兵庫県内には神社に残る仏塔が三基あります。いずれも文化財の指定を受け、大切に守られています。その一つは名草神社の三重塔です。出雲大社の大改修にあたり妙見杉を提供した返礼として寛文5年(1665)に出雲大社にあった三重塔を贈られたものです。塔の高さは約23m、室町時代の建築物で国指定重要文化財です。もう一つ室町時代の三重塔があるのが六条八幡神社です。名草神社の三重塔はこけら葺きですが、六条八幡神社の塔は桧皮葺です。兵庫県内に残る全ての仏塔のなかでも、造立年が明確な桧皮葺の塔として最も古いのは六条八幡神社の三重塔になるようです。残る一基は柏原八幡神社にあります。柏原八幡神社の社殿は秀吉が竣工した桧皮葺で、国の重要文化財に指定されています。その社殿の背後に立つ三重塔は江戸時代の再建ですが、社殿に合わせた檜皮葺の屋根は、市内のどこからでも見えるシンボルになっています。

30秒の心象風景18315・神社に残る三重塔~リカちゃんの旅~
https://youtu.be/BcMzzqTehR4

30秒の心象風景18315・神社に残る三重塔~リカちゃんの旅~
神戸市北区 山田町の 六條八幡神社です。
境内の奥に 室町時代の中頃に建てられた 三重塔があります。
屋根の反りが流麗な 桧皮葺の塔です。
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30秒の心象風景18315・神社に残る三重塔~リカちゃんの旅~
https://youtu.be/BcMzzqTehR4