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sail hayabusa

千葉県 浦安にて活動中

TYC第7戦

2012-09-04 22:49:00 | レース <ログ・写真編>
今回もヘルムのNが書きます。

普段、ヨットがある時は睡眠時間が何時間でも
スパッと起きて出発しているんですが、
なんと当日寝坊してしまい、起きたのが7時半。

5分で準備して駅まで1キロをダッシュ。
なんとか9時前にはマリーナに到着して、着替えて9時半にドッグアウト。

皆様本当に申し訳ありません。。。。

空は晴れ間が出たり、真っ黒に曇って豪雨になったりと
非常に変な天気で、風も6~12ノット程度と強弱のある海面。

白波が立つほどではなかったので、セールはミディアムを選択。
ポジションは、E子さんがバウに、ミドルにAちゃんとS原君。
オーナーが本日もコミッティーに乗って頂いているので、Y川さんがランナー。
そしてH田さんと僕がメイン、ヘルム。


1レース目は下有利のポートロングの海面。

勝負をかけるのなら下からだが、ミディアムの風ではスタート後にバウを出せないので、
下集団の上からスタートしようかと思っていたが、
思ったより集団が上に固まっており、
セーフな位置を探しているうちにラインが埋まってしまい、
本部船の上後方であたふたしているうちにタイムアップ。
3線目からのスタートになってしまった。

上に入ってくる艇はいなかったので、本部艇をかわして右海面にタック。
うーむ。この風域でこのスタートはなかなか厳しい。

海面の状況をチェックしてみると、ブローは右海面から降りてきているものの、
すこしずつ左にシフトしている状況。
片上りの右に突っ込み過ぎると危ないと思い、左海面に寄せていくが
下からスタートして左海面から右に寄せている艇団に大きく前を切られてしまう。

上マーク回航で、後ろから5位くらいだったか。
スピンアップ後、早めにジャイブして、ポートロングのコースをフリーで走る。

雨が降っていたので、カッパを着て走っていたが、
フリーになった瞬間に汗が噴き出してくる。

ブローに乗って最短距離を走るが、クローズ以上に、
フリーは中型艇、大型艇とのスピードの差が大きい。

僕らの倍以上はありそうなスピンやジェネカーを展開して
ぐいぐい後ろから迫ってくる。

順位を少し下げて下マークを回航。

アリアドネ艇が近くにいたので、スピードを見つつ
同じタックで上を目指すも、どんどん遅れていってしまう。

セーリングしながら、ハイクアウトしている重心を固めてみたり、
角度を変えてみたり、舵を使って走ってみたりといろいろ試しながら走る。
レース中でも試行錯誤である。

結局、アリアドネ艇ははるか先に行ってしまい、
ハートオブニッポン艇、ナオナオ艇と上マークを回航。

ポートロングのコースだったが、内側で少し先行していたハートオブニッポン艇に、オーバーラップしたまま右海面に連れていかれて、
その間に、後ろから先にジャイブしたナオナオ艇に負けてしまった。

結局、13艇中着順10位。修正順位で4位。
ちょっと失敗の多いレースだったと反省。


風が少し上がり、かつ右にシフトした中で2レース目のスタート。
前のレースよりは若干ラインに近かったが、
またしても上側のデンジャラスに近い位置から
2線目のスタート。

上から来ていたカボック艇と同時タックで
ロングのポートを走る。

若干オーバーパワーなので、35フィートの艇には
すぐに置いていかれるかと思いきや、
なんとか食らいついて走る。

下手にタックを重ねると失速してしまうため、
ロングをじっくりと走る事に。

結局カボック艇には先に行かれてしまったが、
そこまで遅れる事もなく5~6位で上マークを回航。

ミディアムのオーバーパワーのコンディションで
ここまで食らいついていけたのは嬉しい。

ポートロングのフリーだったので、ジャイブアップにチャレンジ。
しかし、スピンシートが航海灯に引っかかってしまったり、
スピンハリのカムが切れてスピンが落ちてしまったりと
若干ドタバタになってしまった。

以前U根さんが書いていたように、落ち着いて通常の回航をしてから
ジャイブしたほうが良かったかもしれない。
これは練習ですね。

フリーはうまいことブローに乗って一本コースぐいぐい進んでいく。

しかし、下マーク近くでジェネカー艇のツパマロス艇が後ろから
ありえないスピードで追い抜いていく。

下マークをツパマロス艇の3艇身後ろで回航し、
同時にタックを返して、下平行の位置でスターボロングの上マークを目指す。

皆でハイクアウトして、僕とH田さんでわいわい言いながら
オーバーパワーの艇をなんとか押さえて走る。

やっぱり吹いた中でのセーリングは楽しい。
ブローで14ノットくらいか。

ツパマロス艇には最終的には離されたが、
レグの半分程度はじりじりと遅れつつも並んで走れていたので、
結構頑張ってトリムできていたと思う。
出来ればバウを出したかったが。。。

そのまま上マークを回航し、
後方から迫ってくる大きなスピンに追いつかれないように
S原君&Aちゃんのスピントリムで快走し、
フィニッシュラインにフリーで流し込みフィニッシュ。

着順は7位、修正で2位。
あとで結果を見てみると、なんと1位のLAETITIA艇とは修正で16秒差。

非常に惜しい。

今回のレースでは、スタートは失敗したが、
逆にスタートを成功させれば、
中型艇ともしばらくは互角に走れたはずで、
トップも全然狙えるということだ。


僕が隼に乗るようになってからずっと微風のレースが続いており
今回の風域でのレースは初めてだったのだが、
非常にいい経験になった。

インショアレガッタに向けて、
チームの士気も上がってきている。
来週のTYCレースも頑張ろう。



雨の中レースお疲れ様でした。


レース後、しばし練習タイム。

TBC第6戦

2012-08-27 22:19:13 | レース <ログ・写真編>
8月26日(日)

先週の保田レースがコミッティーだったこともあり、
隼チーム久しぶりのレースです。
今回はN島が書きます。

朝から日差しが強く、水平線に入道雲が出るくらいの
真夏らしい天気だったが、なかなか風は吹かず。
ギラギラした日差しに似つかわしくない微風の中出艇。

本日はオーナーがコミッティーに入って頂くため、
久しぶりに5名での乗船。
ポジションをどうするかが課題だが、
幸いなことに微風なので、ローテしながら色々試してみる予定。


レース海面に到着したものの、ほとんどの艇がセールを上げずに漂っている。
気温はどんどん上がっているものの、シーブリーズが綺麗に入らず、
そよそよと時たま3ノット程度のブローが入る程度。

20分の風待ちの後レース開始。

風が弱い中で、ブローが入ると右に振れて上スタとなるラインだったので、
上からのスタートをしようとマニューバリング。
スタート1分前に本部船の右後ろの一番上の位置につくが、
ラインまでじりじりと進んでいく下の艇に追いついてしまい、
シバーさせながら上エンドの3線目からのスタート。

小型艇はここからが勝負と、本部船をかわして右海面にすぐロールタックし、
右から降りてくるブローでバウを出す。

ブローが入っている間は右に振れているため、
僕らの下で一線でスタートした中型艇に対してかなりバウを出して行けたかと思ったが、
ゲインを確定させようと、ポートレグの半分くらいで打ったタック後にラルに入ってしまい、
ポートに返してきていた中型艇数艇に前を切られてしまった。

非常に不安定な風で、かつ若干の潮があるため、タックした後にうまくモードを切り替えて
スピードをつけないと、すぐに順位が入れ替わってしまう。

セオリーであれば、中型艇団に前を切られるまえに
下で受けてタックして右海面に先行すべきだったが、
ブランケに入る可能性と、今後のブローの位置を考慮し、
ポートで走る中型艇団の上位置で返し、再度右海面に向かう。

少しオーバーセール気味のアプローチだったが、
ギリギリにアプローチしていた先行のツパマロス艇とvaroom艇に追いつく形で
上マークアプローチ。

少し失敗だったのは、ジェネカーのスポーツボートのvaroom艇に
上側からかぶさるような形で回航したため、僕らは落とせず、
varoom艇は上れずという形になってしまった。

ブランケットに入ったvaroom艇がジャイブしたので、
バウをマークに向けて走り出す。

3ノットから4ノット程度の微風なので、いかにブローを掴んでベアしてマークに近づくかが勝負だ。
スピンをトリムするE子さんにプレッシャーの状況を聞きつつ最低限スピンがはらむ角度まで落として走る。

下マークにポートでアプローチしている際に、varoom艇がスターボードで迫ってきたので、
少しラフしてかわして、その後頑張って落としてインで回航し、クローズホールドへ。
マークとのルームがあまり取れず、急旋回になってしまった。

ここで、先行しているツパマロス艇は結構先に行っており、すぐ後ろにvaroom艇、
その後ろはHIRO艇などが数分遅れで下マークへ向かっている状況。
varoom艇をしっかり押さえて走れば良い状況なので、意識しつつ走る。

僕らはシフトに合わせて細かくタックを入れつつ、極力ブローの中を走れるようにして上マークを目指す。
他艇のスピードをこまめにチェックしていると、大きく振れている上に、
走っている場所と止まっている場所がかなりはっきりと分かれている。

僕らはなんとか全員で海上をウォッチし、
細かいブローをつないでポテンシャルを稼ぐ。
ここで先行するツパマロス艇に少し追いつく。
varoom艇はなんとか離すことができた。

上マークまであと1/3まで来た段階で、運営艇が上マークまで走ってきて、コース短縮だという。
上マークでフィニッシュだと。

確かに、今の時点で先頭艇と最終艇に1レグくらいの差はついている。
かつ風もどんどん弱くなってきており、
灼熱の太陽の下で苦しい我慢比べレースだ。

しょぼしょぼの小さいブローを一生懸命に拾って、
ツパマロス艇から2分後にフィニッシュ。
僕らの2分後にvaroom艇がフィニッシュ。

レース時間が1時間程度なので、この差であれば優勝だ。

しかし暑い。フィニッシュ後も、次のレースがどうなるか分からないので、
レースエリア近くで漂っていた。
照りつける日差しが物凄いので、5人全員がメインセールの日陰に逃げ込んで
やたらヒールさせてプカプカしていた。

その後も風はなく、結局約30分後にタイムリミット。

そして、次のレースも無風につき中止とのことで、
ようやくガマンしていたビールをクーラーボックスから取り出す。
うーむ。喉がヨロコンデいる。最高だ。

しかし、今回は皆様運転手なので、ノンアルコールで
僕一人がビール。
申し訳ないですが真夏の海のビールは最高です。うぐうぐ。

さて、エンジンつけて帰ろうと思ったが、
どうも船外機の調子が悪い。
プラグのかぶりかと思って交換してみると、若干改善はするものの、
すぐにエンストしてしまう。

ガソリンは入っているので、おそらくキャブだとは思うが、
キャブは前回調整してもらったはず。
困っていたが、少し時間をあけてかけてみると多少不安定なとこはあったが
きちんとエンジンがかかってくれた。そして無事帰港。

船外機のメンテナンスも勉強しないといけないな。
少し調べてみたが、キャブのオーバーホールくらいは
出来るようになりたいですね。

第4回スバルザカップ

2012-07-16 16:59:07 | レース <ログ・写真編>
今週もAが書きます。
7/15はスバルザカップでした。

100艇の先着受付が2時間ほどで完了してしまった人気のレース。
オーナーがFAXレースでエントリーを勝ち取り、
AにとってはTBC、TYC以外に初めて参加するクルーザーレースのためワクワク…

ここ数日強風が続いており、当日も強風予報。
微風のコンディションでしか隼に乗ったことがなかったので、
youtubeを見てイメトレして就寝。

朝起きると南風がぴゅーぴゅー。
今日はびしょぬれになるんだろうなぁと着替えも多めに持って家を出発。

電車のなかで、今日のレースが中止になったとの連絡が…
待ち合わせしていた舞浜駅で隼チームと合流。
楽しみにしていたレースだけに、みんながっくり。とぼとぼ浦安マリーナへ。

マリーナに着くと、多くの人がソファーでのんびり。
朝の7時半だというのに、早速ビールを開けているチームも…!
 
前日、E子さんがある程度艤装して下さっていたので、お片づけ。
オーニングを掛け終わって、それでもまだ8時前。

AとN島さんはディズニーリゾートの周りを1時間弱ランニングへ。

海には白波がたっていました。


マリーナに戻ると、宴会が始まっていました!
シャワーを浴びて、汗を流して、朝九時からビールです(^▽^)ノ□

いつも無言でメインをカチッと合わせてくれる職人トリマーH田さん。
普段は車で来るのですが、今日は電車…アルコールも入り饒舌でした(^^)

11時前に夢の島マリーナへ。
青空露店もでて、大盛況でした。


商品は艇ごとの抽選会に…
夢の島マリーナのハーバーマスター、スタッフの方の司会で盛り上がります!!!
時折、お楽しみイベントもあり、
Aも最若年のクルーとして名乗りを挙げますが、10代には勝てませんでした。。

なかなか呼ばれない隼のリコールナンバー。
早々に商品をGETした艇は宴会を再開し始めています。
見る見る商品はなくなり、机の上はとうとう空っぽに(`O`;)!!!

風にも運にも見放されたか…と思われましたが、
名前を呼ばれていない3/100艇に見事(!?)選ばれ、
先日行われたDHYRの参加賞、ティファニーのマグをいただきました☆

そしてそしてなんと!
最後に行われた1/100の抽選で、
NAUTICAの時計をGET!

隼のおしゃれ番長(?)N島さんの腕へ。

15時過ぎの閉会式にはみんな出来上がっていましたね。



夢の島マリーナにいた、ツバメの雛達。
ピヨピヨ元気いっぱいでした(^^)


次回は保田でコミッティです!

最後になりましたが、オーナーを始め、スバルザカップ運営の皆様、朝早くから本当にお疲れ様でした。
楽しい1日をありがとうございました!

TBC第5戦

2012-07-11 00:05:33 | レース <ログ・写真編>
先週末はTBC第5戦。
今回、初めてヘルムを持ちましたAが書きます。

チームの敏腕スキッパーがお休みのため、ポジションチェンジ。
ヘルムをA、バウにE子さん、トリマーをY川さん・S原さん。
私も、クルーも緊張していた(!?)今回のレース。

北東2~5ノットの風、小雨の振る中出艇。
動作の確認のため、タック、ジャイブ練習。先週の練習よりもいい感じ☆
各自の動作を確認してレースへ。
今回のジブはミドルをセット。

ラインはやや下有利、真ん中下からでて左海面を狙っていましたが…予定は未定。
スタート前の位置取りがまずく、下の艇から上られてワタワタしているうちに、上から2,3番目からスタート。
E子さんの「スピード!スピード!」の声にセーリングに集中。

フレッシュをつかみにタックし、艇団を下に見ながら右海面へ。
風は少しずつ東に振れており、へダーが入ったところでタック。

自分の好きなヘルムとボートの感じを捜しながら、スターボのセーリングに集中!
途中角度をつめすぎて減速していた場面も多々…。

上マーク付近ではマークを意識しすぎないように注意しながらアプローチへ。
ややオーバーセール気味になって、ここで順位落としたかな。

マーク5艇身前頃からヘルムの位置からマークが見えない!!
…のでクルーに代わりの目をお願いして何とか回航。

まだまだ慣れないスピンアップ。
風が弱かったのと、船の角度が安定しなかったこともあり、
スピンがはらむのに少し時間がかかっていたのかなぁと。
来週は自分がちゃんとできるかなと心配しながら、下マークへ。
ランニングの角度がいまいち掴めず…今後の課題です。

ポートで右海面に向かうもへダーに合わせてタック。
先行していたアリアドネもすかさずタックしルーズカバーされる。
風はどんどん東へ振れ、スターボの1本コース。
そのまま2上を回航。

即ジャイブをしたいところでしたが、動作の確実性を考えてスピンアップ後ジャイブ。
風は前に回り、下マークまでギリギリスピンを張れる角度でフィニッシュまで一本コース。


着順は8位/11艇

2レース目はノーレースとなりハーバーバック。

レーティングで今回は3位。
何事もなくレースが終わってホッとしました(^^;)
また機会があれば…!

週末はスバルザカップ!がんばるぞー!!!

TYC第6戦

2012-07-02 23:15:23 | レース <ログ・写真編>
7月1日(日)
YCの第6戦。またN島が書きます。

予報では、東の微風から昼にかけて南の順風。
露のど真ん中だが、
雨はなんとか夕方までは持ちこたえそう。

僕が次回のTBCに参加できないため、
なんとしてでもスタートのいい感覚を掴んでおきたい。
朝の電車でイメージしつつ舞浜へ。

マリーナはサマータイムらしく、
8時からクレーンを動かしているとのことだったので、
9時前には艇を下ろす。

なんだか今日は船外機の調子が若干悪く、
低速だとエンストしてしまう。
なんとかニュートラを使いつつ出艇。

本日はY川さんがバウに入り、
ミドルをS原君とAちゃんが担当。

風は微風のわりに重い感じがして、
かつ10時前後は7ノット程度吹いていたため、
ジブはミディアムをセット。

10時からの前のクラスのスタートをじっくり見て
いいイメージをつかむ。

下有利のラインだったが、下の混戦をさけて、
真ん中下目から1線でスタート。
ボートスピードもあり、30フィート以上のクラスに
まったく走り負けしていない。

ラインから離れすぎなかったのと、
下のルームを確保できていたのがよかった。


左海面からの潮があったため、若干スターボロング。
まず左海面を1/3使って、タックを返す。

少し左海面で走ったが、全体的には右に振れていたようで
右海面にいった艇が結構伸びていた。

ミディアムで40%~60%くらいのパワーなので、
頑張って走って、なんとか上マークを2~3位でアプローチ。

すぐ後ろには35~40フィートの大型艇が続々。
フリーでは大型艇が確実に早いので、かぶらないように
若干上ってブランケを防ぐ。

しかし、今回は急造ポジションのため、
回航後がなかなかスムーズにいかない。
バタバタしつつスピンホイスト。
あせるあせる。

スピンを張って、安定させて
スターボを1/5でジャイブする。

小刻みにくるブロー帯を感じつつ
ちょこまかとベアラフしつつ下マークを目指す。

下マークでは、スターボーのジェネカー艇がせまってきて、
少しひやっと。
普段スピン艇しか乗ってないんで、
ミートする想定ができていなかった。反省。

下マークでは、前のスタートクラスのジェネカー艇がなぜか
ジェネカーをあげたまま回航しようとして止まっており、
危なかったのでインを取ることをあきらめ大外へ。

インには次々に艇が入ってくる。苦しい。。。。
タックもできないんで、
ジェネカー艇を下突破して、頑張ってじりじり走る。

先ほどの上りレグで右海面が伸びたので、
右海面を中心に攻める。

スターボロングだったんで、
レイラインの一歩手前でタックを返して
あとはスターボでスピード勝負。
うーん。若干セオリーから外れたコースですね。

上マークが近づいてくるにつれ、
マークを意識しすぎて上りすぎてしまい、
かつ少しの上振れで、このままマーク回航いけるかも!と
欲をかいてのピンチングモードで失速。

あれよあれよと上後ろからきていたHIRO艇やCAVOK艇に抜かれてしまう。

結局上マークは回れず、ロールタック2回で気分を転換。
スピンランで遅れないように落ち着いてホイスト。

丁度、風も微風で落ち着いてきており、
ハヤブサの風になってくる。

下マークまでに、先行している中型艇との差を詰めて、
下では、回航で詰まっている先行艇の真後ろにぴったりつけて、
マッチレースばりのマニューバリングで即タック!

タック一発で大きく加速し、
回航後のポートで詰まっている艇を引き離す。

全体を見た際に、先行スタートの艇が左にシフトしており、
全体的に南に振り切って戻りそうだったため、
左のロングを先に走ることにする。

これが非常に当たっていた。
得意の微風でロングを走り、かつだんだんと風が左にシフトして、
ぐいぐい進んでいく。
フリートでハヤブサが一番走っていたのではなかろうか。

このレグで大幅に先行していたツパマロス艇に3分差まで接近。
中型艇、大型艇にも逆転で着順2位でフィニッシュ。


今回はフィニッシュ後にもう1レースないことを確認し、
来週のレース用にしばらく動作練習。

ポジションをチェンジし、
ヘルムにAちゃん、メインに僕、
ミドルにH田さんが入り、連続タック練習。

いい感じに体があったまったところで
またビールで乾杯!

本日も良いレースでした。

今週末はTBC、来週末はスバルザカップ!
頑張りましょう!!

TYC第4戦

2012-06-22 08:16:12 | レース <ログ・写真編>
日曜朝に舞浜駅に降り立った時は
かなり吹いていたようだ。

強風でアクアラインが速度規制となっており、
かつハーバーで見た風速予報でも早朝で30ノット近い予報が出ていた。

しかし、艤装を終えて海に出るころになると
すっかり風は止んで微風になってしまう。
つくづく微風に恵まれている。

微風の中で風を探しているのか、
本部船はかなり奥まで進んでおり、
下マークを若洲沖に設置。
上マークを20°あたりにセット。

最初のクラスがスタートしたが、
下有利から上有利へと大きく振れているようだった。
やや下から出てタックしていった艇が伸びていたようだ。

肝心の隼のスタートでは、
5分前に下有利からだんだんと上シフトが続いていたので、
上の下側から出ることに。

この風速であれば、きちんと出ればバウが出せるはず。

しかし、上はかなり混雑しており、
ブランケをかわしているうちに
タックして待つポイントを誤り、ラインに到達できず。
結局、スタートホーン時点ではラインから大きく離れた位置で
じりじり上っている状態だった。

うーむ。難しい。
微風はラインから離れないってのは鉄則だった。

風は相変わらず弱く、ヒールを入れてじりじり進む。
艇速勝負の我慢比べ。

こっから逆転するために。
①大きく振れたり、風が無くなったりする可能性があるため、
 あまりサイドに出すぎない。
②スピードモードでバウを前に出す。
③振れを使ったロールタック。

それに加えて、前を走っている艇も、
15分前にスタートしている艇がいるため、
そこまでダントツに離れることはないはず。

スタートに共に失敗していた上の2艇を気合のロールタックでかわして
右海面のフレッシュエアを取る。

先行の右奥の艇が止まりそうだったのと、
全体的に風が右に大きくシフトしてきていたので、
まだ右が2/3残っていたがタックを返す。

そこからは右シフト片上りのポートロングコース。
左海面にいた艇はどんどん下がっていき
右海面奥はオーバーセール+風がない。

ここで大きく順位を上げる。

調子に乗って上り過ぎないように、
ジブメインともにルーズトリムでバウを出す。

なんと上マークまでに15分前のクラスの艇団に追いついてしまう。

上マークは失速しないように大回りしつつ
インを取ってジャイブ。

微風の中でなんとか風を拾って
スピンを展開するも、途中でなんと無風に。

下マークに向かって、8時から吹いていた風が
4時くらいの風に大きく振れた。

すぐにジャイブし、下へ。
こんなときにすぐに対処できる隼チームは強い。

下マークまで行く間に風は西にまわってきたため、
下マークで数艇が固まって止まっていたが、
小回りを利かせてインを取り、アビーム寄りのクローズで上マークを目指す。

一本コースだったので、スピードに集中!
途中から風が少し南に回り、またスピンを展開。
若干風が安定してきたようで、ジェネカーの艇がぐんぐん追い上げてくる。

しかし、Bクラスではダントツをまもりつつ上マークを回航。
同じクラスの次艇とは2分程度の差だったので、ルーズカバーで走る。

リスクをとらない走りに徹して、無事着順一位でフィニッシュ!


(写真はTYCアルバムより)

今回のレースでは、スタートは失敗したが、
その後のリカバリーのタックや
微風化でのボートスピードへの集中など、
なかなかいい走りだったのではないだろうか。


しかしまだまだスタートは課題である。
スタートの敗因は2つ。
1.欲張りすぎていること。
2.判断が遅いこと。

欲をかかずに、スタートラインの有利不利よりは
スタート後の走りを最優先としてじっくり場所を取っていくほうが
キールボートのスタートに合っているんだろうな。

うーん難しい。

ダブルハンドでリコールして以来、
スタートを見失っているかも。。。


次のビッグレガッタのスバルザカップまで2レース。
いい感覚を掴まないとな。




TBC第4戦

2012-06-14 23:21:26 | レース <ログ・写真編>
こんにちは。またまたN島です。
週末が近くなると、海に行きたくてしょうがないので、
レースレポート更新してみます。

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20120610 TBC第四戦

今回はT田さんとY川さんが参加できないため、
スナイプ出身のAちゃんとS原君にトリマーをやってもらうことに。
回航動作とフリーのボートスピードが勝負です。

本日は15艇参加とTBCレースでは
最近で一番盛り上がっているんではなかろうか。

昨日の悪天候に流されたのか、
空気は非常に澄んでおり、千葉は木更津方面、アクアライン、
横浜はランドマークタワーのはるか先まで見通せた。

予報では曇りだったが、うまいこと晴れており、
気温もだんだんと上がってきて気持ちがよい。

3ノット程度の微風だったため、
ライトをセットし、南東の風、上有利のスターボ一本コースで、
かつウェイティング中に他艇が意外と下に流れていたため、
上の位置を取るべく、マニューバリング。

上1がLAETITIA艇が本部船ぴったりについていたため、
上2から即タックを狙ってスタートするも、
すぐ後ろからつめていた艇に上に並ばれ
ブランケットでのスタート。

ラフできないことを伝えたが、相手艇はよけずに
そのままになってしまった。

その艇はルームのない中で入ってきていたようだが、
すぐに艇を止めることのできない微風コンディションで
後ろからつっこむのはリスクが高すぎる。

ベアして即タックでその艇をかわし、
フレッシュエアで再度タックし、全体の上の位置で上を狙う。

しかし、クローズ中にも風は南へと回り、
一本コースを超えてオーバーセールになってしまう。

全体的に右海面から吹くブローを使い、
上マークまでに真ん中以上の位置へはいけたが、
ライン真ん中から出た艇もタック不要だったらしく、
5~6艇ほど先行される。

一本コースだったため上マークでジャイブし、
下へと向かう。

フリーの一本だとジェネカーの艇がやはり早い。
僕らは少しでも差を広げないように
最短距離とフレッシュを意識してはしる。

2上では、はじめ少しポートの
スターボロングの基本的なコースを引く。
少し風が入ってきて、いい感じに走っていたが、
大型艇が伸びだす。

おそらくこのクローズで1艇抜いたようだ。

フリーはそのままフィニッシュ。

着順は
ダントツだったLAETITIA艇
2位にツパマロス艇
3位がHIRO艇
4位CAVOK艇
5位隼。

修正では、なんとたったの11秒差で隼がトップ。
コースが短く、かつ順位が悪かっただけに驚いた。


2レース目は、スタートラインを打ちかえ、
イーブンコースのやや下有利でスタート。

風は若干上がって5~10ノット程度か。

下からのスタートを狙ってウェイティングしたが、
待っていた位置が低く、かつスピードにも乗せられて
いなかったため、瀕死の状態でスタート。

しかし、ある程度風があったため、
挽回を信じて即タック、けっこうな数の艇の後ろを通り
集団の上位置でタックする。

小型艇の隼は、1レグにこのコースを取ることが多い。


今回は風が南に回って安定してきており、
かつ取れるコースが限られているため、
右海面を使いつつ、タックの数を減らして少しでもトップ集団との差を
詰めるコースを取る。

上マークまでで5艇程度抜き、10位前後で回航。

上下では、スピンを飛ばせるだけ飛ばし、
なるべく落として走る。

インに入るために、下マークにスターボでアプローチし
早めにスピンをおろして2艇に水をもらう。

2上レグは左海面を選択。
下マーク後5艇身程度でタック、
レイラインの3/4でタック。
上はスターボーアプローチ。

このレグでは順位こそ変わらなかったが、
先行艇団との差を結構つめることができた。

最後のフリーも、落とす走りをイメージ。
トップの風見とスピンの形状を見つつ、
角度を決めていくやり方がだいぶ身についてきたようだ。

結果、LAETITIA艇、HIRO艇、varoom艇、ステラ艇、CAVOK艇、
ツパマロス艇、Fomalhauto艇に続き、着順8位。
修正で2位と44秒差の1位。


しっかり時間を計っていなかったので、
イメージとしては、1レース目2位、2レース目3位くらいではないかと思っていただけに、
修正で両方トップだったのに驚いた。

つくづく、微風とレーティングに助けられているのだ。
レースのあとは、オーナーが積んでくれたビールで乾杯。

今日もなかなかいいレースだった。

前回のTYCもそうだが、今回スタートが両レースともにへなちょこだったので、
今週末のTYCはもっと戦略的にスタートを組み立ててみよう。

ではでは。


TYC第3戦

2012-05-22 23:04:38 | レース <ログ・写真編>
はじめまして。
3月から隼チームに仲間入りした、Aです。
ヘルムスNさんの後輩です。
大学時代はクラスが違ったので数える程しか一緒に乗ったことなかったのですが、
Nさんの指示の出し方は当時から変わらないですね。

先週末はいつものTYCに東京湾レガッタを兼ねた一戦でした。
天気は晴れ。5~6ノットの南風。

ジブはライト、新しいスピンをセッティング。

スタートは下有利、出潮。
他の大型艇との位置を気にしつつ、真ん中やや下よりでポジションを取るも、潮に流されリコール。。
すぐにタックを返してポートで上の艇のスタンを通り右海面へ

ポートロングの1本コース、隼の大好きな軽風でバウを出し、スタートの失敗を取り返し上マークを回航。
不安定な風と、潮を気にしながらのコースどり。
新しいスピンもよくはらみます☆

2下回航後はクラス着順1位を狙うも、右海面にのばしたtupamarosにバウを出され、
フィニッシュアウター直前でスターボの自艇の前を無理に通ろうとしたポート艇を避け、1回転。

そんなこんなで着順3位の修正1位でした。


クルーザーに乗り始めて4ヶ月。
ちいさな隼が大型艇とミートするとドキドキしますね…
レースも着順でなくRatingで結果が前後するので、最後まで気が抜けない!というのも醍醐味だと思います!!


6月1週目はいよいよ関東選手権です!
隼チームのコンビネーションも安定してきました(軽風では…)☆
風はどうなることか・・・
がんばります!!

第1回 DHYR

2012-04-30 14:35:35 | レース <ログ・写真編>
こんにちは。今回のブログも
新人ヘルムスのNがお送りします。


サンルートホテルでの豪華レセプションパーティーで始まった
第一回スバルザカップDHYR。
レース当日は朝7時に浦安に集合。

7時半には準備を終え、浦安マリーナを出艇。
9時15分スタート予定であり、スタートが浦安灯標付近なので
かなり余裕があったが、一番に海に出た。



通常6人で乗っている艇を
2名で操るため、レース海面に行き、
少し早めにセールアップし動作確認。

東の風で3ノット前後の微風。
天気は晴れだが、海上はもやが出ており、
視界は5マイル程度。
風が弱いため、灯標より沖に1マイルほど出た位置にスタートラインが設定された。

スタートはレーティング順にAクラス33艇、
Bクラス40艇に分けられており、ハヤブサはBクラス。

スタートからのマーク位置が180度前後、
ポートのアビームでのスタートとなった。

ダブルハンドでワッチが聞かず、
細かいマニューバリングもできないため
混雑しているアウターを避けて
本部船側1/4くらいからスタート。

はじめは4ノット程度でアビーム帆走。
軽いハヤブサはフレッシュエアをつかんで快走。
見ていると、半分程度の艇がスピンやジェネカーを展開していたが、
微風下であり、かつ若干上り目のアビームだったためライトのジブで走る。

この選択が奏功し、スタート30分程度で
後続を大きく離し、15分前にスタートしたAクラスの最終艇に追いつく。

風はどんどん弱くなり、波で少し揺れるような感じだったため、
クルーにコクピット内に入ってもらい、
ヘルムスも下デッキに座り、ヒールをつけてメインセールをはらませる。

マークが見えないため、コンパスとAクラスの先頭集団を頼りにコースを取るが、
少しでも気を抜くとウェザーヘルムで上を向いてしまうため
スピードをとめない範囲で175度~180度に保つように走る。

スタート1時間程度で一度無風となり、
南に向くかと予想していた風がなんと180度回り、
西風にシフトする。

比較的西側の海面にいたので、ここでもAクラスの艇を数艇抜く。

西風で安定してきた際に、スピンの展開が送れて
若干ロスするが、Bクラスの後続艇に5分程度の差を付けて回航マークへ。

Aクラスの先頭集団が折り返していく中
浦安の艇に手を振りつつアプローチする。
Aクラスでは、CAVOK艇、Varoom艇、ツパマロス艇が上位で回航していた。

風が北西に変わっていたため、余裕を持ってスピンダウンし、
Aクラスの中位くらいでマーク回航。

レース後に運営艇に乗っていた方に聞いたところ、
微風によりBクラスはコース短縮を検討していたところ、
Bクラスのハヤブサが予想しなかった時間で回航したため
非常に驚いたとのことだった。


回航後は針路を355度~5度程度に取り、
ブローを取りに上っていく大型艇のブランケットに入らないよう
最短距離を落として走る。

2レグははじめは緩めのポートクローズだったが、
だんだんと風が後ろにまわり、クォーターからランで帆走。

Bクラス2位の艇が5分程度の差だったが、
ランニングでかつ風が7ノット程度で安定してきたため
少しずつ差が埋まってくる。

コース上に停泊している大型船舶に対してどこを通過するのか、
コース上を横切る大型船舶をいかに避けつつコースを取るのかが
勝負のポイントとなる。

2位の艇とは3分程度の差をキープできていたので、
クルーのYさんと、「Sオーナー喜びますね!」と話しつつ
フィニッシュは本部船側へアプローチ。


勝利を確信してフィニッシュラインを本部船真横で通過し、
フィニッシュホーンを聞く。

思わずガッツポーズしようとした際に、
レース委員長のSオーナーがよく通る声で

「5パーセント5パーセントだよ!」

思わずYさんと顔を見合わせる。

どうやら、スタートがリコールだったらしい。
ティファニーの優勝カップは幻となってしまった。


二人で肩を落としつつ浦安マリーナへと向かう。


考えてみると、レース当日は満潮朝8時前、
ずっと引き潮の中でのスタートだったのだ。

本部船も風向が東だったが、
船首が北を向いていた。

気づいてはいたものの、スタート時にまったく意識できていなかった。
甘さが出てしまったのだ。

本部船からみると、スタート時は非常に潮が強く
すごい勢いで押されていたらしい。
結局6艇がリコールだった。

今回は5%のタイムペナルティで済んだが、
これが通常のマーク回りのレースでは失格だ。

レース時間は3時間40分弱だったので、11分のペナルティ。


マリーナへ戻って解装し、着替えを済ませて
夢の島マリーナへ移動。

前日のパーティとは雰囲気が違い、
皆様ビール片手にアットホームな閉会式。

なんとハヤブサはBクラス3位入賞!

リコールだったがちゃっかりクリスタルの盾と
副賞としてsail racingのポロシャツをGET。



今回のDHYRでは、Aクラスに優勝がツパマロス艇、
2位がVaroom Roadstar艇、
Bクラス優勝がマニジュ艇、3位がハヤブサと
浦安勢が表彰を独占していた。


第一回の優勝は逃してしまったが、
レセプションからレース運営、表彰式まで
非常に楽しいレースだった。

運営頂いた皆様に感謝である。


今回はスタートで失敗してしまったが、
6月の関東選手権、夏のスバルザカップに向けて
非常にいいレースができたと思う。

スタートの失敗は繰り返さないようにして
次は優勝したい。

第1回 DHYRウェルカムパーティ

2012-04-28 23:18:25 | レース <ログ・写真編>
本日のブログは、メンバーのYが書きます。
今日4月28日は、第1回東京湾 スバルザ・ダブルハンドヨットレースの艇長会議とウェルカムパーティ。
73艇参加のこの大会、改めて多くの方々のご尽力で実現していることを知り、感謝するばかりです。




パーティで乾杯したシャンパンは、ドンペリとならぶ逸品とか。
明日のレースの優勝艇に贈られるティファニー提供のカップも実に魅力的です。
Aクラス、Bクラスいずれの艇がGETするのでしょうか?
楽しみです。






大いに盛り上がったパーティが終わり舞浜駅に着たらディズニーランドの花火でまたまた大盛り上がり。
さあ、明日はがんばるぞ!