花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

柳家小さん、柳家花緑 花形二大会

2007年03月12日 | 古典芸能
久々に聞きにでかけた落語会
しかし、朝起きると頭痛が・・。
昨晩妙に眠くなったのが、体調の悪さの予兆だったのか?
朝も目覚めたのは、10時過ぎ・・落語会は、12時から。
その上その後、東京會舘に行くのに・・と不調の自分に腹が立つ。

軽く食事をとり、頭痛薬に胃腸薬、更には湿布薬をお腹と首筋に貼って
出かけたのだが・・開口一番、始まっていた。
10分の遅刻だった。

そろそろオチ!ってところか?客席に笑いが起きる中・・残念ながら??で終わる。

そして、柳家花緑登場。
このところ妙に聞きたかった噺家だ。彼の二つ目の時を高座で聞いた記憶はない。
客席の年齢層はけっこう高め。だがもちろん若い落語ファンも見かける。
まくらの時から、笑いがどっかんどっかん!
年齢に関係なく笑える話を匠に聞かせる。
そして落語『粗忽長屋』
今では落語を聴かなければ、「そこつ」をそそっかしい状態って知らないから、「粗忽」といってここをいうと「鎖骨」のことをいうのもいたりして、
と早々に笑わせ、話に入り・・まさに二人のそそっかしい男のおこす話を聞かせる。
私も終始声を出して・・噴出してというべきか、笑って聞いていた。

休憩をはさんでその後、今年85歳といっていたかな?
内海桂子師匠。三味線漫談。
元気で明るくって・・さすがに年配、忘れちゃったよ。で笑わせるすごさも。
そのなかで、私は朝1万5千円ぐらいの仕事してるんだよ~って
髪をゆって、化粧して着物着て・・美容院なんか行ったら1万5千円だからねえ。
今の人たちはつまらないねえ。この髪をゆってうなじで男を惑わせるのにさ、今の子達はねえ・・ってうなじもしらないって笑って・・・艶話満載。
カラオケじゃこのよさは出ないよ。どどいつっていいのがあるのにねえ。
と笑ってきかせる。
後片付けだって自分でするよ!って。階段から落ちて今セラミックが腕に入ってるんだけどもう元気だよ・・ってほんと元気いっぱいで、最後も踊って見せた。

その後、とりで出てきたのが柳屋小さん。
5代目(先代)のことは、花緑のほうが良く知ってる。息子のほうが知らないけどほんと良く食べる人だったと、先代の話をまくらにして、『長屋の花見』を。
こちらも甥の花緑をは違ったおっとりした話方で、客席に笑いを起こさせる。

久々・・それも聞きなれた江戸落語
思いっきり笑ったひと時だった・・
なのに・・・会場を出て・・休憩をしようとしはじめたとたん頭痛が復活!
笑いの効能は、その場限りだったか・・とまあそれでもその時は、治っていたのだからすごいものだ。

久々の落語・・もらったチラシの中に「花緑まつり」なるチラシがあった。
新作を赤坂で披露するようだが、これキャラメルボックスの真柴あずささんの作だそうだ。
また鈴本では「子別れ」の通しということでとりに名前がある。
う~ん。再び落語に行こうか?

MUSICAL GALA CONCERT vol.2

2007年03月12日 | 舞台いろいろ
「ミュージカルガラコンサート vol.2」
東京會舘本舘 9階 ローズルーム

『ミュージカル指揮者、塩田明弘が4人のミュージカルスターをゲストに迎え、華麗なパフォーマンスととともにオーケストラを指揮します。』

とあって ゲストは、泉見 洋平、樹里 咲穂、新妻 聖子、吉野 圭吾
だった。
「ダンスオブヴァンパイアのコンビが出演する!」
それで申し込んだステージだった。
なんとその後、このステージ“SOLD OUT”になっていた。
昨年の吉野圭吾「タンゴモノクローム」もそうだったが・・
やはり最大は吉野圭吾?いやいや、それぞれファンがいるわけで・・

今回もその吉野圭吾のときと同じ、ステージが会場奥にセットされ、長方形のテーブル席が、縦長列で50席ぐらい並べられていた。
今回は、ラッキーにも3列目のブロック席だった。

食事タイムが1時間程度で、コンサートは、6時50分スタート8時20分終了とほぼ予定通りだっただろうか。
ステージには、20人弱構成のミニオーケストラ構成。
塩田氏登場で、先ずご挨拶。
『今年はミュージカル界の「みのもんた」をめざすので「しおたもんた」に!』なんていって笑わせて、
ゲスト一人ずつの登場で、それぞれが1曲づつ披露。
(メモにとっているわけでもないので、記憶力の弱さで、ごちゃごちゃになってるゆえ、間違っていたら「ごめんなさい!」)
樹里咲穂、泉見洋平、新妻聖子、吉野圭吾・・の順だったかな?
樹里さん英語の歌だったのだけど・・日本語のほうが良かったんじゃないのかな?
と思うほどちょっとカタカナでかけそうで・・それが気になっちゃって・・。
泉見さんは、6月から再び聞かせていただくことになる「カフェソング」
新妻さんはMAから・・歌の名前忘れてしまった・・彼女の持ち歌
吉野さんは、「Sunset Boulevard」を日本語で。
このサンセットブルバードってアンドリューロイドウエバーの曲で
有名だけれど日本では上演されているのだろうか?(これからチェック!)
これを聞いていて、吉野さんでこのミュージカルもみたくもあり
最近では、モーツアルトのヴォルフも見たくもあり、ジキルとハイドなんてものも実は演じてくれないかな?と密かに思ってしまうのである。
(石井カズ氏が、すでにジキルとハイドを演じたい!といってるのを知りつつも・・)
その時に来ていた黒のロングコートのままで、先ほどは黒のレザージャケット?をきていた泉見さんが、王子様的な黒のジャケットに取替え、ここだけのスペシャルバージョンということで、「闇がひろがる」を聴かせてくれる。
・・・この2名贔屓の私・・これも本公演で見たいぞ!と密かに願う。

むさくるしい男2名にかわって?2名の女性にと塩田さん満面の笑顔?
樹里さんと新妻さんが歌った曲は、「ジキルとハイド」から「Someone Like You」(たしか)これまた英語バージョン。

2人でそれぞれ歌った曲は、誰が選曲したのかな?とちょっと気になったが、他では聞くことはないだろう(密かに願うが)と、感心して聞いてしまった。

その後は、塩田氏と4人でのトーク。
ミュージカルに入ったきっかけは(惹かれた)?
ステージ上での失敗は?
というものだった。
この場でも盛り上げ役は、塩田氏と吉野圭吾・・だろうか。
入ったきっかけ・・「近藤マッチがすきで『ギンギラギンに・・』を唄っていて・・」って相当なところから『ぼく、ジーザスの白衣(しろこ)が最初!』って
そして『一人森でジーザスごっこしてました!』と。
そういえば樹里咲穂『大地真央さんのステージを見て』といった時に、塩田氏『「○○まおう」ね』って一人うけていた。
また失敗談では、
泉見さんは、ダンスオブヴァンパイアのカバンが、開かなくなったときのこと
新妻さんは、よく転ぶってことでMAでも転倒して姿が消えていた!と
樹里さんは、電飾のついた装置が倒れて・・にげろ!っていわれて逃げ足はやい!と
吉野さんは、レミゼのときにバリケードが、上手下手からくっつくときに、つかなくて・・といい始めると、塩田氏もその場にいたことを思いだし、あの時はねえ・・曲を繰り返したけど・・たいへんなのよ。けっこうそういうことがいろいろあって、あの時圭吾も旗もって(とその時の姿を再現して)
いろいろあるよね。だからライブはいいよね。
っと結局塩田氏しっかりまとめにはいっていた。

その後、再び1曲ずつ。
吉野さん紫のスーツに白のラメシルクハットをもって登場、「これだから「ママはどこなの!」」って笑わせ、もちろんモーツアルトから、「ちょっぴりオツムに、ちょっぴりハートに」を
聴かせてくれる。
「スイートチャリティ」からチャリティが、唄っていた「If My Friends Could See Me Now 」は樹里さん。
あのミュージカル・・改めて樹里咲穂で見てみたいと思ってしまった。
泉見さんは、「サラへ」新妻さんは「メモリー」が、最後の曲となった。

ってまあとにかく、私の記憶力ゆえ・・違っていたら申し訳ない!
さらに、どうしても女性2名より男性2名に気がいていたことも書き添えていく。
チケット購入時から、目的は、吉野圭吾、泉見洋平だったゆえ。

最後に、4名のゲストの今後の予定では、
吉野圭吾 青山劇場で「ダウンタウンフォーリーズ」
泉見洋平 ソロライブ、シングル発売、その後レミゼ
新妻聖子 MAに。ということで、11月12月とは変わってますと・・
樹里咲穂 新国立で「モダンミリー」
という紹介がされた。

楽しいひと時だった。

だがちょっと気になったのは・・このコンサート
けっこうなお値段21,000円もして(という感覚を持つ人は少ないのか?)
どこかお気軽なライブ的な感覚があって、
(席をつめるだけつめて、儲けようという意図もあるのだろうけど)
ガチャガチャしすぎの気がしてならない。

歌舞伎役者のトークショーや、後援会の集いで東京會舘にきた時は、
お客サイドもスタッフサイド雰囲気もゆったりで上品なイメージだったのだけど、
最近私の中で、東京會舘のイメージが、かわりつつある。