花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

ファン感謝day レ・ミゼラブル

2009年10月26日 | ミュージカル
24日に引き続いて、25日もファン感謝dayだった『レ・ミゼラブル』
私の中じゃ、まだまだレミゼで走っている感覚ないんですけど....
世間一般じゃあ...2日も続けて『レ・ミゼラブル』見に行くってことは、普通じゃないのかもしれませんね。
それも24日は、事前にチケットを購入したものの、25日は、当日の補助席買いでしたから。

この日は、「みんなで歌おうレ・ミゼラブル」ということで劇中のなかで歌われる曲を歌ってみよう!という趣向。
その日の入場時に楽譜が全員にこのイベント用ということで渡された。
その楽譜は、帰りには返してください。という「返却要」というもの。

レ・ミゼラブルの劇中、市民運動を起こそうとする学生達の集結場所となるABCカフェで歌われる曲を観劇あとにみんなで歌うことになる。
舞台には、ピアノが1台。 そこに音楽監督の山口さん。
そして登場してきたのは、アンジョルラスやマリウスをはじめとする学生達。

って舞台を見ていと..客席であらあら、録音装置もって録音しているかたがいる。
自宅に帰ってから聞こうというのかな?
それとも未来のミュージカル出演者?
マイクからの音も入るけど..客席隣近所の音痴も拾ってしまうでしょうに。

さて、歌の練習..っていいつつ、レミゼのハーモニーたるや..私など主旋律以外無理です。発声練習っていって練習したって..ここ数年カラオケもいってないもの。
それで無理せず声を出すことにして(録音してるかた私の音痴を拾ってしまってたいへんだろうけど)舞台で歌う学生の様子をみるとことに。
それが見たくてこのイベント回見に来たんだもの。
マリウスの山崎さん...なんだかすっかりマリウスが板についている。
アンジョルラスの松原さんもなにか、リラックス?とても楽しそうに見えました。
学生のみなさんも...それぞれに。
でもできれば、2階席は無理でも1階席に降りてきてくれたらうれしいのにな...って。
『ダンスオブヴァンパイア』や、『ミー&マイガール』に比べると敷居が高い?
客席にすんなり降りられる階段がないからかもだけれど....。

そんな2階席の補助席を買うのに、窓口で「3階席お願いします!」っていっちゃいました。
「3階ないですよ」..って窓口の係りの方。
「すいません、2階のB席です」なんてやり取りをして補助席GETでしたが、思わず3階..ってやはり私の基本は、歌舞伎座/新橋演舞場なんだ。って苦笑い。

さてそんなイベントがあった日の本公演は...
橋本バルジャン/今ジャべ。この二人対決シーンが、すごかった。
この日は...歌においては、もう少しと思うことが、あったものの、
芝居、動きなどにおいては、バルジャンVSジャベールやアンジョルラス&マリウス
学生達に納得。
一方女性陣は...ファンテもエポもコゼットもがんばりましょう。というところ。

劇場が、なにせこの帝劇というのは箱が大きいゆえ、スタッフサイドに願うところは、すべての客席にすわり音や照明の確認をしてほしいことや、芝居をする人たちには、S席対応の演技だけでなく、安価席のものでも堪能できる芝居/歌をと願うことしばし。
そしてやはり見に来る、来てほしい客層のターゲットも幅広くというのであれば、今お客さんを入れるには、いろいろ細かく子供から年配まで気を配ってほしい。
いくら歴史があるミュージカルでも。

輸入もとのロンドンでは、長らく上演されていたPalace Theatreパレスシアター1400人、現在Queens Theatreクイーンズシアタで規模が少し縮小。
ブロードウエイのBroadhurst Theatreもほぼ1000人
それから思うと、帝劇1900近いキャパで大きくて、単純思考の私はいろいろきついよなあ。って思ってしまう。

どうして日生クラスでやらないの?思うけれど、それこそ歴史がそうはさせないのかなぁ?
初めて私がレミゼを見た日生劇場、日生だからって云々かんぬん..いろいろ言われてたっけ。キャパ1300...東宝の系列劇場でないので無理か利かないのかしら?
舞台の間口もいろいろあるみたいだし。

ちなみにミュージカルでは評判のいい博多座はキャパ1400強なんですよね。
それに間口の高さ奥行きもある。
また建物が新しいからその分使い勝手もいいでしょうけど。

ってなんだか舞台の感想じゃなくて...劇場への思いになっちゃった。
まあこんなことからレミゼを思う日があってもいいじゃないですか

ちなみに、客席の横幅のある国立劇場。
1階サイドの値段安い。って何をいいたいのか?
もちろん観劇料金です。(苦笑)

翻案劇 『サロメ』 千穐楽

2009年10月25日 | 芝居
25日千穐楽
3度目の観劇で一階後方センター席。
初日以来舞台上の森山さんの修験者中心(2回目までヨカナーンにあたる預言者と勘違い)に鑑賞となるのですが、今回は、座った席から舞台全体が視線に入ってくる。
そこではじめて修験者と妃の娘(サロメ)が、舞台上で同じ動きをするようなダンスもあったんだ。と知った。
そして、楽になって舞台全体の流れがつながったかのようにも見えた日だった。

でも・・もっとエロスというのでしょうか、もっと耽美な雰囲気があってもよかったのではないかな?とサロメという作品に対する想い。
日本でも谷崎潤一郎の小説があるけれど、三島由紀夫にもその世界を感じます。
見てはいませんが、篠井さん前回「サド侯爵夫人」も演じられてるとか。
そこでなぜあえてオスカーワイルド「サロメ」を和ペーストにして、サロメの耽美さを見せなかったのか?
和にそのベースがないわけではないゆえ不思議に思えた。

今回修験者として登場した森山開次さんがいるから?
それはないでしょう。
彼のソロダンスで、「ベルベットスィート(The Velvet Suite)」では、エロスという言葉がキーワードにもなっていたもの。
耽美とは、少々違うけれど・・そういう世界にもなるはずだけれど、あえてそこを修験者のダンスでは表現せす、修験者というイメージの世界だけにこだわったかんじ。
ゆえに彼のダンス(パフォーマンス)は、修験者としての怪しさだけを強調したものではなかったかと?
それは和を強調するため、彼のしなやかな、やらかい動きによる精霊のような動きではなく直線的な鋭い動きになったもの。
初回には卍を表現か?と思ったが、それ以外にもいろいろな占いのろいなど、腕による表現の面白さが、やはり正面ならでは・・と思ってしまった。

そんな修験者に対し・・サロメが見せる、いえ見せなければならない耽美性は?
あえて物語の流れのために封印だったのか?
そんな~~サロメなのに?
せめて日舞という場面で見せてほしかったかもしれない。
日本舞踊でも男女を表現振りなどはいくらでもある。

言葉・・台本はあいかわらずおもしろさを感じない散文詩。
申し訳ないが・・森山開次目的の私、3度目にして眠くなってしまった。


帰り道あの首がね・・ってはなしている若い女のお子のグループがいたけれど、修験者の首といってもねえ・・
なにかイマイチだった私。それくらいでは、エロス感じないし、怪しさもない。
これはあえて演出の意図?

なんだかもったいないなあ・・そんな気持ちでカーテンコール拍手を送った。


オスカー・ワイルドの生涯―愛と美の殉教者 (NHKブックス)
山田 勝
日本放送出版協会

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リヒャルト・シュトラウス作曲 楽劇《サロメ》 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 2008 [DVD]

クリエイティヴ・コア

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レ・ミゼラブル

2009年10月24日 | ミュージカル
さて次作の『パイレート・クィーン』の演出山田和也さんを見かけた土曜日。
すでにその『パイレート・クィーン』に出演するバルジャン・ジャベールが去った『レ・ミゼラブル』マチソワ観劇。
今期24日観劇で4人のバルジャンを見たこととなった。
そのなかで・・大きく分けると歌でくるバルジャン2名が去り、芝居でくるバルジャン2名になったように思った土曜日だった。
橋本・別所二人のバルジャンだが、タイプはまったく違う。
どちらが好みか?といえば、私は、橋本バルジャンだ。
そして今日のジャベールは、岡・今2人。

土曜日夜の部の後には、トークイベントがあったのだけれど、その時に、キャスト違いでいろいろ絡みやら、関係が違っているという話があったが、
うん、うんそうじゃないとね。って思わずうなづいて聞いていたが、
芝居もさることながら、体型の違いでもいろいろあるらしい。
モリクミさんは、居酒屋の場面、バルジャンの中で、山口さんは、頑固に座らないのよねえ・・って、そういえば今日の別所バルジャン。すんなり座っていた。
そんな別所バルジャンは、マリウスは、今日の山崎育くんが一番軽いから、下水道の前だっこしてぐるぐるしたら、目が回ります!って山崎育くんに言われたそうな。
また、アンジョとマリウスは、ほかの場面でもいろいろな関係があって、今日のサカケン・山崎育コンビでは、山崎育くんに、先輩!!って関係で扱われるそうな。
だから、工場の喧嘩の場面でも、「先輩止めてくださいよ!」って言われるんですよ。ってサカケン。でもサカケンさんは中国人だったり、韓国人だったりしてるんです。って。いろいろ場面を楽しんでいるらしい。
そんなアンジョとマリウスが、バリケード場面で銃の玉がないゆえ、マリウスが僕が行く!行かせない!ともめているところにバルジャンが、出て行くと、サカケン以外のアンジョは、バルジャンに対して少しためらうところ、サカケンアンジョは、あっさりバルジャンに「お願いします!」っていうんだそうな。「本日なんか2回も言うんですよ!お願いします!おねがいします!って」と別所さん。

また同じ役をトリオやクアトロでやっているから、衣装を間違えることもあって。。と、岡ジャベが、阿部ジャベのズボン(パンツ)を穿いたら短くて・・って笑わせたものの・・それ前回僕あったんです!ってサカケン。
マチネが岡さんのアンジョで僕、ソワレで・・悔しいくらいに丈が長かったの。
衣装さんがすいませんっていったけど・・って。

そんなサカケンは2003年からやっていて・・バルケードののぼり降りがきつくなった・・ってことから、今期バリケードのアナに足がつかかってしばし動けなくなって・・って椅子を使ってその様子を再現。そしてそのあと赤い旗もそこそこに落ちていったの・・って。
それって前回見た時かしら?あの山口さん楽の日と勝手に思った私。

ほかにもジャベールとバルジャンがファンテの病室で、もみ合う場面。
別所バル。阿部ジャベの身長のせい?腕がとれず、空をつかんでいたそうな。

ほかにも・・いろいろあるんでしょうねえ。
そんあなことばかり見られても・・とコメントされてましたが、
やはり市村さんが抜けたあとの「ミス・サイゴン」観客動員に四苦八苦だっただろうことを思うと・・パイレート・クィーン出演者が抜け、さらに数人ぬけたあとのレミゼ。今から予防線をはっているのかな?と思わず。

今日は2回ともB席からの観劇。
音量があがったのか・・なにか今までと違うように感じたのだけれど・・
やはり今井ファンテ。彼女は・・歌もさることながら、今日はファンテとしてのつくりも違うんじゃないか?って見えた日だった。
ファンテというのは、自分の身を落としてでも、子供コゼットのために生きる母親の強さがあってほしいけど、工場の場面から・・・・母よりも女性として男性に持て遊ばれて・・気がふれてきてしまったような、怖い雰囲気が「夢破れて」にある。ハムレットのオフィーリアのようなかんじ。
ゆえにそのあとの場面は怖い正気ではないように見える。
「ファンテーヌ」というのは、学校もろくに行っていない、世間知らずの女の子。
そんな女の子が、かっこいい男性にだまされて・・子供が出来てしまい、いつもどるかわからない男性に思いをはせるものの・・母としての本能として子供を育てていこうという強さのある女の子。だからこそ娼婦になっても・・って、母の強さあまり感じないなあ。とつくづく。オフィーリアならあれでもいいけど。

あの役って・・東宝ではどの程度のポジション?
コゼットやエポニーヌよりランクした?そんなことないよなあ。
大御所でご馳走としてできる役じゃないのかなあ?
リア・サロンガがBWでやったんだもん。
大御所演歌歌手ファンテ人情派みたいのはだめですかねえ。ムリっか。

ファンテの娘・・菊地コゼ・辛島コゼ。
菊地コゼ・・お嬢さん・可愛い・・大事に育てられた女の子。
マリウスが恋しちゃうのもわかります・・ってストレートに思えるコゼット。
辛島コゼ・・お嬢さんそしてやっぱりソプラノの綺麗な声。がこのレミゼの音楽にのるコゼット。を感じることが出来る人。
彼女のソプラノに山崎育マリ・・「歌」で若い恋人であり、そこに二人とは対照的にくるエポニーヌやバルジャン。生活水準の違いや年齢の違い・・で二人のなかには入れない。悲しい運命・・ってなるんだけど、別所バルジャンにおいて・・
病院で若い2人の中にわざわざ入るのか?ってくらい入るんだ。って。
ほかのバルはあえて、そこは遠くから若さに遠慮がちのような芝居で、それでいいんじゃないの?って思うけれど。

バルジャン・・年寄りというところで、一番好きだったのが、実は月明かりでマリウスからのコゼットあての手紙を読んでしまうところ。
私自身・・最近老眼でねえ・・。
暗いと文字がすごくみずらくて、さらに文字は遠くに話さないとピントが合わないのよ。今日橋本バルも、別所バルも、来た手紙さっと開いて読んでいた。
けど・・山口バル、手紙を遠めにして、さらに月明かりを気にしていたのね。
あれて山口さん自身も・・ってリアルな場面ですきなんだなあ。
たぶん若い人には、わかんないだろうなあ・・老眼!!。
私自身つい最近までそんなこと思ってもいなかったもん。
サカケンの体力的衰えにちかいかも・・でも
やはり年齢重ねた分、アンジョのリーダーとしての存在。
原田アンジョ・・賢いし、クール。立派なんだけど、統率力がちょと弱い。
学校で賢い子が、学級委員になったものの、みんながイマイチまとまらない。ってかんじに見えてしまうのに対し、
サカケンアンジョ・・賢さや凛とした強さ見たいのは感じないけれど、学生みんなをよく観ていて、さらにできるだけみんなとのスキンシップをはかるようなバランス重視でみんなをまとめるリーダー。言い方は悪いけれど、ニホンザルが群れをなしている猿山のボス!そんな雰囲気。
これこそ年を重ねてのボスの風格!!
だから、学生の副リーダー的であり、まじめな坊ちゃんタイプのマリウスが、砦で玉がなくなると、行かせない!っていうのに、群れの違う年寄りにはあっさり「お願いします」っていえるのかも。まだこの爺さんは信用ならぬみたいで(苦笑)

いやあ・・ようやくダンスオブヴァンパイアも一区切りついたかなあ。
レミゼラブルスイッチLOWが入りました。




レ・ミゼラブル 全4冊 (岩波文庫)
ヴィクトル ユーゴー
岩波書店

詳細

ハワイ オアフ島 ダイヤモンドヘッド

2009年10月23日 | 旅行
ハワイって言ったら?
ワイキキ!!・・以外は?芸能人がお正月に行くところ程度で、
な~にも知らないで行っちゃった。
今まで、1度も行こうと思わなかったものですから。
ハワイへはJTB旅行社利用。
空港に到着すると、観光バスで、アロハタワーの敷地内にあるJTBの旅行センターに連れて行かれた。
ここで旅行説明をされるのだけど・・1人参加なんていないらしく、係りの方からほとんど無視されてましたねえ。
1人でハワイに行くような人は、ほんとうにフリーで行くんでしょうねえ。

しかし言葉が出来ない場合、やっぱり旅行は全てフリーでも旅行社が日本語で対応してくれるって思うと安心できるですわ。
今回は、そんなトラブルには見舞われなかったけれど・・
旅行社のお陰?だと思うけれど、団体の中1人参加では、時に、いい部屋を与えられることが多い。
まあそれも今回はどうなの?だったけれど、安いホテルながら最上階の海の景色が見える部屋だった。
ワイキキを徒歩で散歩するのには便利。そしてバスも、トローリーを利用するのも便利なホテルだった。

そんな私、アロハタワーからJTB専用のトローリーを利用してまずぐるっと間窓から島を観光。

日本から来たままの服装ゆえ・・多少ハワイ向きではないけれどトローリーに乗っているだけなので大丈夫。

アロハタワーからダイヤモンドへット登山口そしてワイキキにもどってホテルでチャックイン。

(自動車で来た人は駐車場へ。歩く人は、こちらからって感じの看板)

初日ダイヤモンドヘッドに登れることを知り、翌日10時近かっただろうか、
登山口へ。
(もっと早くと思ったものの・・おきられませんでした)
そこで案内板をみればよかったものの

(こんなのぼりの地図や履物について掲示さてていた)

な~にも見ずに。舗装されている道を歩き出した私。
それも高さのあるサンダルで。

(登りきったところでとったワイキキ)
国内でもけっこうサンダルで歩きまる私。
上るのには不自由なかったものの・・降りる時は・・けっこうしんどかった。

(頂上で2ドル払うと登山記念の証書がもらえる・・名前は自分で書いて、当日の火付けをハンコ押してくれるだけなんだけど)
出会う人に、No GOOD! って驚かれたり、すごいって顔されていたり・・
呆れられてました。

再び登山口に降りてくると、スニーカー勧めている掲示板があった。
まったくそういう注意書きも読まず・・オアフ観光。
翌日のあのマカプもサンダルでトラッキングコ~スあるいていた私。

20日 レ・ミゼラブル

2009年10月23日 | ミュージカル
今更だけど20日『レ・ミゼラブル』
山口祐一郎バルジャン千穐楽。
たしか昨日が、今井バルジャン千穐楽。

11月末からの公演に出演される方が、今期レミゼを去っていく。
20日の山口バルジャンを見てようやく伯爵からバルジャンになってきたのかなあ。
ってかんじに思えたのに...なんだか残念。
1ヶ月それも毎日の出演でなく...いくら長年演じていてもねえ。
良い悪いということでなく、役の切り替え大変なんだろうなあ。って勝手に思う。

また、キャストも日替わりで..それが面白くもあった前回のレミゼだったけれど、
今回は日替わりじゃなくて週代わりでもいいよ~って勝手に思う。
人間ゆえにその日、その日でお芝居も違ってくるゆえ、相手のお芝居に絡む難しさってあると思うんですよね。

歌舞伎の「型」のように決まりがあるわけじゃないから、相手の呼吸もつかまないとね。
ベテランゆえそれなりに...なんでしょうけど。
今回9月までのダンスオブヴァンパイア出演組の方々..芝居の前に個人の役をつくり込んでる段階で、絡みの面白さが20日あたりから..そろそろ..ってかんじだったのにねえ。
からむまえに終わってしまった気がしてならない。
ってとくに山口バルジャンにそれを感じたんですけどね。

人気の高い石川禅ジャべ..については、
石川ジャべというのは、小説に出てくる「バルジャンを捕まえることに執念を燃やす男」であり、スターズでもその執念を感じるのだけれど、それ以上を感じられず、彼が最期、橋の上から身を投げるのも、自分が捕らえようとした男から助けられた屈辱感から..とけっこうまっすぐなタイプにみえてるんですね。
迫力あってわかりやすいっちゃわかりやすいんだけど...。

バルジャンをどうして捕まえていのか?心の裏に隠された彼の秘密が、発せられる言葉だけでなく見えない空気の中に、今ジャべがやっぱり好きだなあ。って2度目の石川ジャべをみて思った次第。今ジャべに腹のある芝居をかんじるんですね。

そんなバルとジャべの対決シーンで..ファンティヌ...なんとかならんか?
って私、演歌歌手が頭に浮かんじゃった。
坂本冬美とか長山洋子とか...小林幸子だって良いわ。(それは駄目?)
なにかファンテって演歌の世界じゃないかって。
若い演歌歌手で誰かいないのかなあ??
「着てはもらえぬセーターを涙こらえて編んでます」..って。

それと今回残念ながら帝劇では、エポニーヌ コゼット マリウス プリュメ街での歌が心地よく3人が響いたところに出会えなくって...。
それ以外にも、病院のコゼット マリウス にバルジャンもの歌も、
それぞれの歌が、心に届くハーモニーになってくれない。
なんでかなあ。
なんで聞こえてこないのか? 私自身の思い入れがなさ過ぎるのかなあ。
ないっかも。
だって20日ラストだって..みんなのハーモニーよりサカケンの声さがしてましたから。

そして...この日は、カーテンコールもそこそこに..さっさとかえって「ダンスオブヴァンパイア!!」(だんさーすぺしゃる)最後のあがきをしなくっちゃ!!
だった私なんだから。



翻案劇 『サロメ』 2

2009年10月22日 | 芝居
とある時代のとある小国・・で始まっていたら、こんなに気にしなかっただろう。
『和』『日本』を。
でも最初に「日本全国は統一されておらず、小国に分割されている。
舞台は、その小国のひとつ。」があるからなあ。
その上「和物として斬新に上演いたします。」だったし・・

サロメを和でというからには、いくら「とある」時代の「とある」小国でもなあ。
まあ未来ならば、映画の『猿の惑星』のように、未来が、すさんでしまった日本ならば・・・・。
でもやっぱり意識してしまうのは、大和時代か?
ヤマトタケルのいた伝説の時代か?

そして気になってくる言葉の綴り。
予言者が、最初あたりに言い出す、龍と獅子。
なんだか収まりが悪い。龍といったら虎。竜虎。青龍に白虎が来てほしかった。
大和の時代「青龍、白虎、朱雀、玄武」から出てほしかった。
獅子ってなると私のなかに中国の清涼山!そして牡丹がくっついてきてしまう。
また、赤というもの紅や朱。血を赤として赤を言わず、血の色でいいのでは?。
ほかにも、もう少しあえて古文、文語で言ってもいいんじゃないか?って。
文語の持つ魅力みたいなものがあってもいいんじゃないだろうか?
と最初以上に感じた音の響き。

でも現代的にわかりやすく..というあえて難しくしなかったのか?
昨今、ギリシャやローマ物語、エクスピア作品を日本の古典でなんていうのが流行っているが、やはり流行ゆえの流れなのか?

でも見る私の視線は、今回森山開次さんの予言者登場場面は、全てそちらに。
ほかの方々は耳で聞いている状態。ゆえに交わされる言葉も音として入ってくる。

森山さんの預言者のパフォーマンスは、こんかいは鋭敏で直線的な動きが多い。
そして見とれる。この人の細かな手先指先足先の動きまでが、魅力的だ。
森山さんというとしなやかで精霊のような魅力をみることが多いけれど、
今回の動きは『KATANA』を思い出させる。
そして、なんといってもその時ラストに潔い最期という感じであったのだけれど、
沢山の赤いツバキの花と花びらが散っってきたのだけれど・・
今回預言者の首が切り落とされる時・・それを表現してるのか?ともおもうように
ツバキの花と花びらが降ってくる。
背景は違うのだけれど・・なにか同じように見えてくる。
このツバキの演出は・・ひょっとして森山開次作品『KATANA』のパクリじゃないか?って。
それとも森山さんが提案したか??

サロメの狂気とともに妖艶な美しい魅力。
もっとどくどくしくやりたかったんじゃないか?とも思うものの、
日本の毒々しさの美しさ。三島由紀夫の『椿説弓張月』まで脳裏に浮かぶ。

森山開次パフォーマンスには魅入るものの・・それ以外なにかにつけて・・
屁理屈屋の自分の納得できない世界に文句をつけていた。

先日の2階席から1階に移動して今日は最前。
篠井さん自身は・・あれでOKだけど、
でもなんだか彼が野村萬斎ハムレットの母クローディアスを演じたときのオフィーリアを演じた中村しのぶさんでこのサロメもイケちゃうんでないか?って
いや、やっぱり玉三郎か?ってほかに人を当て込んでいた。

前回以上に・・・ここがこうだめ。って思う箇所も増えて・・
書き出したら長くなりそう。

でも今回この程度でおわります(1度書いたのにドジって消しちゃったもんで)。

帝劇 キャンディード

2009年10月22日 | きまま
かなりビックリ。
東宝でそれも帝劇で『キャンディード』がきた。
ウエストサイドストーリーのバーンスタインのミュージカルですよ。
中でも序曲は、有名じゃん。

来年8月に、レナード・バーンスタインに師事する佐渡裕さん指揮でオーチャードホールで上演されるのは知ってたけど。

今だって音響云々、演奏云々の帝劇でねぇ。ビックリです。
音楽監督? 指揮等まだ書いてない・・
大丈夫なの?オケ??ってまず心配!!
音が気になるじゃん。
佐渡裕さんがくるわけないもんな~。
でも石井一孝さんのときは、佐渡裕さんが指揮だったんですよ!!

『キャンディード』で石井一孝主演で始めて見て気に入った作品なんですよ。(当時もう一人キャンディード役いたんですが・・最終的に石井カズさんシングルになっちゃった)
演出は、宮本亜門だった。今回ジョン・ケアード。どうかなあ。
東宝以外の演出は、好きだけど・・。

今回、井上芳雄くんが、キャンディード。
石井さんのあとに中川晃教くんが演じていましたねえ。
中川クンキャンディードの時はイマイチだったけど。
なにせ音楽が大好き。

今回、 市村正親さんが、バングロス。そしてヴォルテールも

私は、とくに石井カズさんのときの岡田真澄さん(ヴォルテール) が好きでした。

また岡幸二郎が、マキシミリアンだったけど
今回これがなんとサカケン(坂元健児)!!

それに石井*中川のときには、
マキシミリアンの妹クネゴンデがオペラの方々。
新妻さんだけと..どうなんだろう?

とにかくこのキャンディード
ストーリー以上に音楽という点でハードル高い気がするのよね。

心配と期待と半々だ。

Candide (Broadway Cast Recording)
Leonard Bernstein,Leonard Bernstein,Candide Pit Orchestra,New York Philharmonic,Barbara Cook,Irra Petina,Max Adrian,Norman Roland,Robert Mesrobian,Robert Rounseville,William Chapman,William Olvis
Sony

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Candide [1974 Broadway Cast Recording]
Leonard Bernstein,Candide Pit Orchestra,Becky McSpadden,Carolann Page,Chip Garrett,David Horwitz,Deborah St. Darr,Gail Boggs,Jeff Keller,Jim Corti,Joe Palmieri,June Gable,Lewis J. Stadlen,Lynne Gannaway,Mark Baker,Maureen Brennan,Renee Semes,Robert Henderson,Sam Freed
Sony

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Bernstein Conducts Candide

Deutsche Grammophon

詳細


Theater

2009年10月21日 | 旅行
さて、芝居好きとしては...見る見ないに係わらず
『Theater』っていうのが気になるんですよね。

ハワイでも2箇所Theatreってつく場所に行ってみた。
Hawaii Theatre
Ward 16 Theatre
Hawaii Theatreは1922年に建てられた全米歴史的劇場建造物指定の劇場ってことだけど
Ward 16 Theatreは、新しい映画館だった(笑)

その歴史あるHawaii Theatreのある場所は、ダウンタウンといわれるよなばしょでそばにチャイナタウンもあって私にとっていやすい場所だたりする。
ごちゃごちゃしてるんですねえ。
ここで、外国人旅行客に英語で道を尋ねられた私。
なんで私に尋ねるんだ~!!って焦ったものの、場所が、わかったのでお教えしたけど、なんで私に声かけたのか..。
海外で、日本人に道を聞かれたことはあるけれど、外国人は初めてだぁ。

一方Ward 16 Theatreのあった場所は、最近の人気スポットらしい。。

劇場のあるそば..それなりにやっぱり面白い。

シアターではないイベント会場が、あった建物。

Honolulu Design Center

レミゼはあとで・・

2009年10月20日 | きまま
本日山口バルジャン千穐楽でしたが、
はっきり申します。ダメです。レミゼ気分ではございません。
私の中で本日帝国劇場では、『ダンス オブ ヴァンパイア』モードに戻っておりました。

さすがに山口バルジャン千穐楽沢山のお客さんでしたが・・
『ダンス オブ ヴァンパイア』の熱気には及んでないぞ~~~~。
ロビーに飾られていたキャスト顔写真!!そして飛んでいる?いや飛んでなかったこうもり君たち。
そして「ようこそクロロック城へ」って 再演ゆえにけっこう力いれてたよね。
今回のレミは、製作者側自体なんだか力いれてないもんね~。ぜったい!!
前回のレミの展示が嘘みたいに今期のレミあっさりもんだ。
客だってわかるわ。

それでも今回レミは、やっぱりサカケンアンジョばかりが気になって・・。
1幕ラストアンジョが真ん中に・・って、そうそうヴァンパイアの1幕ラストあそこがよかったのよねえ。伯爵さまの「にらみ」とともに・・さあ楽しく「クコール劇場」を待ってましったっけ。
でね、2幕になると・・ご先祖様の前でサラが歌うのを聞いて、『悪夢』場面を待ちわびてましたねえ。
レミも休憩後の学生の登場は・・バリケードまでの序章。
はやくバリケードの上に昇るサカケンアンジョ見たいぞ~~~って(苦笑)

それに照明もっ暗いのよね。ともに。
でもヴァンパイアのほうが、実際『悪夢』の照明が綺麗なんですよね。
やっぱりレミは古典的な照明なのかも・・。
でもBWでは、もう少し明るくみえたんですよね。レミの照明。
日本のスタッフサイドは、オリジナル保守派って気がします。
もっと工夫した提案を出来ないものなのでしょうかねえ。
契約上ムリなのか??
だってお客さんだって若い人もいるけど年配だっているわけで
以前、母と一緒の時は、暗いわねえ。見辛いわねえ・・ってことで
今回、芝居好きな母ですが誘いませんでした。

そんな企画制作スタッフとは、別で現場では、
『悪夢』の時のダンサーさんは、自分の魅力を限られた場面でしっかり発揮!!そんな場面を作ってもらえたということがすごいですね。
そしてどんどんその魅力にハマっていった客席。

東京以上に博多座でのダンサー人気は、うなぎのぼり?
思わず・・近寄りがたかったっけ。(でも近寄ったけど・・苦笑)

しかし・・この動画映像ぎりぎりラストまでこんなにUPするなんて・・
うれしいけれど、なんで今?っていろいろあるのかな?大人の事情。
出演者にだってOKもらって出してるんだろうし・・。
もちろん製作者OKもあるわけだろうし・・。

前回のCD発売じゃないけれどダンスシーンDVDで出したら、すごい儲かったでしょうね・・。東宝さん。
そこまでの権利は取得できなかったのかな。

さてあと、2分で東宝の映像UPもおしまいかっ!!
2009年夏もようやくおわりですね。
今 最後の音楽が流れてフィナーレだぁ。なんていいタイミング!!
「I LOVE ダンス オブ ヴァンパイア」

「ほんとうに楽しかったで~~~~す」って伯爵の雄叫び。
あ~っ、今期レミでは・・むりですよね。っ
バルジャンさま。

ダンス オブ ヴァンパイア

2009年10月20日 | きまま
ぎぁ~~~~~~~~~~~っ!
って驚いたのなんのって。
ただいま職場で仕事しないで、
『ダンス オブ ヴァンパイア』のダンスシーン見入っています!
ブログはもはや閉鎖されたものの、20日までの限定とやらで
動画UPされていましたが、ここにきてあと8時間!!とかってのぞいたら
なんと、ダンスシーンがUPされてる!!

仕事忘れて..いろいろ作業中!!
レミゼ気分になれないよ!!