アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

アラビア語の絵本とパレスチナ問題

2006年12月17日 02時28分41秒 | アラブ文化など
 斧か鋤か鍬か良くわからない題名の絵本(左。クリックすると拡大します)の挿絵の画家 حجازي 氏が『追放された小さなナイチンゲール』という絵本(右。クリックすると拡大します)の挿絵も描いていらっしゃいます。

   


 『鋤』(左)は、先述のとおり「盗賊の一団に村をのっとられ、主人公のお父さんは、村を守ろうとして戦死。そのお父さんの遺品である「鋤?」の刃を発見した息子が、その柄となる丈夫な樫の木を見つけ、仲間たちとともに村の奪還に向かう」という筋です。
 他方、『追放された小さなナイチンゲール』は、ナイチンゲールが祖先の代から住んでいた美しい果樹園を、カラスたちがねたみ、ナイチンゲールたちをその果樹園から追い出してしまうというお話です。美しい声で歌っていた、ナイチンゲールのワファーちゃんが、最後に言います。
「私は果樹園の中でしか歌わない。私は果樹園のためにしか歌わない」

(クリックすると拡大します)

 どちらも、パレスチナ問題を髣髴とさせるお話です。
 このほかにも、この真四角の絵本シリーズ(ベイルートの دار الفتى العربي 発行)では、パレスチナ問題を暗示する童話がいくつか収録されています。

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