せせらぎの散歩道

気ままにアート。時には旅行。
その時々、感じたことをしたためます。

中馬のおひなさん(豊田市足助町)

2018年03月02日 | イベント

中馬(ちゅうま)というのは、中馬街道のことを指します。
場所は愛知県の豊田市足助(あすけ)町。
ここには、秋の紅葉で有名な「香嵐渓」があります。
足助は、かつて、馬を使って塩や野菜などを運んだ馬商人(中馬)
たちが通っていた宿場町でした。
豊田市の中心部からは車で30分ほどなので、都会のオアシス的場所です。

「中馬のおひなさん」は、20年ほど前に、町起こしとして
始められたのが、すっかり定着して、毎年開かれています。
中馬街道沿いに軒を連ねる民家や商店の軒先や店内に
その家に代々伝わるひな人形を飾って、道行く人を楽しませてくれます。

足助で最も美しいと言われる「マンリン小路」
左にあるのは、「マンリン書店」で、画廊があります。

店の中庭に飾られた、雛段。

「交流センター」玄関の雛段。徳島からの寄贈品もあります。

三河地方に伝わる土びな (写真下↓)
足助では、ひな祭りは、女の子に限らず、男の子のお祝いでもあったそうです。
その時、土びなをかざったとか。
ひな祭りの人形は、元来は土俗的な信仰でもあったので、
華美な段飾りは江戸時代に入ってからといわれています。