花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

友達 2

2008年11月22日 | 芝居
シアタートラム
難解!ってかんじた前回。
今回はどうなんだろう?と不安が過ぎりつつ・・
チケット買った時は、舞台がそんなに高く設置されるとは予想せず
最前列を取ってしまった。
舞台を見るのに完全に上を向く状態となり・・劇場内の乾燥と芝居を見ようとする気持ちから目が乾燥状態。コンタクトしている私になんとうっとうしいこと。
目薬を持っていかかかったことを反省。

前回よりも作品として・・いじめというものでもあり、捕虜収容所でマインドコントロールされていくようでもあり・・・普通に生きているのに自分を押し通そうとした結果、仲間と称する一般世間という世界をなす団体から排除されていくという
怖さのある一方、ある種そのいじめるサイドでも、仲間でありながら決して、同じでなく、自分を押し通したいと思うと、自己中、ほしいものは、それを大事に扱うことなく精神的残虐さに満ちる。こわ~。
いやいや・・恐怖政治のよう。1960年代・・60年安保闘争なんていうのもあって、学生運動も盛んだった頃。70年代には浅間山荘なんて怖い事件も・・
どちらも言葉だけではないけど・・怖い。そんな時代に書かれたこの作品ますます・・ブルブル。

それを個性豊かな?すごい役者さんたちで演じられてるから、引きこまれるものの目が疲れてしまう。
メイン見たかった小林十市さんもバレエで活躍されていた方が、この独特な演技でいせる役者さんぞろいのなか、見せてくれるのは・・動きはもちろん、やはり噺家の家に育ったこともあるのだろうか?やっぱり目が離せない人だ。

今回、話題となっている演出の岡田利規。2005年に岸田國士戯曲賞を受賞し、演劇界で活躍するだけでなく、本年4月には大江健三郎賞を受賞しているそうだ。彼の演出の力というのもあるのだろうけれど・・小林十市さんの演じる男の動きも不思議だが、とにかく突然やってくる変な9人の家族演じる役者さん。原作以上に不気味。私は苦手だが・・この不気味な不可思議な動き。強烈な姿、好む人も多いのではないのかな?

今回トークなんて付いてないのに補助席が並んでいた。楽は24日。