この前に起こった「立てこもり事件(若いSATが死亡した)」最近は事件の風化が早いですが、私的に、ネゴシエーター(交渉人)がどんな対応をしていたのか気になっていました。そんな矢先に、五十嵐貴久著の「交渉人」と言う文庫本が目に入りました。
三人組のコンビニ強盗が、総合病院に立て篭った。院内の人質は五十人。犯人と対峙するのは「交渉人」。解決間近と思われた時、事件は思いもよらない方向へ転がる。真の目的は何なのか?手に汗握る驚愕の展開と感動のラスト。傑作サスペンス。
読み出したら止まりません。まるで映画を見ているかのような展開。「どうなるんだ?」「どうするんだ?」と叫びたくなる怒濤のような勢いでストーリーは展開します。しかし、後半過ぎから大どんでん返し。動から静へと転換されて行きます。久々の異色作でした。
| Trackback ( 0 )
|
|