東京赤羽マラソン大会に向けた鍛える冬がいよいよ始まった。
スポーツ店の店員さんにマラソン初心者であることを告げ、手始めに3Kmにエントリーしたことを話すと、初心者向けのシューズをいくつか紹介してくれた。
初めて知ったのだが、ランニングシューズには想定スピードがあるのだ。
初心者向けのシューズは、1kmあたり6分程度で走ることを前提にデザインされているという。ヨットのヘッドセールを風速に応じて使い分けるのと似ている。
店員さんによると最近私のように走り始める人が多いという。ミズノのウェーブネクサス4を勧められ購入した。会計を済ませたあと「頑張ってください。」と応援されてしまった。俄然やる気が湧いてきた。
早速荒川河川敷へ向かい試走する。河川敷には河口から1kmごとに標識杭が打ってある。
とりあえず18km地点から19Km地点までまで走ってみる。当然ストップウォッチでタイムを計測する。まともに1km走るのは大学ヨット部引退以来二十数年振りだ。
河川敷には多くのランナーが走っている。他のランナーのペースに合わせながら走ってみる。意外とついていける。風は向かい風2mから3m程度だ。1kmのタイムは5分50秒。シューズの想定スピードとほぼ同じだ。ただ後半はずいぶんと息があがってしまった。
休憩をして今度は19km地点から20km地点まで走ってみる。なぜだか他のランナーの列が途切れてしまった。今度は前を走る人がいないが、とりあえず走り出してみる。足が少し慣れたせいか前よりもスピードが出る。ところが半分も行かないうちに息が上がってしまった。やむなく一旦歩いて息を整える。1kmとはいえペース配分が大事なようだ。ここでやめてしまっては鍛える夏を過ごした意味がない。今度はペースを落として走り出す。なんとか1km走り切る。タイムは6分8秒。途中歩いたわりにはタイム差はさほどでもない。どう考えるべきか?
結構疲れたので、20km地点から19km地点まで歩いて帰りながら休憩する。19km地点から18km地点まで走って今日の練習を終えることにした。適度なペースで走っている人の後をつけて走り出す。今度は追い風だ。息も上がらず走り切る。タイムは5分34秒。もう少しスピードが出せそうな気もした。
1km刻みではあるが、3kmを二十数年ぶりにまともに走った。少々疲れたが爽快だ。走ることにはまる人が多いのがなんとなくわかる。今度は続けて2km走ってみよう。

写真は東京スカイツリー。さわやかに晴れた今日の午後撮影。
高さは497mに達しているという。建物部分としては最高点まで上がっていて、この上にアンテナ部分が取り付けられるそうだ。
晴れた日にはベランダから良く見える。完成が待ち遠しい。