落ちてしまう恐れがあるので裏返しで長時間保管しないようにしましょう
ランプの入る穴も13mmと同一で古い配線を交換せずにそのまま使えそう
(この穴径が異なるとメーターASSYを外す大掛かりな作業になります)
新旧メーターフェイス
左が故障品、右がリプロ品
こちらもほぼ見事に同形状
違いは0~500rpmの間隔、x1000rpm文字の太さ、製作メーカー名の有無でパッと見は違和感ないです
ムギ球も同じ形状なので、これは新品から移植
点灯確認も行いましょう
ヤレ感が出てるリングは拭き上げ程度で無交換
取付ピッチも正確でメーターマウンティングラバーも正しく収められました
メーターケーブルに注油と回転伝達部にグリースアップして取付作業完了
エンジンかけて空ぶかしで回転確認済ませた交換完了後の姿
明らかにヤレ感のない綺麗なタコメータですが、動く・動かないの差は重要です
時計を見るとだいたい1時間かかってましたね
初めて利用したリプロメーター
正常に作動しているかは数日後のGW爆走ツーリング(日帰り約500km)で見てみます
機械モノなのでどれくらい持つかはわかりませんが数年もってくれれば御の字
外したメーターはまたの機会にOHしてもらいケーブルは次の車検で交換します