東京新聞 2010年5月28日
これはエジプトの伝説に由来する話。ワニに子をさらわれた親が返してくれと頼むと、ワニ曰(いわ)く。「わしが、この子を返すかどうか、当てたら返してやろう」▼しかし、親が「返してくれる」と答えれば、子を食って「はずれだ」と言い、「返す気などない」と答えれば「返す気だったがはずれたから」と言って食うのである。どう答えても、結果は同じ。これを称して<ワニ論法>という
こんな伝説があることを、先月まで知らなかった。まあ、昔はエジプトにもワニがわんさかいたわけで(ワニ肉の話)、子供がワニに食われることもあっただろうが。
これはエジプトの伝説に由来する話。ワニに子をさらわれた親が返してくれと頼むと、ワニ曰(いわ)く。「わしが、この子を返すかどうか、当てたら返してやろう」▼しかし、親が「返してくれる」と答えれば、子を食って「はずれだ」と言い、「返す気などない」と答えれば「返す気だったがはずれたから」と言って食うのである。どう答えても、結果は同じ。これを称して<ワニ論法>という
こんな伝説があることを、先月まで知らなかった。まあ、昔はエジプトにもワニがわんさかいたわけで(ワニ肉の話)、子供がワニに食われることもあっただろうが。
返してもらわなきゃ。