20151016 1900
・RENT
森ノ宮ピロティホール 前方席
20151018 1300
・RENT
森ノ宮ピロティホール 後方席
三回目で、落ちました。
RENT!わあ!!って、なりました。
初回、自分で席選べたので欲張って前の席を取って。
すごいなーって思ったし歌いいなーって思ったし楽しかったんだけど、
お話というか世界観がいまいち理解できなくて。
熱さに勢いに圧されて推されて興奮したけどなんだったんだ…?
すげぇのが来て、通り過ぎてったんだけど…みたいな。
2回目は好きなシーンとか歌とか分かるようになって、期待したり新しい発見もありつつ
結局馴染めない世界観に近付けた気がしないまま。
歌好きだし役者さん素敵で、見応え感じて嬉しくて。
登場人物も理解できる人とできない人とでもみんな面白くて、それだけで十分なんだけど。
なんとなく、なんとなく。
へーそういう世界もあるよねーうん。って感じだった。
愛かー、好きだよねみんなー。
みんななんて人はいないけどー。
って遠巻きから見ている感じを自分に思い込ませてた。
RENTの世界観になじめない自分がすごく良くないもののような気がして、
私にはまだ早かったのかなーとか思っていました。
2.5次元じゃなくて、歴史ものじゃなくて。
ちょっとだけ昔の現代の話。アメリカの話。
異空間でもないし、リアルでもないし。
そういう時空になじめない自分の価値観。
よく分からないけどそこに引っかかっていた気がする。
そういうのが3回目でどうでもよくなった。
3回観てもあるあるな世界だなとは思ってない。
でも、その違和感がどうでもよくなりました。
千秋楽パワーとかそういうことなのか。
3回目の正直とか魔法とかそういうことなのか。
よくわからないけど。
帰り道の私、ちょっと菩薩みたいな顔してたと思う。
すごい、しあわせで、穏やかな気持ちだった。
なんだろう、あの空間でお芝居を観れたということがとても嬉しくて。
本編終わってすぐスタオベに。
普段の舞台だとカーテンコール2回目…3回目?まではあかんよなぁってなんとなく思ってるけど。
そういうのなんか全然頭になくって、
わぁ!めっちゃ!しあわせ!ありがとう!シュタッ!(立ち上がる音)って感じだった。
ミミちゃん。
初回観たSoweluちゃんが演じていたミミがとても好きで。
大阪1回目もSoweluちゃんでとても嬉しくてやっぱり好きで。
でもジェニファーさんのミミもとっても好きだった。
Soweluちゃんの歌声は力を感じるというか必死感がすごく好きで
ジェニファーさんの歌声は綺麗で甘くてうっとりする感じだった。
あー…どっちも好き。あー好き。
パワフルで繊細で生きてるって感じがしました。
ミミちゃん大好き。
RENTの登場人物、理解できないと言いつつみんな好きなんだけどその中でもかなり好き。
ジェニファーさんお顏小っちゃくてびびった。
オペラグラスで観てた時に堂珍さんロジャーとお顔くっつけるとこで
あまりにちいちゃくてひっってなりました。
良い方のひっだよ。
Spiさんも好きです。
あ、Spiさんじゃないか、ベニー。
お歌も素敵だし好きで、プラス、ベニーの立ち位置がすごく好き。
初回からしっくりきたキャラ2人のもう1人。
上手く説明できないけどベニーのやってることとか言ってることって納得できる。
そうだよね、そうするよね、そう言いたいよね、って思った。
マークとベニーの立ち位置が共感できるっていうのは。
ちょっと冷静に考えると激しさ足りない人生感だな私とか思うけど。
そう思ったんだし仕方ない。いいのさそれで。
マーク。もうあれです。ナンバーワンです。
村井良大くんが演じた役ということももちろんあるし。
彼がやらなければ今回のこのタイミングでRENTを私は知れなかったし。
そういう、作品の外からの要因も大きいです。もちろん。
でも、外からじゃなくて、誰がやったかとかじゃなくて。
マーク・コーエン。すごい、すごくいいなと思います。
絶対いるもん。こういう人。
2回目観た時。
ロジャーと喧嘩して、お前は逃げてる!って責め立てられたときに。
なにからさ!って言い返すとこ。
あぁああああぁぁあああ!ってなった。
その時の声というか雰囲気というか顏というかもう全てがもう、素敵だった。
全力で泣いた。全私が泣いた。
村井良大知ってて良かったってなった。
だって知らなかったらあのなにからさ!は聴けてないし興奮もできてない。
あれ思い出すと今でも鳥肌立つ。すごいすごいすごい(無限大)、好き。
What You Ownの冒頭のマークソロだったみたいです。
前回のブログで私が曲名分からずに好きって言ってたのは。
お歌、回を増すごとに素敵になってた気がする。
初回と比べると大阪2公演は生バンドさんとキャストさんの声のバランスが好きな感じになってて。
声が聞き取りやすくて、それでっていうのもあるのかもしれないけど。
千秋楽のお歌は皆さま鳥肌だった。
千秋楽に対する謎の期待とかその期待が作る空気感って。
やっぱりあるのかもしれないなと思いました。
シアタークリエで貰ったチラシを読んでいて。
なんだかじわっとくるものがあって幕が上がる前に泣きそうになってしまって。
こりゃいかんと冒頭オペラグラス使ってみたのだけれども。
オペラグラス使うと集中力上って涙止まりそうな気がするから。
でも全然効果なかったです。
マークの最初のセリフでもううあぁあぁあああってきて。
最初のRENTで泣いた。普通に泣いた。
オペラグラスは泣かない用じゃなくて涙隠す用だった。
一幕泣きすぎて二幕はちょっと冷静な気持ちになりました。
冷静というか。とても穏やかな。
あー、いいなぁって。
すごい、幸せな作品を観させてもらってるんやなぁと。
良大くんの作品終了後のブログのこと。
彼が作品が終わった時に更新するブログの言葉は毎回とても素敵だなぁと思います。
観劇した人に、余韻にひたらせてくれるというか。
丁寧で幸せな気持ちにさせてくれるというか。
ブログもだし、ビジュアルボーイの日記も好き。
良大くんのビジュボ日記の素晴らしさについては
たくさんの方が知っててこだわりの好きポイントがあると信じてるので
そういう方の集まりをこっそり覗いてできれば隅っこに座らせて頂いて
その好きポイントについてじっくりお話聴きたいです。
脱線。
この人に演じてもらえた作品はいいなぁって思う。
そういう作品をこれからも拝見できたらいいなぁと。
なんだかんだ脱線しつつ書いてみたけど。
上手く全部の気持ちを捏ねて丸めて成型するのって難しいなって思います。
気持がたくさんあればあるほど、難しい。パン屋さんってすごい。
RENT、また日本で上演されたら、観に行きたいって今はとても思います。
のーでぇぃばっとぅでー♪