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sail hayabusa

千葉県 浦安にて活動中

TYC第三戦

2013-05-24 13:18:17 | レース <ログ・写真編>
強風レースとなったTYC第三戦。
チームとしては久しぶりの強風レース。
風速が8~10m/s程度で、昨日からずっと南風なので
波で叩かれるコンディション。ジブは2番を選択。

スタートは本部船サイドからフレッシュでのスタート。
スピードはついていたが、120%程度のパワーなので、
どうしてもヒールして流れてしまう。

ポートロングだったこともあり、早めに返してロングを走る。
艇団がはっきりと右と左で別れる、僕らは右コース。
このコースが成功だったようで、
そこまで中型艇、大型艇に遅れることなく上マークを回航。
たしかこの時点で着順がABの両クラスあわせて7位くらいだろうか。

スターボロングのランニングだったので、そのままスピンアップして
ブローに乗ってぐいぐい走る。艇速が8~10ノット出ていた。
先行艇がスピンを張っていなかったので、ランニングで2艇に追いつく。


強風下でスピンを上げて快走する隼。
(TYCHPのレースレポートより拝借)

強風でのジャイブは少しヒヤヒヤしたが、スピンをつぶすことなく、
安全にジャイブ成功。最近の練習のおかげだ。

下マークでは、先行の2艇のインにオーバーラップしたが、
後ろからジェネカーでかっとんできた艇も僕らのインに入り、
混戦のまま横一列に並んでサークルに突入。

早めにスピンを回収して、内側の艇が回航後に膨らんだ隙に
鼻先を突っ込んでクローズに。シビれるマーク回航。

2度目のクローズでも、ロングの右側をポートでのばす。
小型でメインの大きな隼は、どうしても強風のクローズで
遅れることが多いので、いろいろとハンドリングを試してみる。

・前後のトリムバランス
・No.2ジブの引き込み位置、バーバーホーラーの調整
・波への舵とメインでの対応
・上り角度でのデパワー

正解はまだわからないが、少しは良い感覚が掴めたかも。

順位の変動がないまま上マークを回航。
風は若干上がっているが、迷わずスピンアップ。
ポートロングでしばらく走り、最後のジャイブもビシッと決めて
先行していたネフェルティティ艇に追いつく。

最終の上りのレグも、ポートロングだったので回航後そのまま走る。
ポートだと波が悪く、先行していたネフェルティティ艇から離されてしまう。
結局、途中からスターボに返して少しでも差を縮めようとしたが、
3分弱と、けっこう差が開いてしまいフィニッシュ。

着順3位、修正でも3位。

今回はボーンフリー艇が優勝。
スタートしてから一度もミートせずに、5分も前にフィニッシュしていた。
MAX10m/sオーバーの風で素晴らしい走りですね。


レースを終了した際にオーナーも仰っていたが、
特にトラブルなく、強風でレースできたのは
チームの実力が上がってきている証拠だ。

タック、ジャイブ、スピンアップ、スピンダウンの基本動作が
強風下でも安定してできており、
レース中もしっかりチームで声を出して動けていた。

まだ強風下のハンドリングが弱いが、ミニトン全日本に向けていい練習となった。

TBC第三戦

2013-05-14 23:02:16 | レース <ログ・写真編>
前日の長雨がすっきり上がり、
気持ちよい快晴の中で本日は2レース実施。
今シーズンは週末になると強風が吹き荒れ、
天気が悪い日が多かったので、薄着で海に出れるのが嬉しいですね。

【1レース目】

4ノット~5ノット程度の微軽風だったので
ジブはライトをセッティング。

カミの本部船よりからスタートしようと思いウェイティングしていたが、
少しラインに近かったので一度ジャイブして再度ラインにつける。
このときに少し距離をとりすぎたようで、
カミのデンジャラスゾーンに重なっていた30~40フィート艇の
強烈なブランケに入ってしまい加速できず。
スタートラインに3艇身ほど足りない位置でヒョロヒョロスタート。

挽回しようとタックをうつも、スピードが足りないことと
けっこう強い向かい潮で本部船に近づいてしまい再タック。うまくいかず。

120度で設定されたマークは若干のスターボロングだったが、
ここから南にふれていくことを考えて右よりを進む。

少しずつ右に風が振れてきて、数艇を抜いて上マーク回航。
ランニングはポートで一本だったのでジャイブしてスピンアップ。

先に回航していた数艇がフリーでかなり上っていたので、
おとして下マークまで一本で行けていた僕らはかなり接近。

回航時に先行していたツルギ艇のインにバウ先を突っ込んで
ギリギリでタック。ツルギ艇も上並行の位置でタック。
上マークまでのスターボ一本コース。
僕らはライトでややヒールするくらいのパワーだったので、
メインとジブのリーチをタイト目にして、
きっちりヒールを起こしてバウを出しつつ上らせる。
フラットになると横流れがなくなるので自然と確度がよくなり、
かつ舵に余計なヘルムが掛からないので
細かいヘディング角の調整ができて、角度とスピードのギリギリを攻めることができる。

以前僕がディンギーでやってみてよかったハンドリングを試してみたが
かなり効果があるようで、やはりヨットはハイクアウトとヒールトリムなんだなと実感。

上マークでショートコースフィニッシュ。
着順3位で修正も3位。
はるか先を走っていったQuatre HIRO艇とvaroom艇には
修正timeでもまったく歯が立たず。





【2レース目】

少し風が上がったようだったので
待ち時間にライトからミディアムにチェンジ。

マークも大幅に打ちかえられて、180~210°の安定した南風の中スタート。
僕らはカミ目からきちんとフリーのルームをつくって一線でスタート。
さっきのスタートの反省は活かせたみたい。

しかし思ったよりも風が上がらず、ミディアムだと若干パワー不足。
艇速がなかなか乗ってこない印象。

今回もQuatre HIRO艇とvaroom艇はこの微風下でも
すいすい走ってポテンシャルを稼いでいた。

上マークでは5位。フリーでスピンを張っているうちに
ジブをライトにチェンジ。さらに風が落ちてきており、
かつ潮の流れも速いのでスピードに乗せるのが大変。
上ったりおとしたりしつつ下マークに向かう。

下マーク回航後、2上に向かうも、やっぱりスピードが乗らない。
セールの形状を変えてみたり、ヒールバランスを変えてみたりするも
どうも感覚より0.5~1ノットくらい遅い。うーむおかしい。

結局、そのまま順位の変動なく、5位でフィニッシュ。
修正で3位。残念。
微風の長丁場のレースだったが、なんとあと3分遅れていたら
タイムリミットでDNFだったらしい。

レースを終えて、機走で帰るも、エンジンの音に比べて
やっぱりスピードが出ていない。

ヒールさせて船底を覗き込んでみると、
何か巨大なものを引っ掛けているではないか!
エンジンをバックさせてみると、2m程度の巨大な枝つきの竹が
わらわらと浮かんできた。それは遅いはずだ。

いまさら悔やんでもしょうがないが、
もっと早くにヒールさせて目視のチェックだけでもやっておくべきだった。
昨日の雨と、強烈な引き潮の影響で、今日の海面は確かにゴミが多かったのだ。

感覚的には、1レース目と2レース目の間の
待ち時間に引っ掛けたのだろう。
もったいないことをしてしまった。深く反省。

一度やった失敗は繰り返さないようにしないとですね。

DHYC映像・写真

2013-05-03 11:03:03 | レース <ログ・写真編>
こんにちは。N島です。
TYCのサイトにダブルハンドレースの映像と写真が出ていたのでご紹介です。

まずはスタート映像から。
ばっちり映っていますが、半艇身~1艇身リコールですね。

Bクラスのスタート映像

アビーム帆走からのランスタートであり、
かつ追い潮だったので、思ったよりもスピードに乗っていたようです。
ラインについては意識をしていたつもりなのですが
もう少し余裕をもって出るべきですね。

スタートラインまでの距離を1艇身程度は取るようにして
それよりはトップスピードでラインを切れるように練習が必要ですね。

次に写真(TYCのアルバムより抜粋)


スタート前のチェックイン時

写真ではそこまで吹いているようには見えないですが
ここからメインを上げてエンジンを上げるまでが大変でした。


スタート直前の加速中


フィニッシュ写真1


フィニッシュ写真2


第二回東京湾ダブルハンドヨットレース。

2013-04-30 23:21:12 | レース <ログ・写真編>
GW前半、大人のお祭りレース、
今年で第二回目の東京湾ダブルハンドヨットレース。
今回もN島がレースレポートを更新いたします。

4/27(土)はレース前の準備と艇長会議、ウェルカムパーティ。
昼過ぎに浦安マリーナに行き、使わないセールや備品を降ろし、
ジャックラインやハーネスの確認、明日すぐに出艇できるように準備を行う。

明日の早朝に下架することにして、クラブハウスでスーツに着替えて、
大会サイドがチャーターしてくれた
ディズニーのバスに乗ってパーティ会場のホテルへ。

ヨット用具にスーツも持っていくのは面倒ではありますが、
これぞ大人の遊び!って感じで非常に楽しいですね。
ホテルサンルートプラザで艇長会議とウェルカムパーティ。



スパークリングワインで乾杯。
たまにはこういうパーティも良いですね。

パーティ後は、オーナー宅に7人宿泊。
ビールと焼酎を飲みつつレースの戦略を立てる。
明日のレースに備えて12時には就寝。

レース当日は5時には起床(早すぎ?)
オーナー宅近くの牛丼屋で腹ごしらえしていざマリーナへ。

前日、僕がいろんな天気予報アプリで調べた際には微風の予報で、
海上保安庁の方だけが強風になると仰っていたらしいのですが、
いざマリーナに到着してみると北風ピューピュー。
海上保安庁だけが知る情報恐るべし。

念のために前日降ろしていたNo.2ジェノアを積みなおして
7時半には出艇。もちろん海面には一番乗り。

ディズニーシー沖に出てみると、微風予報もなんのその、
北風ブローがびゅんびゅん吹いている。
おそらくMAXで18ノット程度は吹いていたのではないか。

ひいこらひいこら言いながら、オーナーと二人でメインを上げる。
心配していた船外機も、強風の中なんとオーナー一人で上げて頂いた。

スタート時には若干落ち着き、12ノット程度の風の中スタート。
上目の安全な位置からスピードに乗っていい感じにスタートできたと思ったら
ゼネラルリコールになってしまう。

20分程度の待ち時間の後、再スタート。

僕らは、ライン真ん中からやや上目でウェイティングし、
スタート30秒前からアビームでライン近辺を帆走、
10秒前からスピードに乗せたままベアして、
上の三番手付近からジェノア帆走でスタート。
回りの艇からかなりバウを出せていた。

僕自身は、ジャストのスタートだったかと思ったが、
なんとリコール旗掲揚。

思えば昨年のダブルハンドレースでもリコールしており、
今年もリコールだとすると洒落にならない。
オーナーと相談して、かなり迷った結果、
1分程度走ったあとに戻ることにした。

結構いい風が吹いている中で、後続艇を避けながらスタートラインまで戻り、
再度スタートした時には同クラス全艇がかなり遠くに。
悲しみの再スタート。おそらく3分程度の遅れか。

きを取り直してスターボでスピンを展開。
なんとしてでも追いつくぞと落として走る。

予報だと北風~西風~南風だったので、
いつ風が振れてもいいようにスターボでなるべく落として走っていたが、
まったく西に変わらない。

海ほたる手前の回航マークまでは、結局ワンジャイブで
デッドラン気味のコースとなってしまった。
最下位からここまでで10艇程度を抜く。

回航マークに近づくにつれて、だんだんと風が落ちてきており、
丁度僕らが回航した時点で、北風と南風が打ち消しあって
ほとんど無風になってしまう。

この時点で、先頭集団とは10分以上の差があり、
イーグル艇、SPRAY艇、TSURUGI艇、
NABY BLUE艇が首位争いをしていたように思う。

先頭の4艇が回航後しばらくスターボで走り、
その後4艇とも左海面に進んでいたが、どうにも進んでいないように見えたので
ひょろひょろの北風?西風?の中、僕らはそのまま右海面に進む。

1ノットから2ノットの超微風。
微風スペシャルの隼の本領発揮である。
北から南に強烈に流れる潮の中、なんとか0.5ノット程度の艇速で
じりじりとポテンシャルを稼いでいく。

左海面では、ほとんど風が入ってないのか
強い潮の押されて止まっている艇、バックしている艇が多い。

午後になり、南風が入ってくるのは左海面のほうが2~3分程度早かったが、
他の艇が止まっている間に先頭艇との距離を詰めていたので
なんとか勝負できそうなポテンシャルで僕らもスピンを上げて、
ランニングでフィニッシュに向かう。
この時点で前方には3艇。無風のどさくさにまぎれて1艇抜けていた。

安定した南風でかつランニングなので、
コースでの有利不利はそこまで出ない。
なので僕らは極力スピードが一定になるように
ガイバックして落として走る。集中集中。

YAMAHA26のTSURUGI艇とNAVY BLUE艇が若干のぼり目のランニングで先行。
なんとかランニングのレグ1/4程度でイーグル艇に追いつく。
イーグル艇のほうがレーティングが低いので、
このままだと先行できたとしても負けてしまう。
いかに前の26フィート艇に追いつくかが勝負だ。

事前に計算したところ、YAMAHA26Ⅱとのレーティング差が
1時間のレースで1分半ちょっと。3時間弱のレース時間なので
4分半以内にフィニッシュする必要がある。

うまいことに若干風が上がってきており、
フィニッシュ近くになると艇速が6ノット程度出るようになった。
振れも入ったので最後にジャイブしポートでフィニッシュラインへ。
ラストジャイブもオーナーのトリムがビシッと決まって
ダブルハンドでも全くスピンが潰れない。

先にTSURUGI艇とNAVY BLUE艇がフィニッシュし、
僕らはなんとか4分20秒差でフィニッシュホーン。
イーグル艇は僕らの1分半後にフィニッシュ。
着順3位!あのスタートからよくぞ!

いやー緊迫した非常に楽しいレースだった!
うまいこと得意なランニングばかりのコースで、
しかも無風のどさくさにゴボウ抜きできた良い展開でした。
(実力というよりはほとんどマグレですが)

マリーナに戻ってオーナーとビールで乾杯!


快晴で乾いたカラダにしみわたる・・・・!
解装後は、そのままマリーナでお酒タイム。ご馳走様です。

18時から夢の島マリーナで表彰式。
昨日の正装したパーティも良いですが、
缶ビールを飲みつつ、ジーパンにシャツの気楽な表彰式もステキ。

Bクラスの優勝はやはりイーグル艇。
お揃いのキャップとTシャツがカッコいいですね。
僕らはなんとレーティングに助けられ準優勝!
あの悲しみの再スタートからは考えられない好成績!



今回、僕は舵を握っていただけですが、
オーナーには、セールアップからジェノア、スピントリム、
ランナーにコントロールロープまで、何から何までやって頂いてます。

ショートハンド仕様のクルージング艇ならまだしも、
ランナー仕様のレーサーなのでかなり大変です。
さすが日夜トレーニングを欠かさない鉄人ですね。

来年は是非優勝目指しましょう!

TYC第一戦

2013-03-28 23:32:13 | レース <ログ・写真編>
こんにちは。N島です。
3月10日のTYCレースが荒天中止となってしまったので、
今回のTYC第一戦が隼チームの開幕戦でした。

花冷えとなった日曜日、
久しぶりに浦安マリーナに集合です。
ここ数日暖かい日が続いてましたが、
一気に冬モードになってしまって曇り空の下出艇です。

少し早めに出て、コンビネーションチェック。



北風で5~9ノット程度。コースはスターボロング。
ラインは大きくカミ有利。
いざ予告信号というタイミングでAP旗。
どうやら本部船が走錨していたらしい。

寒いのでそのままタック練習をし、再度スタートラインへ。
まだカミ有利のラインだったので、本部船よりでマニューバリング。
2分前から少しずつラインに近づいていたが、スタート40秒前より
風が弱まってしまい、ラインに2艇身以上足りず、ひょろひょろのスタート。



スタート位置で4時方向にツパマロス艇、12時方向にvaroom艇
7時方向にHIRO艇。クラスはバラバラですが、レースが始まったこの感じ
久しぶりで非常に楽しい。

微風のこのタイミングでなんとかバウを出したいと、
ロングのスターボコースを伸ばす。

が、しかし。

どうやら片のぼりになっているようで
皆様タックして右サイドに進んでいる。
僕らが気づいたときには既に遅し。。。。
右海面が大きく伸びて、まわりには2~3艇しかいない。

フレのタイミングを待って僕らも右へ。

今回のコースは、クローズを進むとだんだん片のぼりで右にシフトし、
カミマーク側1/4で河口の影響で左にシフトしていた。

1カミの順位はボロボロ。
気を取り直してフリーを走る。
最短距離とブローの位置を考えて、回航後ジャイブして
ポートでシモマークを目指す。

思ったよりも風が弱かったので、フリーの間にジブをミディアムからライト
にチェンジする。

2カミのレグでは少しでも挽回するために右海面を中心に使って走る。
しかしコースが長い。。。
なんとかここで前を走るボーンフリー艇との差を縮めることができ、
2分ちょっとの差でカミマークを回航。

1カミで完全に先行したツパマロス艇と、このボーンフリー艇に、
レーティングでいかに近づけるかが勝負。
このままいけば2時間近いレース時間になるので、
ボーンフリー艇と3分以内、ツパマロス艇と8分以内くらいにおさえれば勝てるはず。

回航後即ジャイブし、カミマークを向いて右側の海面を走る。
シモマークで2分20秒の差だった。これはいけるかも。

最後のクローズでは、ヒールバランスを意識して、
フラットに起こして走ってみる。

キールボートの場合、若干ヒールが速いのか、
それともフラットが速いのか。
ヘディング確度は変わらないが、若干リーウェイは減ったような感じ。

なんとか2分30秒ほどの差でフィニッシュして、
TYC第一戦終了。
修正タイムでなんと5秒差、僅差での優勝だったようです。
そういえば、昨年のこのレースが、僕のデビュー戦だったような気がします。
なんとか開幕戦も勝ててよかった。

その後、クラブハウスでビールを飲みつつレースの振り返り。



よーし今年も頑張りましょー!


TYC第10戦「会長杯」

2012-11-05 21:17:15 | レース <ログ・写真編>
TYC最終戦。
いつもヘルムを持っているNさんがお休みのため、Aが舵を持つことに。
隼で舵を持ってレースにでるのは2回目。
今回のレース、最終戦にしてTYCの年間優勝がかかってるとか…。
若干のプレッシャーを感じつつ参戦。

今回のメンバーはオーナー、Y川さん、H田さん、Aの4人。
レース前に動作確認…も、いまいちコンビネーションを確立できずレースへ。

北の風3-4m、ジェノアはミディアムをセット。
やや下有利のスタートライン。
スタート3分前から微速前進でじわじわラインに近づき、
下が空いていたこともあり、ライン上をしっかり流してトップスピードで気持ちよくスタート☆

1レグ。上突破される艇のブランケで走りにくい場面もありましたが、
左海面が良いとの判断で我慢してセーリング。
今回は私はセーリングに集中させていただき、コース引きはオーナーに一存。
ヒールする艇。いつか落ちるんじゃないかとビビリながら操舵。
左海面の風をしっかりつかんで1上は10番くらいで回航。

2レグ。苦手なランニングです。
スピンアップに船を駆け回るオーナー。本当に若い。
年間優勝を争う後続のボーンフリーハートの位置を確認。
1上回航後上っている艇が多く、コース取りは悩ましかったですが、
「落とせるときに落とす」、「スピード」を意識してセーリング。
艇速の意識と、マークへの最短距離を走ることができたのが良かったのかな。
順位を落とすことなく回航。

3レグ。海面の左側でボーンフリーハートを押さえる位置で走る。
セーリングしつつコンパスを見ていたのですが、30度くらいの振れ幅で風が振れる振れる…。
振れタックをしながら2上を目指す。
タックを繰り返すうちに、動作も私のハンドリングも安定。
右海面に出た艇よりも先行し、少し順位をあげて2上を回航。

4レグ。またまたランニング。
2レグよりも風が落ち、かつ振れる風。
Y川さんからスピンのパワーを聞きながら、とにかくスピード意識。
ちょっと落としすぎて減速していた場面もあったかも。
ここで後続艇に少し艇間をつめられる。
下マーク回航前にオーナー節がちらっと…も、まだまだ我慢です。

5レグ。あとはボーンフリーハートを押さえて走るだけ。
スターボロングでしたが、右奥に見える風を取りに右に伸ばしたボーンフリーハート。
レグの1/3程で風が落ち無風に…ラムラインを離れるのは余りにrisky。
風を探してラムライン上を迷走。
南にブローのラインが見えるがなかなか来ない。
フィニッシュライン周辺で止まっている船。後続艇からはスピンが上がる。
迫り来る後続艇。降りてこないブロー。
ここは我慢比べ。日差しはぽかぽか暖かい。
そよそよと風が入ってくる。隼は軽いためか、加速が早い。
ブローの先頭をスピンを張って走る。逃げる。
上りあいを仕掛けても、やっぱりスピンの大きな船には勝てません。
早めに諦めて上突破された艇のスタンにつける。
じわじわと追いついてコミッティボート5艇身前にラップをつけて2艇分のルームを要求。
眼を飛ばしたりはしてませんよ☆
ライン近くでは止まってる艇もいて罵声が飛び交うなかフィニッシュ。
コミッティは大変だったろうでしょうね。

船をぶつけないように気をつけながら混戦を抜け出し、ライバル艇よりも先行してフィニッシュしたことを確認。

着順2位の修正1位でした!

ドキドキしっぱなしのレースでしたが、
艇を駆け回るオーナー、繊細にジブ、スピンをトリムするY川さん、
バシッとメインを合わせてくれるH田さんに助けられて有終の美を飾ることができました☆

次回は忘年会と表彰式です!

TBC第8戦

2012-11-02 12:41:31 | レース <ログ・写真編>
だんだんと寒くなってきた10月末。午後から雨予報の中、浦安マリーナでTBCの最終戦でした。
今回もN島がブログを書きます。

どんよりと曇っており、重たい風が吹きそうな感じだったが、意外と穏やかな軽風でセールはミディアムをチョイス。前回横浜ベイサイドオープンでスタートを失敗していたので、今回はなるべく早くからラインに付くことと、クリアな位置からスタートすることを意識してマニューバリング。

スタートラインのシモが若干有利、かつ他艇がカミに固まっていたので、3分前くらいからシモにじりじりと近づいていたが、なんとスタート2分前に準備信号が降りる。おそらく運営がタイムを1分間違っているのだろう。少し迷ったが、僕らはマニューバリングしていた位置が良かったので、そのままシモからラフィングしてスタート。
ラインからは凹んでいたが、まあまあ良いスタートだった。

スタート直後はいい景色だったが、6ノット程度の風速だったので、LATITIA艇がカミから突破してくる。上マーク近くで、やはり艇速が違うのかVaroom艇にも抜かれてしまう。
しかし、レーティング的にはまだまだいい感じだ。

非常に強弱と振れのある海面で、少し位置が違うと大きく差ができてしまう。
フリーでも後ろからのブローを気にしつつ、スピンのプレッシャーに合わせて落として走ることで、大型艇や高速艇との差を最小限に食い止めた。

フリーでツパマロス艇に大外から抜かれ、4位で最終のクローズ。
ほぼレーティングが近いアリアドネ艇をマークしつつ、そのままの順位でフィニッシュ。

着順4位。修正で1位だった。


2レース目は、風が若干弱まり、時間が押してるためコースを短くしてスタートした。
今回もシモスタートだったので、同じようにマニューバリングしていたが、僕らより少し高い位置で待っていたツパマロス艇に目の前を横切られて、2艇で前後に並ぶような形でスタートした。若干苦しかったが、セールをタイトにして乗り切る。

スタートした段階ではシモがかなり有利で、上からスタートした艇団はかわせそうだったが、東からの雨雲に合わせて風が右にシフトしているようで、少し走るとポテンシャルが変わらなくなってきた。

振れに合わせてタックを入れつつ上マークを目指し、LATITIA艇、Varoom艇、ツパマロス艇に続き、4位で上マークを回航。

フリーでは、ジェネカー艇にいかに差をつけられずに走るかを意識して、
全員でスピンとバランスに集中して走る。

今回、S原君のスピントリムが結構上達していたように思う。
彼はもともとスナイプ乗りなので、ほとんどスピンの経験がないのだが、やはりヨット乗りなので共通することろがあるのだろう。そのおかげで、特に順位が入れ替わることなく、後続艇に大きく差をつけてフィニッシュ。

今回も同じく、着順4位、修正1位だった。

今回でTBCレースも終わり、あとは今週末のTYCのみで今シーズンは終了の予定。
TYCレースはN島が欠席のため、チームメンバーAがヘルムを握ります。

横浜ベイサイドマリーナオープンヨットレース。

2012-10-29 23:19:41 | レース <ログ・写真編>
10月20日(土)早朝。
隼チーム久しぶりの遠征で、横浜ベイサイドマリーナに集合した。

今回隼チームからは、オーナー、Y川さん、Eさん、H田さん、Aちゃん、僕の6名。
そしてS原君が浦安選抜チームとしてツルギ艇で出場する。

前日にオーナーとEさんに艇を回航して頂いており、
燃料タンクや使わないセールなどをビジターバースに置いて出艇。

僕N島は、数年前に一度、アウトレットに買い物に来たことはあるものの、
ベイサイドマリーナに入るのは初めてだった。
設備も綺麗なマリーナで、何より、係留してある艇の数と種類に圧倒されてしまった。巨大な豪邸のようなメガヨットから、20フィート程度の艇まで多様なクルーザー、ヨットが、見渡す限りに係留されている。



なんと矢沢永吉の70フィートのクルーザーも係留されているらしい。

うーむ世界が違いますね。
ネットで調べたら、永ちゃんは充電期間と称してライブを行わなかった時期は、自身のクルーザーで世界を一周していたらしい。ただの道楽かと思いきや、結構本気なのですね。

風は北風が残っているものの、2~3ノット程度の微風が続いていた。前評判通りに、すぐ沖をひっきりなしに通過していく大型貨物船と地形の影響で非常に波が汚い。軽排水の隼はスピードはそこそこつくものの、波にバウを叩かれるとすぐにスピードが止まってしまう。

スタート時刻になったものの、風が吹いたりやんだりで安定せず、結局2時間程度風待ちとなる。

予報では、午前中が北風で午後から東~南東で10ノット程度吹いてくるはずだったが、13時を過ぎて運営艇が動き出しても東の風がそよそよと吹いているだけだった。ジェノアはライトをチョイス。

IRCクラスが先にスタートし、僕らは13時25分のスタートに向けてマニューバリングを開始。僕らレースクラスAは全部で48艇、その後のレースクラスBも5分後に50艇近い艇がスタートするため、スタートの運営艇まわりは大混雑になっていた。

風が南東(右側)に振れていく予報と、スタートラインが若干カミ有利だったので、僕らはカミ側でウェイティングする。3分半くらいで、若干早かったかと思いラインに付け直したが、それが失敗だった。
すぐにタックして回ればよかったのだが、スターボードの大型艇が連なっており、大きくかわして後ろに回りこんだが、完全にブランケットに入りこんでしまい、スタートラインにたどり着けないままスタート時刻になってしまった。

TBC、TYCのレースとはやっぱり勝手が違う。やはり空いたポジションから出るべきだったか。

気を取り直してスタートラインを切り、何度か逃げのタックを打った後に
コースの右サイドへと向かう。

同クラスの先頭艇は遥か先を走っているが、やはり右海面に伸ばしている
艇が多いようだ。海面の変な波と潮流の関係か、スターボードに返した際にスピードが全然出ない。

上マークを20番台で回航。今回は変則トライアングルコースなので、結構ゆるい角度でサイドマークを目指す。スピンがあまり大きくない僕らは、順位を落とさないようにバウをマークに向けて慎重に走る。
サイドマークから下マークまでも大きく順位の入れ替わりがなく、あとは最後のクローズのみ。下マークを回航後、また右海面を目指す。

海面を見通してみると、同じレーティングのJ24 についてはかろうじて勝てているが、レーティングが0.02しか変わらないヤマハ26は結構先を走っている。浦安マリーナ選抜チームのツルギ艇も、少し先を走ってるようだ。

レーティングが0.02しか変わらないということは、1時間のレースでも1分ちょっとの差しか許されない。正直22フィートの隼チームには苦しい限りだ。それだけ隼が早いと目をつけられているのだろうか。

結局、最後のクローズで数艇抜いたものの、ヤマハ26艇との差を詰める事ができず、着順20位でフィニッシュ。やはりスタートで出遅れたビハインドが大きかった。ツルギ艇が僕らの3つ前。J24集団には何とか勝ったようだった。

ひとまずお疲れ様でした。なかなか課題のあるレースでした。

マリーナのビジターバースに係留し、明日の回航の準備も済ませて17時から閉会式。120艇規模の大会なので閉会式とパーティの規模もデカイ。
大量の食い物とビールが用意され、表彰ステージまで準備されていた。

僕らは艇で飲み会等ができないので、早めに席を取ってビールで乾杯。

表彰式が始まり、IRCクラスから表彰されていく。僕らは多分入賞はないなーと思って他チームが表彰されるのを眺めてお酒を飲んでいたが、何やら様子がおかしい。
僕らと同レーティングで僕らのすぐ後ろでフィニッシュしたJ24が3位入賞として発表されていた!

これは、ひょっとして!!

そこでなんと隼チームがAクラス準優勝として表彰される。

!!!!!

結構差をつけられていたので、
レーティングって凄いなーなんて思いつつ表彰を受けて
トロフィーと副賞をちゃっかり受け取り、大満足で表彰式を終える。



しかし、そううまくは行かないようで。。。
明日の回航メンバーで金沢八景の宿に移動し、風呂に入って「さぁ飲みに行くぞ!」と思っていると、携帯にオーナーから着信が。レースの運営委員よりオーナーに連絡があったようで、レース結果が間違っており、表彰も無かった事になりそうだと。

配られたレース結果をよくよく見てみると、
スタート時刻が13:25のはずが、当初の予定スタート時刻の11:10のままになっている。レース時間が3倍以上として計算されていたようだ。
そりゃ小型艇が有利になるはずだ。

電卓片手に計算してみると、僕らは準優勝でも何でもなく、12位だということが判明。
皆で肩を落として飲み屋へと向かったのでした。

来年はビッグフリートでのスタートを克服して、きちんと実力で表彰台に立てるようにしたい。

東京湾インショアレガッタ

2012-10-14 21:38:58 | レース <ログ・写真編>
「東京湾最速のIRCレーサーを決める」を合言葉に、
10月7、8日の日程で東京湾インショアレガッタが開催された。

まず初日の日曜日。3レース開催の予定で朝8時前に浦安マリーナに集合。
昨晩からの雨がずっと残って、どんよりと曇った中、冷たい北風が吹いていた。

隼チームは、当初は5名の参加予定だったが、先代ヘルムスのUさんに
単身赴任中の福岡よりはるばる参加頂いており、
タクティシャン兼トリマーとして乗って頂いた。
予報では朝のうちに止むはずだったが、
出艇時もパラパラと降り続けており、皆カッパを着こんで9時前に出艇。

初日は3レース実施。4m/s程度の順風で2レース、
6m/s程度の若干の強風で1レース。
雨がざんざと降ったり、巨大な40フィート艇とスタートで火花を散らしたりと
なかなかバラエティにとんだレース展開。

結果は総合で3位、2位、2位(小さいほうのクラスで1位、1位、1位)。
巨大な艇と一緒にレースをしていると、総合で2位と言っても、
フィニッシュの際は10分以上の差ができている。先行艇ははるか先なのだ。

1~2m/sの超微風であればハンディキャップが無くとも勝てたりするのだが、
順風以上の風ではまずスピードでは勝てない。

スタートで僕らがトップスタートを切ったとしても、
わずか1分のセーリングで置いていかれてしまうのだ。
そこからは、先行する艇に少しでも離れないように孤独なレースをするしかないのです。
でもそれが面白い。

小さい艇なので大型艇に踏み潰されないようにちょこまかと動き回り、
ルールを駆使して有利なスタートを切る。
3レース目では、巨大な艇が後ろから迫ってくる中で
一番シモからトップスタートを切って、
カミの30フィート艇に走りで勝ったのだが、非常にシビレた。

先日チューニングしたジャンパーステーについても、
強風下で若干サイドベンドしている気がするが、
セール全体が綺麗に浅くなっており、
ドラフトの位置も良いので、まずは成功したと思って良いだろう。

初日のレースの後は、隼チームよりオーナーとEさんと私、
AZチームよりNさん、ツパマロスチームの皆様の総勢9名で
オーナーのマンションの近くの中華料理屋で飲み会。

レースの話に盛り上がりつつ、本日半額!の紹興酒を飲む飲む。
5時から9時近くまで飲み続け、結局10本くらいのボトルを飲み干していた。

~~~~~~

翌日曜日は早朝5半に起床。
すぐに準備してオーナーの車でマリーナへ。
メンバーが揃って8時前に出艇。

今日は朝から冷たい北風がピュ-ピュー吹いている。
予報だと6~7m/sだが、完全にそれ以上は吹いていた。
晴れてるのにかなり寒い。

僕が今年から隼に乗り始めて、レースではずっと微風続きであり、
ほとんどライトのみを使って、ミディアムも数回程度しか使っていない。
つまり隼での強風の帆走経験がほぼ無い。
しかも隼は今回の大会の参加艇で一番小さくて軽く、
強風下では圧倒的に不利だった。

案の定、海に出てみると海面は荒れており、
大きなうねりの波頭が崩れて白波がビュンビュン。
ばっちり強風コンディションだった。
しばらく迷ったが昨年新しく作ったNo.2ジブを張ってレースに挑む。

いざスタートしてみると、これが本来のクルーザー走りか!といった感じで
大きくヒールしたまま水しぶきを上げて走る走る。
しかし他の艇はもっと楽そうにぐいぐい遠くに離れていく。速い。
さすが40フィートのIRCレーサー。強風時の性能が違う。

メイントリマーのH田さんが全身を使ってメインシートを出し引きして、
強弱のあるブローに対処する。
僕は僕で、うねりに持っていかれないように、両手で舵を持って、
波に合わせて押し引きしながら走る。
なんだか草津温泉の湯もみをやっているようだ。筋肉痛になりそうだ。

前日の飲み会で、ノースセールのU森さんがおっしゃっていた、
「艇が蛇行しないように、舵をあえて使うことでまっすぐ抵抗を減らして走る」
というポイントを意識しつつ走るようにすると、結構スムーズになったように思う。

本日の4レース、5レースの結果は、総合で8位、3位(クラス2で1位、1位)

さすがに初めての強風だった4レースでは、
大型艇にはるかな差をつけられてしまい順位を崩したが、
次のレースでは走り方にも慣れてきたようだ。
クローズでmax6ノット、フリーでmax8ノット程度。
普段あまり計器を見ながら走らないので分からないが、
スピードを数値で見ながら走るってのは非常に参考になる。

なんとかクラス2では、オールトップで優勝することができた。
強風にも大きなミスなく走れたチームワークの勝利だ。
総合順位では3位入賞。強風中心のレースだったので、これはこれで嬉しい!
東京湾最速のIRCレーサーにはなれなかったが、
一番小さい艇で、クラス優勝、総合3位はまあまあなのではなかろーか。

終始いい風に恵まれた中、予定通りに5レースを消化し、
結構ヘトヘトになりつつマリーナに帰着。

やっぱりヨットレースは楽しいですね。
次は横浜ベイサイドマリーナオープンヨットレースです。

頑張りましょう!

TYC第8戦

2012-09-11 22:57:09 | レース <ログ・写真編>
9月9日 TYC8戦

3週連続レースの3週目。

昨日パラパラと降っていた雨もすっかり上がり
快晴に入道雲モクモクの夏コンディション。

朝にそよそよと南が入っているので、
おそらく気温上昇と一緒にシーブリーズが入ってきそう。

汗をかきかき艤装して、10時スタートに対し
8時40分ごろにドックアウト。

夢の島の陸よりにアンカリングした本部艇の近くで待機し、
L旗が上がったらすぐに海上エントリー。

エントリーからセールアップ、エンジン回収、ジブアップと
スタートまでの準備をスムーズにこなす。

順風から少し上がってくる予報だったので、
ジブはミディアムを選択。

本日のレースは、33艇が集まっており、
クラスにより2回に分けてスタートする。
予定通り10時に前のクラスがスタート。

若干のカミ有利スタートだったことと
艇数より若干ラインが短かったことで、
かなりカミが混雑したスタートで、
うまくカミから出た艇が有利に展開しているようだった。


先週の2レースでは、ウェイティングする位置が本部船のカミ側後ろで、
かつラインにつく時間も遅く、他艇に追い出されるか、
前の船に近づきすぎてしまい2線目以降のスタートとなってしまっていたため、

1.いつもよりラインに近い位置で待つ。
2.上のデンジャラスな位置には入らない。

この2点を意識してスタートしてみる。

先ほどスタートしたクラスで上が相当混雑していたが、
ラインはそこまで極端には傾いていなかったので、
空いている下目を選ぶ。

僕はディンギーのレースでは、シモ目のスタートが大好きなので、
多少艇は大きいが、その要領でやってみることに。

3分前にウェイティングを開始し、リミットに近かったので、一度つけなおす。
うまいことに、シモには1艇のみでルームは十分。

上の艇の動きをチェックしつつ、微速前進でラインに近づき、
25秒前からアビームで加速。(ディンギーだと8秒前くらい?)
10秒でラフィングしてスタート。(同3秒前くらい?)

久しぶりにフレッシュでスタートできた。
(カミにいたツパマロスさんすいませんでした)

1線からスタートできたものの、少しクローズで走ると
35フィートくらいの艇がスピードに乗ってカミ突破してくる。

カミの状況を見つつ、ルームを見つけてタックを返して
ブローが降りてきそうな西の海面に向かう。

そこからは風が南で安定しているので、
ロングを走りつつ右海面を目指す。

いつもどおり、レイラインまでは突っ込まずに
寄せのタックを1回はさんで上マークアプローチ。
振れも強弱もない海面なので、
ポートでレイラインに近づいている時にスターボの艇団にやられてしまい、
無駄にタックを増やしてしまう。反省。

フリーでは、プロパーコースを意識し、落として落として走る。
はじめは、ジブをおろして走るクルーザーのランニングが慣れなかったが、
最近は角度がだいぶ分かってきた気がする。

下マーク回航は、マークより下がった位置でアビームになるように
意識的に大きく回航したのだが、
ラフィングの最後の引き込みできっちりマーク横を通過できた。


2回目のクローズのレグは、1カミで走っていた右海面を使って
大きく順位を外さないように走る。
このレグでは特に大きなミスもなかったが、
なんとなくセールに違和感があった。

いつもよりセール下部に変なナナメのしわがあり、
セールの上半分がやけに深い。
ランナーのチェックステーやパーマネントバックステーを調整して
走りの違和感は少し減ったが、セールの違和感は解消せず。

試行錯誤しつつ、上マークアプローチして回航。

尾長鮫艇のすぐ後ろで上マークを回航し、
カミ側からラップしたので、並んで下マークを目指す。

先行していた艇としては、ボーンフリー艇とアリアドネ艇が
結構外側をのぼって走っていたので、
尾長鮫艇に近づき過ぎない程度に落としてマークに近づける。

フリーのコース1/3で尾長鮫艇と同時ジャイブし、
今度は尾長鮫艇を最後のアプローチで抜くべく頑張って落として走る。

今回は新しいスピンを使っているため、
フリーが非常に安定して速い。

落としているが、ぐいぐいバウを出して、
下マーク回航までで3艇を抜き、
ラフィングでしっかり加速して回航。


最終のクローズのレグでは、しばらく他艇に先行して
ポートで右海面に走り、2/3近くポートを使ったので、
突っ込み過ぎるのも良くないとタックを返す。

これが失敗だった。少しずつ風が右に振れていく中で、
僕はフィニッシュラインとセールチューニングに気を取られて
押さえるべき対艇関係が見えなくなってしまっていた。

結局後ろにいた数艇が右を大きく使い、
ブローにも乗ってフィニッシュラインに一直線。

僕らはクラス9艇のうち着順6位でフィニッシュ。


表彰式で結果を見てみると、70分近いレースで
上位6艇が31秒差。かなり均衡したいいレース展開だったみたい。
ここまで近づくなんて、レーティングって凄いな。


最後のレグのミスが無ければ修正で2位まではいけたかと思うと
なかなか悔しいレース展開だったけど、
マーク回航やスタートなど、課題と思っていたポイントで
いいコンビネーションが出来ていたので、その点は良かった。

レース終盤でも集中力を切らさずに
チーム全員で海面と他艇をチェックしつつ走れるように
意識を合わせて走ってみよう。