ノキシノブ。漢字で書けば「軒忍」。国語辞典には、常緑のシダ植物の一. *木の幹や石垣・屋根に生える.とある。では、漢字の意味はというと「軒」は明らかに建物の一部をあらわしているが、「忍」の方は① がまんする。しのぶ。「忍従・忍耐・隠忍・堪忍」 ② むごい。「残忍」③ 人目をくらます。「忍者・忍術」この3つの意味合いが紹介されている。ノキシノブにつけられた「シノブ」の意味合いは「がまんする」だろうか。かやぶき屋根の軒や老木の幹に生えているシダ植物をみて、「シノブ」と名付けた日本人の感性はどこから生まれたものだろう。ノキシノブには、日本庭園や風流という言葉が似合うのも日本人ならではの感性と言っていいのだろうか。

30秒の心象風景12908・樹皮に張り付く~ノキシノブ~
https://youtu.be/k7j9We4Crjo

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