HARUSYO'S WORLD 二宮春将の世界

VARIOUS FIELDS OF NOVEL あらゆるジャンルの小説を書きます。

二宮春将小説:11歳の恋物語第38回

2012-01-23 04:34:15 | 日記

「日に日に美しくなってゆく美由紀ちゃんに乾杯」

 敏夫と美由紀は二人で作ったおでんを食べながらお茶で乾杯をするのだった。

「将来はミス日本になるかなあ」

 敏夫の言葉に美由紀はくすくす笑っている。

「ミス日本と言わずミスユニバースになって欲しい」

 敏夫は美由紀を見つめて真剣にこう言った。

「美由紀ちゃんがまぶしいよ。花が咲いたようにきれいになるんだもん」

 これは敏夫の本音である。

「ありがと」

 美由紀はこういった後涙ぐんだ。

「泣いちゃだめ」

「だってうれしいんだもん」

 11歳の恋物語は深まって行く。


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