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sail hayabusa

千葉県 浦安にて活動中

TYCスプリングレガッタ

2012-04-23 22:13:48 | レース <ログ・写真編>
4月15日(日)

前日の雨で遅かった桜もすっかり終わって、
春らしい陽気の中、TYCの第2戦に参戦してきました。

今回も新人ヘルムスのNがお送りします。

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マリーナに到着した際は
もうすこし吹いているかと思ったが、
6ノット前後の風。晴れ。

少し迷ったものの、ジブはライトをセッティングして
スタートラインへ。

絶好調のスタートだったゼネリコの後、
真ん中やや上よりスタート。
しかし、大型艇が上にいたため、すぐに突破されてしまい
タックを返して右海面に。

先行スタートしていたクラスを見てコースを取る。
左海面のスピードがなく、
ブローが右だったため、右海面中心に走る。
スタート後すぐ右だった艇のリーバウの位置で右からアプローチ。
1回きざみのタックを入れて上マークへ。

風がまだ右だったので、上で即ジャイブ。
しかし、ブローが左に回っていたことと、
落としすぎていたこともあり、フリーはあまり良くなかった。

2上は前半左、後半は右海面。
このあたりから他艇を意識しだす。

若干風もあがり、ライトではオーバーパワーになりだす。
少し上らせて逃がすも、ジブのドラフトが深く
エントリー角が取れず走りづらかった。

しかしコースは当たっていたようで、
左海面を使っていたツパマロス艇とボーンフリー艇に追いついた。

先ほどのコースよりも右シフトが大きく、
かつツパ艇とボーン艇がノンジャイブだったため
再度マーク回航後即ジャイブ。
うまいことマークを向いて一本コースへ。

前のフリーレグで落としすぎていたため
マストトップの風見を見つつデットランにならないようにラン。

左海面に行った2艇がオーバーセールだったようで
はじめは先行。しかし、フリー終盤で上らせすぎた影響が出て
ジャイブを2回。ツパ艇が4艇身先行。ボーンフリー艇が1艇身先行。

下マークで外からインをつくコースを取ろうとしたが、
ボーンフリー艇がスピンカットトラブルでオーバーセール。

最後のクローズレグはボーンフリー艇を抑えつつ
ロングコースのスターボードタックを帆走。
ツパ艇とはおそらく2分半程度でフィニッシュ。

結果は約100秒差の1位。
80分のレースで1分半の差だから油断はできない。


今回もなかなか勉強になるレースだった。
特にスタートとカバーリング。

先代ヘルムスの記事にもあったが、
同一クラスで走るディンギーと同じ感覚では勝負はできない。

・スタートは大型艇を上に置かない。
・下のフリースペースをうまくつくり、走ってスタートする。
 遅くとも1分前からは船を止めない。
・カバーのタックをする際も、艇速の違いを認識して、
 リーバウタックはタイトに行う。難しい場合はかわして上でタックする。

小さい艇だからこそできるマニューバリング等もあるかとは思うが
それはおいおい覚えていこう。


次は今週末、ダブルハンドヨットレース。
午前中のスタートではフリーでのスタートとなりそうだ。
動作も含め今からイメージを作っておこう。

TBC第1戦

2012-03-11 18:17:21 | レース <ログ・写真編>
隼チーム第1戦ながら私だけ最終戦となったTBC第1戦。

北東の微軽風の中2レースが行われた。

今日はヘルムマンを交代し、私はメイントリマーに入った。実戦を通じて隼独特のハンドリングを伝えることが目的だ。

ディンギーでしっかり乗りん込んだ経験があっても、隼はミニトンクラスとはいえキールボートだ。ヘルムから伝わる力はスナイプ級とは全然違う。
ストレートラインを走らせることは比較的早く慣れるが、スタート前、マーク回航時などのマニューバリングはすぐには慣れない。
限られた時間でうまく伝えることができなかったが、こればっかりは慣れてもらうしかない。
レースで何をやるべきかは今まで見せてきたつもりだ。まずはまねをするところから始めるのも一つの道だと思う。もちろん全く同じようにやる必要はないが。

さて、結果は10艇参加のうち、1レース目が3位、2レース目が6位。新ヘルムスマンのデビュー戦としてはまずまずの結果だ。
チームメンバーでいろいろ挑戦し、新たな隼の帆走りを見つけてもらいたい。

冬季練習第3日

2012-02-29 22:05:43 | レース <ログ・写真編>
2月最後の日曜日、予定通り冬季練習を実施した。
ちょうど当日、東京ヨットクラブ主催のトライアルレースが行われていたためもちろん参加。

レース練習のはずが、本部船からコールを受けると、途端に気持ちは本番モードになってしまう。
スタートラインは上スタート。少々遅れたが、上一でのスタートを決める。

大型艇のブランケットを避けるため、いったんポートに返し、フリートの右側に位置取る。
この右海面選択が奏功し、第1レグでは好位置をキープ。上マークは4位回航。

風軸が右にシフトしているので即ジャイブ。
フリーのコース取りとトリマーの集中力で先行。下マークは2位で回航。

後続艇をカバーする位置に置き、注意を払いながら風を探して慎重にセイリングするが、フィニッシュライン直前でのシフトへの対応がうまくいかず、右海面のブローをうまくつかんだ後続艇に交わされ、残念ながら9秒差で3着。

ただし、レーティングによる修正時間では14艇中の1位。順調な滑り出しだ。

予定していた3回の冬季練習を終え、また諸般の事情を考慮した隼チームの今シーズンの課題を整理しておきたい。

1.1レース1レースにしっかり集中すること。チーム全員が目的意識をもって海面に出よう。
2.前を走ることに対する執着心を今まで以上にチーム全員で持とう。泥臭く。粘り強く。諦めない。
3.新メンバーと従来メンバーとの信頼関係を時間をかけて醸成していこう。気になることはなんでも口に出せるチームでありたい。
4.チーム内のお互いの役割を今まで以上に意識するシリーズにしよう。誰かがいなくても誰かが代われるチームでありたい。

練習できる時間は限られている。1回、1回の乗艇を大切にしていきたい。


冬季練習第2日

2012-02-05 20:38:06 | レース <ログ・写真編>
隼チームに新メンバーが加入した。

大学ヨット部でスナイプに乗り、現在は稲毛でレーザー級の活動をしている女性だ。ヨットだけでなくバレーボールとマラソンもやる筋金入りの体育会娘だ。当チームにうってつけの人材である。これで20代メンバーが4人になった。

さて、北の微軽風から、最後は東の軽風で安定した絶好のコンディションの中、今年になって2回目の練習を行った。
乗艇2回目と初回のメンバーが二人混じっているのだが、二人とも現役のディンギーセーラーなので、ミニトンクラスにあっという間に馴染んでいく。自分もそうだったように、ディンギーセーラーがキールボートを始めるにはミニトンクラスが最適だと彼らの動きをみながらあらためて考えた。インカレでヨット競技をやめてしまうケースも多いようだが、ディンギーを続ける選択肢以外には競技をやめてしまうしかないというのはもったいないと思う。きっかけさえあれば多くの若手セーラーがキールボートに移り、長くヨット競技を続けられるはずだ。

練習の方は、浦安灯標をマークブイに見立ててのラウンディング練習と、課題であるジブのバーバーホーラートリムを入念に行った。ランニングでスピンを安定させ、スピードを維持しながら落とし目で走る練習もたっぷりできた。波の立たない北風は練習に最適だ。

次回の練習は2月26日に行う。今から楽しみだ。

冬季練習第1日

2012-01-22 19:36:11 | レース <ログ・写真編>
あいにくの小雨交じりのコンディションだったが、予定通り冬季練習を実施した。

風向は北、風速6~8m/s。ブローの強弱、シフトとも激しいコンディションだ。
雨を除けば、新調したNO2ジブのテストにはちょうど良い。
45分ほどしっかりセールチェックと久しぶりのクルーコンビネーション確認を行うことができた。
前回も書いたが、ジブのバーバーホーラーシステムを使いこなすことが課題だ。
新メンバーも参加し、いい練習になった。

次回の練習は2月5日に行う。今から楽しみだ。

冬季練習

2012-01-09 19:38:34 | レース <ログ・写真編>
隼チームは、例年完全オフとしていた冬季にも練習を行うことにした。
もともと昨シーズンオフ時点で計画していたのだが、ここにきて条件が変わった。
各方面の公式サイトやブログで紹介されすでに周知の事実だが、ホームポートである浦安マリーナにマリーナ所属の2艇のドラゴン級ヨットが進水したのだ。
私も1月3日に拝見した。非常に美しい艇だ。

即乗艇可能のようだが、どのように運用されるかは未定で、隼チームで艇を借りられるのかどうかも全く白紙だが、借りられるとすれば、ドラゴン級2艇で鍛えるつもりだ。2ボートテストで走らないとヘルムスマンを交代させられるかも知れない。



若手メンバーには負けられない。

隼チームは1月22日から冬季練習を開始する予定だ。


別府湾

2011-11-19 08:57:17 | レース <ログ・写真編>
月曜日から水曜日まで、大分市に出張していた。
宿泊先の大分市内のホテルから別府湾が見下ろせた。
湾の南側から北側を撮影した格好だ。


この写真だけでは分かりづらいが、別府湾はヨットレースをするには非常に魅力的な地形だと思う。
北側は国東半島、西側は1000m超の鶴見岳、由布岳、南側は佐賀関まで比較的低地の半島で囲まれている。
湾の東側のみ開けていて、そこは関アジ、関サバで有名な潮の速い豊後水道だ。
考えただけで戦略性の高いヨットレースが楽しめそうだ。

仕事で出張していても、海面が見えるとそんなことばっかり考えてしまう。
私にはどうやらシーズンオフはないみたいだ。

ちなみにこんな情報がある。想像したとおりだ。
別府港自然状況

全日本学生ヨット選手権

2011-11-10 20:00:23 | レース <ログ・写真編>


体育会ヨット部OB会から先日江ノ島で行われた全日本学生ヨット選手権の写真が送られてきた。

JPN4245赤のスピンが後輩たちだ。

22年前、私も同じように江ノ島で学生時代最後のレースを戦った。
やはりいいですね。24校が3艇づつの計72艇。470級とスナイプ級あわせると144艇の大フリートレースだ。

叶うならもう一度このフリートの中で帆走してみたいものだ。

TYC最終戦

2011-11-09 20:38:18 | レース <ログ・写真編>
11月6日のTYC最終戦は1年に一度回ってくるレースコミッティ。

レースに出られなくても隼チームらしい運営をしたいとチーム全員気合いを入れて参加した。
ご一緒させていただいた早稲丸チームの皆さんにご協力いただき無事TYC最終戦を運営することができた。

競技者として、コンディションに応じてこんなコースだったら、こんなスタートラインだったらと普段から考えていることがある。

例えばスタートライン。

微軽風時、ラインに対して追い潮のときに、上有利のスタートラインを打たれると、小型艇は大型艇に被って走れないし、リコールを誘発してしまう。
(クラブレースのゼネラルリコールほどレースの盛り上がりに水を差すものはない。)
そこで、追い潮のときには下有利にラインを設定することで、小型艇でも位置取り次第で混雑を回避し、フレッシュウインドを確保することができるし、全艇が気持ち良くスタートできるのだ。

コース設定においても、レース中の風軸の中心にマークがあって欲しいのであって、スタート時の風軸に上マークはなくてもいいわけだ。
一般的にブローが入るときは右から、落ちるときは左へ、東京湾奥の北~北東の風であれば、東からブローが入り落ちるにつけ北に戻る傾向がある。
(今回は必ずしもそうではなかったようだが。)
本部船の務めとして、早めにレース海面に到着し、少なくとも30分程度のシフトパターンを頭に入れたうえで、シフトの中心にコース設定を行う必要がある。
その際、単純に振れ幅の中心を考えるのでなく、強く入るブローの風向にコース設定の風軸のバイアスをかけるべきだ。

競技者目線でコースを設定することで、運営側もゼネリコ対応など余計な手順を避けることができ、参加艇も満足できるというものだ。

最終戦がレースコミッティというのも悪くないなと感じた週末だった。


TBC最終戦

2011-10-30 21:08:12 | レース <ログ・写真編>
今日はTBC最終戦。
北風6~7mの絶好のコンディションだ。

フルメンバーで臨みたかったが、レギュラーメンバーの二人が都合がつかず欠席。
助っ人にS艇のKさんに乗り込んでもらい、なんとかスタートラインについた。
久しぶりにメインとヘルムを一人でやることに。やはりスタートが一人だと難しい。

第一レース。
位置取りもセールの引き込みも中途半端なスタートを切ってしまった。
シフトの激しい展開となり、タックの位置で追いついたり離されたり最終戦にふさわしいゲーム展開となった。
絶好のコンディションということで、じっくり帆走れるよう運営が長めにコースを取ってくれた。
しかしながら、当艇にとっては少し長すぎた。フリーは落とし目で稼ぐように帆走させたが、ジェネカーを揚げる艇にどうしても離されてしまう。

第二レース。
スタート位置取りはなんとかしたものの加速が遅れた。やはり一人では難しい。
ブローとシフトにあわせてタッキングしながら上マークへアプローチする。
上マークまでは先行艇に食らいつくがフリーが一本レグになってしまい追いつくチャンスを失った。
フリーでは落とし目でスピンを安定させる技がトリマーとヘルムとで定着したように思う。

隼チームはこれで今シーズン最終戦。
今シーズンもあっという間だった。