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(1~7
過去の記事はこちらから)
1993年10月4日
2:05
●アメリカ陸軍第10山岳師団主導による巨大多国籍救出部隊が第一墜落現場に到着。約11時間戦い続けている99名の兵士達と共に撤収作業に取り掛かる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/a3/d4fd6b126dd2773c21799c1a1c6d9c5d.jpg)
●撤収作業中、第160特殊作戦航空連隊(ナイトストーカーズ)のリトルバードが敵ソマリ族民兵に対して夜間掃射。徹底した航空支援を行い、地上部隊の安全を確保していく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/c0/9d3f7474bf3be6fb8ba18ab953ee7396.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/7f/09572f296501132e4ce34995f463691b.jpg)
【リトルバードの活躍】
10月3日深夜から10月4日未明まで繰り返されたリトルバードによる機銃掃射及び支援飛行は「彼らがいなかったら救出部隊ごと全滅していた」と、帰還した兵士誰もが絶賛するほどの大活躍だったそうです。
ナイトストーカーズは作戦開始から3日深夜~4日未明にかけての支援飛行も含めて約17時間飛び続け、基地と戦場との往復回数は70回以上と言われています。特に深夜の機銃掃射は大規模なもので、ソマリ族に大きなダメージを与えたようです。映画内ではエヴァーズマン軍曹がストロボで“敵の位置”をリトルバードのパイロットに教えていましたが、実際にはストロボで“味方の位置”を教えて、ストロボでマークされた場所の周辺で動くモノがあれば容赦なく攻撃対象にされました。味方兵士にとっては最高の航空支援だったようですが、ある意味無差別とも言える機銃掃射によってソマリア人の犠牲者が増えた事は、仕方がないとはいえ悲しい現実です。
余談になりますが、本編に数回登場していた荷台を引いているロバですが、原作ではこの夜間の戦闘中に残念ながら息絶えてしまったようです。
3:00
●兵士達は“生死に関わらず誰一人仲間を置き去りにしない”という教義に従い、スーパー61のパイロット、クリフ・ウォルコット准尉の機体に挟まって動かない遺体の引き出しに奮闘する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/ca/ed72e2bb47c491a4c4e9a1f90380a564.jpg)
5:45
●ウォルコットの遺体引き出しに成功。部隊はついに戦場から撤収を開始する。しかし、車輌が満杯だったため、一部のレンジャー、デルタは徒歩で移動することに。徒歩移動の兵士達は敵の追撃に晒されながら“モガディシュ・マイル”を駆け抜ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/69/f2e54584e4f3ef8c52f485f42c99c709.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/57/574a819e999c648a9d5f198f0c240ac2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e0/91969cbcc246c12cf84e6e4f0df1a6e1.jpg)
【モガディシュ・マイル】
約15時間ぶっ続けで戦い続けた兵士が車輌に乗れず走って撤収するという、この戦闘の象徴的な出来事。この映画の中で管理人が好きなシーンの一つで、現場で撤収の手順を協議するシーンがあるんです。その際にスティール大尉が放った言葉が強く印象に残っています。第10山岳師団の指揮官の「第10山岳師団が背後を守り徒歩で戦場を抜ける」という発言に対して「お断りです。我々レンジャーが背後を守ります」と、さらっと言ってのける精神力に惚れたwww本当に言ったかどうかは別として、精鋭部隊の誇り高きプライドを堪能できる秀逸なシークエンスだ。しかし、その結果がモガディシュ・マイルに繋がってしまうとは……。
実際に第一墜落地点で現場の指揮を執っていたリー・ヴァン・アーズデイル元大佐の証言によると、徒歩での移動中は航空支援もあり映画ほどの激しい戦闘はなかったようで、途中からは迎えの車輌に乗ってスタジアムに到着したそうな。ちょっと真相は分かりませんが兵士によって状況に違いがあったのかもしれませんね。原作では、素通りしようとする車輌の前にデルタの隊員が銃を構えて立ちはだかり、満杯の車輌に無理やり乗り込むというチカラ技で場を乗り切る描写がありましたがwww
本編では皆普通に戦闘服を身に纏っていますが、原作ではもう少し生々しくて戦闘によってズボンが破れ下半身丸出しだとか、ほとんど全裸だとか、そんな状態で戦っている兵士もいたみたいですね。それから車輌の中も撤収するまで長時間に渡って詰め込み状態が続いた為に、汗や血や糞尿などの強烈な悪臭で大変だったようです。想像しただけで吐きそうになります……。
6:30
●死者19名、負傷者73名を出し、部隊は国連統制下にあるスタジアムに帰還。ソマリア人の犠牲者が確認されることはなかったが、1000名以上の死者とその数をはるかに上回る負傷者が出たものと見られている。
さてさて、前回の記事を書いたのが去年の9月5日なので、これまた随分と間が空いてしまいました。
楽しみにしていた方がいたのかどうか分かりませんが、申し訳ありませんでした。
今回の記事で“ブラックホーク・ダウン”の記事はとりあえず終了することにします。
戦争映画は単なる娯楽映画で終わらせるのではなく、なぜこの戦争が勃発したのか?なぜ兵士が戦うのか?なぜ死んでくのか?そこで一体何が起こっているのか?自分なりに事実を掘り下げながら観ていきたいと思います。
今後、この作品のように心を揺さぶられる戦争映画に出会えることを願っています。
簡単ではありますが、ここまでお付き合いして頂きましてありがとうございました。
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1993年10月4日
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●アメリカ陸軍第10山岳師団主導による巨大多国籍救出部隊が第一墜落現場に到着。約11時間戦い続けている99名の兵士達と共に撤収作業に取り掛かる。
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●撤収作業中、第160特殊作戦航空連隊(ナイトストーカーズ)のリトルバードが敵ソマリ族民兵に対して夜間掃射。徹底した航空支援を行い、地上部隊の安全を確保していく。
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【リトルバードの活躍】
10月3日深夜から10月4日未明まで繰り返されたリトルバードによる機銃掃射及び支援飛行は「彼らがいなかったら救出部隊ごと全滅していた」と、帰還した兵士誰もが絶賛するほどの大活躍だったそうです。
ナイトストーカーズは作戦開始から3日深夜~4日未明にかけての支援飛行も含めて約17時間飛び続け、基地と戦場との往復回数は70回以上と言われています。特に深夜の機銃掃射は大規模なもので、ソマリ族に大きなダメージを与えたようです。映画内ではエヴァーズマン軍曹がストロボで“敵の位置”をリトルバードのパイロットに教えていましたが、実際にはストロボで“味方の位置”を教えて、ストロボでマークされた場所の周辺で動くモノがあれば容赦なく攻撃対象にされました。味方兵士にとっては最高の航空支援だったようですが、ある意味無差別とも言える機銃掃射によってソマリア人の犠牲者が増えた事は、仕方がないとはいえ悲しい現実です。
余談になりますが、本編に数回登場していた荷台を引いているロバですが、原作ではこの夜間の戦闘中に残念ながら息絶えてしまったようです。
3:00
●兵士達は“生死に関わらず誰一人仲間を置き去りにしない”という教義に従い、スーパー61のパイロット、クリフ・ウォルコット准尉の機体に挟まって動かない遺体の引き出しに奮闘する。
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●ウォルコットの遺体引き出しに成功。部隊はついに戦場から撤収を開始する。しかし、車輌が満杯だったため、一部のレンジャー、デルタは徒歩で移動することに。徒歩移動の兵士達は敵の追撃に晒されながら“モガディシュ・マイル”を駆け抜ける。
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【モガディシュ・マイル】
約15時間ぶっ続けで戦い続けた兵士が車輌に乗れず走って撤収するという、この戦闘の象徴的な出来事。この映画の中で管理人が好きなシーンの一つで、現場で撤収の手順を協議するシーンがあるんです。その際にスティール大尉が放った言葉が強く印象に残っています。第10山岳師団の指揮官の「第10山岳師団が背後を守り徒歩で戦場を抜ける」という発言に対して「お断りです。我々レンジャーが背後を守ります」と、さらっと言ってのける精神力に惚れたwww本当に言ったかどうかは別として、精鋭部隊の誇り高きプライドを堪能できる秀逸なシークエンスだ。しかし、その結果がモガディシュ・マイルに繋がってしまうとは……。
実際に第一墜落地点で現場の指揮を執っていたリー・ヴァン・アーズデイル元大佐の証言によると、徒歩での移動中は航空支援もあり映画ほどの激しい戦闘はなかったようで、途中からは迎えの車輌に乗ってスタジアムに到着したそうな。ちょっと真相は分かりませんが兵士によって状況に違いがあったのかもしれませんね。原作では、素通りしようとする車輌の前にデルタの隊員が銃を構えて立ちはだかり、満杯の車輌に無理やり乗り込むというチカラ技で場を乗り切る描写がありましたがwww
本編では皆普通に戦闘服を身に纏っていますが、原作ではもう少し生々しくて戦闘によってズボンが破れ下半身丸出しだとか、ほとんど全裸だとか、そんな状態で戦っている兵士もいたみたいですね。それから車輌の中も撤収するまで長時間に渡って詰め込み状態が続いた為に、汗や血や糞尿などの強烈な悪臭で大変だったようです。想像しただけで吐きそうになります……。
6:30
●死者19名、負傷者73名を出し、部隊は国連統制下にあるスタジアムに帰還。ソマリア人の犠牲者が確認されることはなかったが、1000名以上の死者とその数をはるかに上回る負傷者が出たものと見られている。
さてさて、前回の記事を書いたのが去年の9月5日なので、これまた随分と間が空いてしまいました。
楽しみにしていた方がいたのかどうか分かりませんが、申し訳ありませんでした。
今回の記事で“ブラックホーク・ダウン”の記事はとりあえず終了することにします。
戦争映画は単なる娯楽映画で終わらせるのではなく、なぜこの戦争が勃発したのか?なぜ兵士が戦うのか?なぜ死んでくのか?そこで一体何が起こっているのか?自分なりに事実を掘り下げながら観ていきたいと思います。
今後、この作品のように心を揺さぶられる戦争映画に出会えることを願っています。
簡単ではありますが、ここまでお付き合いして頂きましてありがとうございました。
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私もやっと「ブラックホーク・ダウン」見ました。
そして、ハンガーさんのブログも読みました~。力作ですね。お疲れ様です。
勉強になりましたわー。
こんな記事を読んでくださってありがとうございます!!
書いて良かった
いろいろ詳しく書いて下さいましてありがとうございます。
こんな記事を読んでいただいて感謝です><
シュガートとゴードンはじめ、デルタやレンジャー、ナイトストーカーズの死闘に胸が打たれる作品ですよね!!
時系列毎に詳しく書いてもらったのでわかりやすく、流れも把握することができました!
これからも機会がありましたらお願いします!
そう言って頂けてうれしく思います!
今後ともよろしくです!!
相手(敵)はイスラム教徒なんやなと
結局それなんやなと思いました。