花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

歌舞伎「江戸の芝居小屋」

2013年02月17日 | きまま
サントリー美術館で開催されている
「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 ― 江戸の芝居小屋 ― 」展
日曜日午前中に行って来ました。

東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で2月6日(水)~3月31日(日)までの開催ということで、昨日新橋で購入した入館チケットをもって早々に出かけました。

江戸時代に花をさかせて今に至るまでつついている歌舞伎。
歌舞伎を見せる場所芝居小屋、そして役者とそれを見る客の歴史。
それを感じることができる展示です。

2013年4月の第五期歌舞伎座新開場を記念しての展示。
今年になって團十郎さんがいなくなってしまったことで、新しい歌舞伎座の幕開けに暗い影をさらに増してしまったような気がしますが・・

歌舞伎の神様。いろいろな怒りもあるかもしれませんが、新しい場所で再び上演する歌舞伎界に、乗り越えるべき試練を与えたんでしょうか?

どうなるかは、わかりませんけど・・ただ未来の巨匠??
歌舞伎の世界は子役と呼ばれる小さな役者さんから、この人も歌舞伎役者なの?ってまさに現代っ子!!ってかんじの青年がいっぱいいるわけですよね。

それにお客も!!今は、昔より勝手にルールつくって、ああだこうだ、本やらDVDなとの資料からも頭でっかちになっているお客さんもいっぱいでしょうけど。私もその一人??

今回芝居小屋の浮世絵みていて・・楽しそうにみているお客さんが印象的でした。
きくところによると今インドの映画館がこのころの歌舞伎のお客さんとおなじなんじゃないの?って。

浮世絵のなかのお客さん芝居中もなんだかわいわい騒いでる。
そして芝居小屋のなかで、芝居を上演をしている最中に物を売っている?

そうだ!!野球観戦みたい!!野球やってるさなか、ちゃんと売り子さんきてくれますもんね。
あれはこうした芝居の流れか??
そしてその野球をみていたって、選手がすごけりゃ客の目はゲームに釘付けになる!!
ゲームがよければ、それだけの魅力があるんだって!!
つまんなければシートで好き勝手に。。ってプロ野球の珍プレイなどで紹介されてる。

伝統芸能だって・・落語のなかに「噺家ころすにゃ刃物は要らぬアクビ三つで即死する」とかって
つまらにゃ寝ちゃっえ・・とかってね。

金払って見てるんだ。面白いもの見せろやい・・ってね。
金払ってもみたい芝居にみせろって。そして芝居小屋行って楽しむんだ・・って。

どうもインドの映画は1日かけてみなさん楽しむためにいくらしい。
そして食べたり飲んだりあげくに応援したりって・・
映画は、まわりに迷惑かけず、静かにみましょう。という日本とは根本違うよう。

インドでは、映画がナンバーワンの娯楽で、テレビ・音楽・出版界も包括する強大なメディアとして君臨し、音楽のヒットチャートも映画のサントラが上位を占めてるとか。
歌舞伎も江戸時代ナンバーワンの娯楽だったんじゃないか?ってくらい今回の展示はエネルギーを感じました。

役者の浮世絵も普段なら絵師の名前で展示紹介されるのに、今回は役者ありき。
きいたことのない浮世絵師もいれば、ほんと有名な広重、北斎、豊国、国貞だあ・・ってね。
鳥居さんもいるけどやっぱり庶民が手にしたかったのは・・ってかんじで、鳥居さんはやはり芝居小屋の絵だたのかなあ。と

今は、なにかどんどん高尚な歌舞伎に仕上げたいのか?って1席20000円もする席がやたら多くて。年金世代でも気楽に買える席はあれども少ないってそんなシステムはいかんよ!!って、インターネットや映像など、いろいろなものがある現代に高尚なものにするならそれなりに・・って
思わず。

絵を見ながら思っちゃいました。
そして役者さんも頑張れよ!!って。

團十郎さんのTVを見てて恐竜の世界だって大きすぎて滅びたしかたない・・みたいになんだかねえ。
團十郎さんの世界観。いいなあって。
今は江戸じゃなくちゃいけないってね。

今回の展示は展示なれど展示のなかからひりがるイマジネーションがいっぱいでした。
展示期間中展示品は変わるようです。大きく分けて3回。
そして今日18日までの展示品も日吉山王祇園祭礼図屏風や俳句かるたとか
でも重文とかは会期中ずっとあるようですので、東京ミッドタウン散歩しながらぜひどうぞ・・ってかんじかな。

3月23日(土)は「六本木アートナイト割引」のため、一般および大学・高校生は一律500円だそう



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