2023年もあっという間に3週間が経ちましたが、黒松内町では例年より雪が少なく、除雪が楽な年初めとなりました。
さて、タイトルにある「作開ふれあい交流会」ですが、例年は餅つきを通して地域の皆さんで新年の交流を行っていました。昨年度からはボッチャ※ や豚汁うどんを作って食べるといった様々な活動を試みています。
※ボッチャはパラリンピック競技の一つで、高齢者や障害のある方でも気軽にできるスポーツです。町内でも老人クラブや体育館のシニア教室で行われています!
そして今年は「イモすり団子汁作り」を行いました。元気いちばの中で「昔はよく作って食べていたけど、最近は食べていないなー」という話題が挙がり、せっかくなら交流会で懐かしの味を皆さんで味わおうではないか!ということに。
イモやかぼちゃが主食だった終戦後の時期の家庭の味だそうですが、最近は食べたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか?
せっかくなのでこのブログを見た皆さんも挑戦できるように,
作り方を記載しておきますね♪
①まずはジャガイモをすりおろし器でおろします。(目が粗すぎると団子がまとまりにくいので注意)
②すりおろしたイモを布で濾します。濾した汁は容器に残しておきましょう。
通常の団子づくりでは片栗粉を混ぜますが、イモすり団子では、この残した汁に沈殿しているでんぷんを使って団子を作るので片栗粉は要りません!
残り汁を何度か水洗いをしてでんぷんの色を白くします。水洗いをしないとピンク色に変色してきます。
でんぷんは時間を置けば沈殿するので、何度洗っても流れ出ることはありません!
水洗いをして時間を置き、上澄みを捨てるときれいなでんぷんが・・・!
ジャガイモのでんぷん、私は初めてお目にかかりました(笑)
すり下ろしていたイモとでんぷんと混ぜ合わせて、耳たぶくらいの柔らかさにします
出来上がったら空気に触れないようにラップをします。(酸化してピンク色になってしまうので)
次にお汁づくり
今回はごぼう、にんじん、大根、ねぎ、豆腐を具材にしました。人によってはほとんど具材は入れず、イモ団子だけのパターンもあるそうです。
にんじんと大根はいちょう切り、ごぼうはささがきです。ささがきの技術はさすがでした。こんなに細くできるなんて!!
次に火にかけていきます。
まずは大鍋にごぼう、にんじん、大根、ねぎ、サラダ油を入れて炒めて、水を足して沸騰させます。 そのあとに醤油、みりんで味付けをしましょう。
最後にイモ団子をちぎりながら入れていき、団子が浮いてきたら完成です!
見てください!とっても美味しそうですよね♪
気になるイモ団子は…もちもちで少し歯触りもあり、今までで食べたことがない不思議な食感でした!
ブログを書いている今でも、また食べたいなぁ~と思いだすくらいおいしかったです😆
団子汁を食べながらだと皆さんの会話も弾み、これをよく食べていた頃の当時の話などがたくさん出てきました。
昔懐かしの食べ物を作ってみようプロジェクトは好評なので、今後もやりたいですね!
残念ながら今回は時間の都合でボッチャはできませんでしたが、今後は元気いちばで少しづつ浸透させていけたらと思います。
地区ごとでボッチャが行われているので、作開に招待して地区交流なんていうことができたら楽しそうだな~と妄想しています🌟
それではまた!
まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理