せせらぎの散歩道

気ままにアート。時には旅行。
その時々、感じたことをしたためます。

あいちトリエンナーレ(円頓寺、四間道会場)

2019年10月05日 | 催し

名古屋駅の近くにある
円頓寺(えんどんじ)商店街が

今回のトリエンナーレ、
街なかアートの会場です。
名古屋市営地下鉄
「国際センター」駅から

徒歩で15分ほどで到着。

 

 

 

 

 

 

 

 


古い民家が展示会場。

商店街アーケード前には信長像が。


 アーケードの上から
赤色のロープがアーケード中に
吊り下げられていました。

これも作品。
(アイシェ・エルクメン作)



円頓寺の山門。
左手に見える赤くペインティングされた家の前の駐車場で、
週末の夜に日替わりライブがあります。

円頓寺の提灯と、ライブ会場の壁が同じ色!


少し歩くと四間道(しけみち)
という
古い町並みが出てきます。



四間道の中ほどにある伊藤家の旧邸。
座敷に上がると大きな鏡がいくつかあって
自分の姿が映ると同時に、
不思議な映像が現れるという仕掛け部屋。
有料展(津田道子作)
家の奥の納屋にも作品が。すべて炭で作られた
ミニチュアの町です。(岩崎貴弘作) ↓

 
四間道の民家の軒先。
古い町並み保存地区にあります。


再び商店街に戻り、作品展を見ました。
12年ほど前に実際にあった交通事故の記録展でした。



事故死した6人の小学生が
事故に遭うまでの日常生活を、
資料とともに絵に描き展示。
強く心に残る作品です。
NHKが取材に来たそうです。
(弓指寛治作)


 
歩き回ったせいで、ちょっと疲れたので
レトロなカフェで一休み。
揚げ餅とお茶で一服 
( ^^) _旦~~

その他にも、内外作家の 多くの作品や映像、
 参加型の催しもありました。
お店も多く、一日いても飽きません。
また来たい場所です。

 


あいちトリエンナーレ2019

2019年08月15日 | 催し

愛知県で、3年に一度開かれる現代アートの国際祭典
「あいちトレエンナーレ」に行ってきました。

今年で4回目のテーマは「情の時代」
情は情報の情であり、感情の情でもあります。

  

トリエンナーレのメイン会場「愛知県芸術文化センター」
地上12階、地下2階まであり、美術館は8階と12階にあります。

各地で集めた音楽バンドのTシャツで作られた
巨大な旗が
芸文センター地下一階から、お出迎え。
高さは五階くらいまでありました。(ピア・カミル作)


10階の愛知県美術館入り口に設置された巨大なモニュメント。
スマホの目が、時折動いていました。
今年のテーマである「情(報)の時代」を表現しているかのよう。
(エキソニモ作)

 

広い室内に、45体のピエロの人形が
いろいろなポーズで並べられている部屋。
ピエロの横に寝転んで、スマホで自撮りする人たちが
大勢いました。(ウーノ・ロンディゴーネ作) 

道端に落ちていたタバコの吸い殻や
チューインガムから採取したDNAを使って
人物を特定して見せるという、ヘザー・デューイ・ハグボーグの作品。
「ここまでできるのか」かという驚きと、不気味さを感じさせる作品で、
DNAの濫用社会へ警告を発しています。

中止になった「表現の不自由展・その後」のコーナー。
メイン会場の、奥の奥にありました。

公立施設などから撤去された作品など、20点ほどを展示。
「表現の自由」について考えてもらうという企画です。
しかし、従軍慰安婦を象徴する少女像などが
展示されるということで、開場前から脅迫メールなどが殺到。
そのうえ、政治家たちから検閲とも取られかねない
批判までされて、たった3日で中止されました。

私は見たかったのですが。((+_+))
気に入らないからといって、
脅迫などの暴力的な方法で
作品を封じ込める行為には賛成できないので。
まさに「表現の不自由」さを目の当たりにした事件です。


まだまだ続く、あいちトリエンナーレ。
メイン会場の芸術文化センターの他にも
名古屋市美術館や豊田市でも広く行われています。
10月14日まで