天気予報によると九州地区に大雨を降らせている梅雨前線は東京湾のはるか南。関東地域は高気圧に覆われた状況だ。
このような状況ではまず風は吹かない。
微風イメージを頭に入れながら出発。
スーパーカーの充電のため、今日は車での移動だ。
車でマリーナに行くときは、道中東京FMの「ジョグリスサンデー」を聴く。
ランナー情報満載の番組だ。
話はそれるが、私がランニングを始めたきっかけのひとつにこの番組があげられると思う。
ヨットレースに行く途中、ランニングの情報も入ってくる。実に幸せな時間だ。
さて、微風時には艇を軽くして出艇するという鉄則がある。
マリーナに到着すると、新メンバーのH田さんもすでに到着していた。
早速、二人で準備に取り掛かる。
H田さんに艇内に進入した雨水をスポンジを使って丁寧に抜き取ってもらう。
続いて艇内の予備セールなど不要なものを下ろす。
重量ももちろんだが、ミニトンクラスの艇内は非常に狭い。
艇内を通してデッキ上にリードしている各種コントロールロープの稼動の支障になるおそれもある。
今日はバウマンのY川さんが来られないため5名だ。
役割分担を確認して出港。
クルーが5名になるとロールタックなどクルーの体重移動のタイミングがずれることがある。
乗艇位置についても、各自風域にあわせた自分の位置のような感覚があるようで、注意しないとヒールバランスもヘルムと合わないときがある。
6名でのコンビネーションはそれなりに練れているので、5名になった時の練習も必要ではないかと考えるようになっている。
海面につくと北東~東北東の微風だ。岸に近いところにはブローが残っているが沖合には風が見えない。
天気図からも風が吹かないことは予想できている。
セールをセットしクローズホールドで走る。
ポートもスターボもコンパス方位とGPSメーターが示す進路に大きくずれが出る。
向かい潮の影響を受けているようだ。
TBC第2戦のコメントにも書いたが、向かい潮で北東~東の風向では左海面を選択しポートでリフトを拾いながら沖だしする作戦が有効だ。
スタートラインを流すと確かに西向きの潮の影響を受けている。リーコールしにくい状況だ。ラインの端まで1分30秒かかることを確認。
1分前に本部船からラインに近い高い位置で流し始めてそのままスタートする作戦を選択。
微風の場合、ポートアプローチした艇に風下でスターボードにタックされても、こちらがスピードに乗っていれば、
相手艇はタックでスピードロスするのでホープレスに入ることはまずない。
向かい潮なので高い位置で流してもラインを超えるリスクは少ない。
(同じように考える艇がいて、高い位置まで来てリーバウされるとまずいのだが…)
作戦通りスタートは成功。フレッシュウィンドで左海面に向かう。
見通しオーバーセール位置でポートに返す。わずかに残っている風を丁寧に拾いながらセーリングする。
レグ後半、残念ながら大型艇のブランケット位置の入ってしまう。
そのまま走ったわけであるが、よかったのか悩むところだ。
当艇がマーク付近に差し掛かったころから風が徐々に南にシフトし始めた。
ここで、当艇は後続艇団の左に位置してしまっていた。
(この位置にもっていったことを反省しなければいけない。)
すぐ右に位置していた艇が徐々にバウを出していく。さらに非常に良い位置でアプローチタックを入れてくる。
向かい潮が気になり前を通ってタックすることを選択したが、先にマークを回航されてしまった。
このあたり、自分としては詰めが甘かったと反省している。
さて、フリーになると追い潮だ。
風は徐々に南方向に変化していく傾向だ。まずは今どこから風が吹いているのかスピンに風を入れてみる。
やはり、即ジャイブが必要だ。
ポートに返し、バウをマークに向けセールを合わせる。
艇速は1ノット程度は出ている。
何度も後ろを振り返り、上マークと下マークの位置を確認し最短コースを走っているか確認する。
先行艇が大きくコースから外れている。潮流で流されている可能性がある。
いよいよ風が南に回りはじめる。スピンを降ろしセールを合わせる。
流されるリスクを考慮しクローズホールドで上ることを選択。
この作戦がうまくいき、先行艇との差を詰め、後続艇を引き離すことに成功。
あらためて、ヨットレースはセオリーの選択の連続だと認識させられたレースだった。
反省点は次回以降のレースに反映させていきたい。
このような状況ではまず風は吹かない。
微風イメージを頭に入れながら出発。
スーパーカーの充電のため、今日は車での移動だ。
車でマリーナに行くときは、道中東京FMの「ジョグリスサンデー」を聴く。
ランナー情報満載の番組だ。
話はそれるが、私がランニングを始めたきっかけのひとつにこの番組があげられると思う。
ヨットレースに行く途中、ランニングの情報も入ってくる。実に幸せな時間だ。
さて、微風時には艇を軽くして出艇するという鉄則がある。
マリーナに到着すると、新メンバーのH田さんもすでに到着していた。
早速、二人で準備に取り掛かる。
H田さんに艇内に進入した雨水をスポンジを使って丁寧に抜き取ってもらう。
続いて艇内の予備セールなど不要なものを下ろす。
重量ももちろんだが、ミニトンクラスの艇内は非常に狭い。
艇内を通してデッキ上にリードしている各種コントロールロープの稼動の支障になるおそれもある。
今日はバウマンのY川さんが来られないため5名だ。
役割分担を確認して出港。
クルーが5名になるとロールタックなどクルーの体重移動のタイミングがずれることがある。
乗艇位置についても、各自風域にあわせた自分の位置のような感覚があるようで、注意しないとヒールバランスもヘルムと合わないときがある。
6名でのコンビネーションはそれなりに練れているので、5名になった時の練習も必要ではないかと考えるようになっている。
海面につくと北東~東北東の微風だ。岸に近いところにはブローが残っているが沖合には風が見えない。
天気図からも風が吹かないことは予想できている。
セールをセットしクローズホールドで走る。
ポートもスターボもコンパス方位とGPSメーターが示す進路に大きくずれが出る。
向かい潮の影響を受けているようだ。
TBC第2戦のコメントにも書いたが、向かい潮で北東~東の風向では左海面を選択しポートでリフトを拾いながら沖だしする作戦が有効だ。
スタートラインを流すと確かに西向きの潮の影響を受けている。リーコールしにくい状況だ。ラインの端まで1分30秒かかることを確認。
1分前に本部船からラインに近い高い位置で流し始めてそのままスタートする作戦を選択。
微風の場合、ポートアプローチした艇に風下でスターボードにタックされても、こちらがスピードに乗っていれば、
相手艇はタックでスピードロスするのでホープレスに入ることはまずない。
向かい潮なので高い位置で流してもラインを超えるリスクは少ない。
(同じように考える艇がいて、高い位置まで来てリーバウされるとまずいのだが…)
作戦通りスタートは成功。フレッシュウィンドで左海面に向かう。
見通しオーバーセール位置でポートに返す。わずかに残っている風を丁寧に拾いながらセーリングする。
レグ後半、残念ながら大型艇のブランケット位置の入ってしまう。
そのまま走ったわけであるが、よかったのか悩むところだ。
当艇がマーク付近に差し掛かったころから風が徐々に南にシフトし始めた。
ここで、当艇は後続艇団の左に位置してしまっていた。
(この位置にもっていったことを反省しなければいけない。)
すぐ右に位置していた艇が徐々にバウを出していく。さらに非常に良い位置でアプローチタックを入れてくる。
向かい潮が気になり前を通ってタックすることを選択したが、先にマークを回航されてしまった。
このあたり、自分としては詰めが甘かったと反省している。
さて、フリーになると追い潮だ。
風は徐々に南方向に変化していく傾向だ。まずは今どこから風が吹いているのかスピンに風を入れてみる。
やはり、即ジャイブが必要だ。
ポートに返し、バウをマークに向けセールを合わせる。
艇速は1ノット程度は出ている。
何度も後ろを振り返り、上マークと下マークの位置を確認し最短コースを走っているか確認する。
先行艇が大きくコースから外れている。潮流で流されている可能性がある。
いよいよ風が南に回りはじめる。スピンを降ろしセールを合わせる。
流されるリスクを考慮しクローズホールドで上ることを選択。
この作戦がうまくいき、先行艇との差を詰め、後続艇を引き離すことに成功。
あらためて、ヨットレースはセオリーの選択の連続だと認識させられたレースだった。
反省点は次回以降のレースに反映させていきたい。