花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

帝劇『レ・ミゼラブル』

2013年05月12日 | ミュージカル
今まで観たのは、プレビュー公演。
本公演初日は、2日・・ほんとうなら5日夜の部をみていたはずなんですけどねえ。

そして日曜日2階最後方列M列下手側にて観劇。
プレビューとはっきり変わっていた点。
先ずアンジョルラスのヘアースタイル・・ってこれは、アンジョというより上原理生さんのヘアースタイルが、前回のような長髪、バックで一つに束ねるヘアースタイルになっていました。
たぶん映画のアンジョのようなヘアースタイルは評判が悪かったのでしょう。
ガブローシュの最期は、砦に戻ってきたところで、アンジョに抱きかかえられ、グランテールに渡され、舞台下手に横に安置。亡くなったガブローシュ、学生達の最期ともに照明が当てられ、ジャベールが、バルジャンを探しに部下とやって来たところで、部下が、死体となったアンジョが運ばれていく台車にガブローシュも横たえさせ一緒に運ばれていくという悲痛な学生たちによる市民運動・・市民革命を語っておりました。
あっ、プレの時には、ガブローシュは、亡くなった時にアンジョそして、グランテールに運ばれ・・舞台から消え、アンジョの死骸とともに運ばれていく時、ジャベールの部下が、掛けられていた赤い布をはがすとそこにガブがいるという形でした。
ぞうぞうするにやはり、学生以上に子どもの死に対しての扱いを見ているものに与える影響なんでしょう。

しかし、今まで日本では拍手のおこったアンジョの死。日本人的?死の美学?歌舞伎などでも美しく死んでいくというある種耽美的な要素は、レミゼでは必要ない!残酷な死として扱うことによって訴えている革命といったところでしょうか。

ロンドンでは旧演出ではどんなだったのでしょうか?
ブロードウエイでは、みたかぎり・・やはり日本人的感覚はなく・・やはり死は死なのでした。

またふと感じたのが・・日本では、TVでは残酷なもの、性描写なものというのはかなりきわどい映像をながしていますが
海外ではあくまで無料の場合、そう言う映像にはでくわしません。
一方お金を払うものに関しては・・そうあくまでも観るものの判断でレミゼにおいては、小学生あたりは、好ましくないような説明が付いていたかとお思います。それが、こんかいの新演出ではけっこうとりいれられているというのでしょうか・・
新演出そのままが、いろいろ来ているといっていいのかな?とも思うところが大きいです。

ダメというのではありませんが・・日本でうけるかな?って思うところでもあったりします。
ファクトリーガール・・いわゆる娼婦など・・ブロードウエイじゃけっこうすごかったって印象がのこっています。
旧バージョンですが。

しかし・・ひょっとすると日本人だとその表現がうまく行かず演出を変えてるってこともあるのかな?
って思うのは・・バレエの時でしたが、やはりリハの時と本番でビントレー氏が変えていたことがありました。
男の人が女の人にバイバイ!ッテ軽くあしらってしまうポーズだったのですけどね。

新演出あらためて、嫌いじゃないな。っとその最大理由は音楽かも。
かなり新しさのある音・・って今日2階できくオーケストラ。
以前の重さのある演奏にくらべると装飾要素大!!
2階の前方で聴きたいなっと思ってしまいました。

出演者のみなさんは・・今日は、本番はじまって疲れもピーク?
頑張っている分ときに、がなっているように聞こえてしまった方が何人か。

っていっているお客の私・・今日はレミの前に映画
「闇の帝王DON ベルリン強奪作戦」を1本見てまして、
約2時間半・・休憩なしで、レミ1本、疲れてちょいっと睡魔に襲われてました。
なんとファンティーヌがなくなるシーン。寝てました。
やばいやばい・・。