こんにちは。今回のブログも
新人ヘルムスのNがお送りします。
サンルートホテルでの豪華レセプションパーティーで始まった
第一回スバルザカップDHYR。
レース当日は朝7時に浦安に集合。
7時半には準備を終え、浦安マリーナを出艇。
9時15分スタート予定であり、スタートが浦安灯標付近なので
かなり余裕があったが、一番に海に出た。
通常6人で乗っている艇を
2名で操るため、レース海面に行き、
少し早めにセールアップし動作確認。
東の風で3ノット前後の微風。
天気は晴れだが、海上はもやが出ており、
視界は5マイル程度。
風が弱いため、灯標より沖に1マイルほど出た位置にスタートラインが設定された。
スタートはレーティング順にAクラス33艇、
Bクラス40艇に分けられており、ハヤブサはBクラス。
スタートからのマーク位置が180度前後、
ポートのアビームでのスタートとなった。
ダブルハンドでワッチが聞かず、
細かいマニューバリングもできないため
混雑しているアウターを避けて
本部船側1/4くらいからスタート。
はじめは4ノット程度でアビーム帆走。
軽いハヤブサはフレッシュエアをつかんで快走。
見ていると、半分程度の艇がスピンやジェネカーを展開していたが、
微風下であり、かつ若干上り目のアビームだったためライトのジブで走る。
この選択が奏功し、スタート30分程度で
後続を大きく離し、15分前にスタートしたAクラスの最終艇に追いつく。
風はどんどん弱くなり、波で少し揺れるような感じだったため、
クルーにコクピット内に入ってもらい、
ヘルムスも下デッキに座り、ヒールをつけてメインセールをはらませる。
マークが見えないため、コンパスとAクラスの先頭集団を頼りにコースを取るが、
少しでも気を抜くとウェザーヘルムで上を向いてしまうため
スピードをとめない範囲で175度~180度に保つように走る。
スタート1時間程度で一度無風となり、
南に向くかと予想していた風がなんと180度回り、
西風にシフトする。
比較的西側の海面にいたので、ここでもAクラスの艇を数艇抜く。
西風で安定してきた際に、スピンの展開が送れて
若干ロスするが、Bクラスの後続艇に5分程度の差を付けて回航マークへ。
Aクラスの先頭集団が折り返していく中
浦安の艇に手を振りつつアプローチする。
Aクラスでは、CAVOK艇、Varoom艇、ツパマロス艇が上位で回航していた。
風が北西に変わっていたため、余裕を持ってスピンダウンし、
Aクラスの中位くらいでマーク回航。
レース後に運営艇に乗っていた方に聞いたところ、
微風によりBクラスはコース短縮を検討していたところ、
Bクラスのハヤブサが予想しなかった時間で回航したため
非常に驚いたとのことだった。
回航後は針路を355度~5度程度に取り、
ブローを取りに上っていく大型艇のブランケットに入らないよう
最短距離を落として走る。
2レグははじめは緩めのポートクローズだったが、
だんだんと風が後ろにまわり、クォーターからランで帆走。
Bクラス2位の艇が5分程度の差だったが、
ランニングでかつ風が7ノット程度で安定してきたため
少しずつ差が埋まってくる。
コース上に停泊している大型船舶に対してどこを通過するのか、
コース上を横切る大型船舶をいかに避けつつコースを取るのかが
勝負のポイントとなる。
2位の艇とは3分程度の差をキープできていたので、
クルーのYさんと、「Sオーナー喜びますね!」と話しつつ
フィニッシュは本部船側へアプローチ。
勝利を確信してフィニッシュラインを本部船真横で通過し、
フィニッシュホーンを聞く。
思わずガッツポーズしようとした際に、
レース委員長のSオーナーがよく通る声で
「5パーセント5パーセントだよ!」
思わずYさんと顔を見合わせる。
どうやら、スタートがリコールだったらしい。
ティファニーの優勝カップは幻となってしまった。
二人で肩を落としつつ浦安マリーナへと向かう。
考えてみると、レース当日は満潮朝8時前、
ずっと引き潮の中でのスタートだったのだ。
本部船も風向が東だったが、
船首が北を向いていた。
気づいてはいたものの、スタート時にまったく意識できていなかった。
甘さが出てしまったのだ。
本部船からみると、スタート時は非常に潮が強く
すごい勢いで押されていたらしい。
結局6艇がリコールだった。
今回は5%のタイムペナルティで済んだが、
これが通常のマーク回りのレースでは失格だ。
レース時間は3時間40分弱だったので、11分のペナルティ。
マリーナへ戻って解装し、着替えを済ませて
夢の島マリーナへ移動。
前日のパーティとは雰囲気が違い、
皆様ビール片手にアットホームな閉会式。
なんとハヤブサはBクラス3位入賞!
リコールだったがちゃっかりクリスタルの盾と
副賞としてsail racingのポロシャツをGET。
今回のDHYRでは、Aクラスに優勝がツパマロス艇、
2位がVaroom Roadstar艇、
Bクラス優勝がマニジュ艇、3位がハヤブサと
浦安勢が表彰を独占していた。
第一回の優勝は逃してしまったが、
レセプションからレース運営、表彰式まで
非常に楽しいレースだった。
運営頂いた皆様に感謝である。
今回はスタートで失敗してしまったが、
6月の関東選手権、夏のスバルザカップに向けて
非常にいいレースができたと思う。
スタートの失敗は繰り返さないようにして
次は優勝したい。
新人ヘルムスのNがお送りします。
サンルートホテルでの豪華レセプションパーティーで始まった
第一回スバルザカップDHYR。
レース当日は朝7時に浦安に集合。
7時半には準備を終え、浦安マリーナを出艇。
9時15分スタート予定であり、スタートが浦安灯標付近なので
かなり余裕があったが、一番に海に出た。
通常6人で乗っている艇を
2名で操るため、レース海面に行き、
少し早めにセールアップし動作確認。
東の風で3ノット前後の微風。
天気は晴れだが、海上はもやが出ており、
視界は5マイル程度。
風が弱いため、灯標より沖に1マイルほど出た位置にスタートラインが設定された。
スタートはレーティング順にAクラス33艇、
Bクラス40艇に分けられており、ハヤブサはBクラス。
スタートからのマーク位置が180度前後、
ポートのアビームでのスタートとなった。
ダブルハンドでワッチが聞かず、
細かいマニューバリングもできないため
混雑しているアウターを避けて
本部船側1/4くらいからスタート。
はじめは4ノット程度でアビーム帆走。
軽いハヤブサはフレッシュエアをつかんで快走。
見ていると、半分程度の艇がスピンやジェネカーを展開していたが、
微風下であり、かつ若干上り目のアビームだったためライトのジブで走る。
この選択が奏功し、スタート30分程度で
後続を大きく離し、15分前にスタートしたAクラスの最終艇に追いつく。
風はどんどん弱くなり、波で少し揺れるような感じだったため、
クルーにコクピット内に入ってもらい、
ヘルムスも下デッキに座り、ヒールをつけてメインセールをはらませる。
マークが見えないため、コンパスとAクラスの先頭集団を頼りにコースを取るが、
少しでも気を抜くとウェザーヘルムで上を向いてしまうため
スピードをとめない範囲で175度~180度に保つように走る。
スタート1時間程度で一度無風となり、
南に向くかと予想していた風がなんと180度回り、
西風にシフトする。
比較的西側の海面にいたので、ここでもAクラスの艇を数艇抜く。
西風で安定してきた際に、スピンの展開が送れて
若干ロスするが、Bクラスの後続艇に5分程度の差を付けて回航マークへ。
Aクラスの先頭集団が折り返していく中
浦安の艇に手を振りつつアプローチする。
Aクラスでは、CAVOK艇、Varoom艇、ツパマロス艇が上位で回航していた。
風が北西に変わっていたため、余裕を持ってスピンダウンし、
Aクラスの中位くらいでマーク回航。
レース後に運営艇に乗っていた方に聞いたところ、
微風によりBクラスはコース短縮を検討していたところ、
Bクラスのハヤブサが予想しなかった時間で回航したため
非常に驚いたとのことだった。
回航後は針路を355度~5度程度に取り、
ブローを取りに上っていく大型艇のブランケットに入らないよう
最短距離を落として走る。
2レグははじめは緩めのポートクローズだったが、
だんだんと風が後ろにまわり、クォーターからランで帆走。
Bクラス2位の艇が5分程度の差だったが、
ランニングでかつ風が7ノット程度で安定してきたため
少しずつ差が埋まってくる。
コース上に停泊している大型船舶に対してどこを通過するのか、
コース上を横切る大型船舶をいかに避けつつコースを取るのかが
勝負のポイントとなる。
2位の艇とは3分程度の差をキープできていたので、
クルーのYさんと、「Sオーナー喜びますね!」と話しつつ
フィニッシュは本部船側へアプローチ。
勝利を確信してフィニッシュラインを本部船真横で通過し、
フィニッシュホーンを聞く。
思わずガッツポーズしようとした際に、
レース委員長のSオーナーがよく通る声で
「5パーセント5パーセントだよ!」
思わずYさんと顔を見合わせる。
どうやら、スタートがリコールだったらしい。
ティファニーの優勝カップは幻となってしまった。
二人で肩を落としつつ浦安マリーナへと向かう。
考えてみると、レース当日は満潮朝8時前、
ずっと引き潮の中でのスタートだったのだ。
本部船も風向が東だったが、
船首が北を向いていた。
気づいてはいたものの、スタート時にまったく意識できていなかった。
甘さが出てしまったのだ。
本部船からみると、スタート時は非常に潮が強く
すごい勢いで押されていたらしい。
結局6艇がリコールだった。
今回は5%のタイムペナルティで済んだが、
これが通常のマーク回りのレースでは失格だ。
レース時間は3時間40分弱だったので、11分のペナルティ。
マリーナへ戻って解装し、着替えを済ませて
夢の島マリーナへ移動。
前日のパーティとは雰囲気が違い、
皆様ビール片手にアットホームな閉会式。
なんとハヤブサはBクラス3位入賞!
リコールだったがちゃっかりクリスタルの盾と
副賞としてsail racingのポロシャツをGET。
今回のDHYRでは、Aクラスに優勝がツパマロス艇、
2位がVaroom Roadstar艇、
Bクラス優勝がマニジュ艇、3位がハヤブサと
浦安勢が表彰を独占していた。
第一回の優勝は逃してしまったが、
レセプションからレース運営、表彰式まで
非常に楽しいレースだった。
運営頂いた皆様に感謝である。
今回はスタートで失敗してしまったが、
6月の関東選手権、夏のスバルザカップに向けて
非常にいいレースができたと思う。
スタートの失敗は繰り返さないようにして
次は優勝したい。