花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

Baby Baby

2008年02月10日 | ミュージカル
主催が『NPO法人青少年の心を育てる会』
そして会場は、セシオン杉並
このミュージカル『Baby Baby』は
劇団目覚まし時計によるものだが、
実は、『野沢聡』の名前を検索していて、出てきた公演だった。

劇団目覚まし時計は、オリジナルミュージカルを主として、
稲垣美穂子と丹野雄二によって1977年に立ち上げたれら演劇集団のようだ。
そして、美しいもの、爽やかなもの、そして何よりも、大人と子供が一緒に楽しめるミュージカルを創ろうとしているとのこと。

でもまったくそんな意図も知らず、さらにこの『Baby Baby』について
青少年の心を育てる会の顧問・井深大氏の、
「教育は産まれてからでは遅すぎる。」という言葉から生まれた
『胎児に対する親の責任について』改め『ベィビーベィビー』。
卵子と精子の乱舞に始まり、胎児たちの愛らしいダンス、
胎児とお母さんが電話でお話・・・・など、奇想天外なミュージカル。
ということも見終わってから知った状態。
この公演は13年ぶりの再演と言っていた気がするがHPを見ると14年らしい。

たぶん、14年の間に何かと話の中で変わったもののあるのだろう。
ストーリーやら構成は奇抜!!という作品のような気がしたが、
唄われるメロディやダンス、は20年以上前のような雰囲気があった。
また、登場人物の設定がどうも見た目とギャップがありそうな気も。

舞台は、産婦人科病院。出産を控えた、5人の女性たち。
双子を含め5回すべて女の子だったという八百屋の奥さんはベテラン妊婦。
で彼氏はバイクに夢中というロック歌手の女性。
(予定していた方がケガで代打となっていた)
彼の両親の許しが出なくて、日本国籍を持てないフィリピン人の元気な女性。
曰くありげな女性。
そして、もう一人心臓疾患のある女性。

そんな妊婦達が頼る病院には、自然分娩をと考える女医 とハイテク医療を重視している院長の息子二人の先生がいる。

5人のお母さんのお腹に宿った赤ちゃん達、まずは精子と卵子が一緒になって、お母さんのお腹のなかで少しずつ大きくなって、お腹の中にいてもお母さんの様子がしっかりわかる・・と5人の赤ちゃんも登場してくる。
これまた奇抜なお姿。
つるつる肌にへその緒がついてるのはいいけど、頭は地球儀?なんだろう?まあるい帽子。
この子たちが、胎児ながらいろいろ会話を交わす。

赤ちゃんを産む喜び・・でも相手が、ほんのちょとの浮気の相手だったとか、
心臓の弱い彼女の出産は、彼女の命にもかかわる、ゆえにどうするか?
さらに、女医さんは、ベテランながら独身女性。
結婚とは?などもちょっと話題に・・

でも、このミュージカルのメインは、生命の誕生。
自分の命をかけても胎児の誕生を願う・・出産の時がやってきて
病院にいる誰もが生命の誕生を願って、赤ちゃんがお母さんのお腹から
元気に生まれてくる。

すっごい楽しめるというよりも
ます教育的しどうありきのミュージカルではあったかも。

それとひょっとして見た目と登場人物年齢設定ちょっと違う?
独身の女医先生に院長の息子、何気に好意をもって・・でもさあ、
息子30代で女医先生50代~60代?
その女医先生の学生時代の彼氏が登場してその彼の今の奥さんが
心臓が悪いという女性で結婚してようやく子供を授かった・・って
この女性・・20代いや30代の雰囲気。
ってことは旦那さん40代??
役者さんの実年齢はさておき、見た目から、あれ?と。

まあそんなこんなありますが、観劇目的の野沢聡院長息子には、満足。
彼まったるいとところもあるものの、あの声がいいのかなあ。
タッパの大きさもか?
歌もあったし、セリフも多いし、もちろん登場場面も多いし、満足いたしました。