岩手山外来種駆除(セイヨウタンポポ等)の第3回目を、
7月29日(水)~30日(木)に八合目小屋泊で行ってきました。
参加者は、自然公園財団・関係者2名、山岳協会4名、岩手山パークボランティアの7名。
スタッフかさいは日帰り参加でした。
天気は、曇りと晴れで作業日和。爽やかな風の下で、気持よく作業できましたが、
目当てのタンポポは本当に見つからず、精神的に辛い作業でした。
駆除前
駆除後
お鉢・妙高山、9合目、8合目、平笠不動の4箇所合わせた駆除数は、
本数で39本、重量で0.10kgでした。
昨年の第3回と比べて、本数では約30%、重量では約35%です。
駆除の最大目的地の、お鉢・妙高山エリアでは、昨年比約30%の12本しか
見つかりませんでしたが、内1本が種を飛散させてしまっていました。
なお、今年からは、除草剤塗布による駆除も試験的に行っています。
第1回目にお鉢で4本のタンポポの葉に除草剤を塗布し、
第2回目は内2本の枯れが確認でき、2本は半枯れ状態で、再塗布しましたが今回は全て枯れていました。
また、平笠不動で塗ったギシギシ計30本はほとんど枯れており、効果が確認できました。
今回、塗り残しや、その後に発芽したものにも塗布してきました。
お鉢では
イワギキョウ
イワブクロが満開!
不動平周辺では例年より多数のエゾニュウが咲いています。
八合目御成清水は、一時の枯れから復活していたものの、これから好天が続けばまた枯れる可能性が高いです。
登山の際は十分に水分をご準備の上おでかけください。
(かさい)
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