HARUSYO'S WORLD 二宮春将の世界

VARIOUS FIELDS OF NOVEL あらゆるジャンルの小説を書きます。

二宮春将小説:11歳の恋物語第39回

2012-01-24 05:17:52 | 日記

 敏夫はお小遣いを貯めて美由紀のために宝石箱を買った。そしてその中にはネックレスを入れておいたのだった。

「美由紀ちゃんのために買ったよ」

 この敏夫の言葉に美由紀の目から涙が零れ落ちた。

「うれしい」

 美由紀は泣きじゃくってこれ以上の言葉が出ない。

「またお小遣い を貯めて美由紀ちゃんのために買ってあげる」

美由紀は零れ落ちる涙目で敏夫を見つめる。

「ぼくは美由紀ちゃんが好きだ。可愛くて仕方がない」

 敏夫のこの言葉に美由紀は、

「ありがとう」

 と言って微笑むのだった。


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