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旅のあれこれ、見たこと、感じたこと 写真で現地を紹介します。

砂の美術館・鳥取砂丘

2016-06-22 11:54:41 | 鳥取
2016年6月19日、行きました。今年度のテーマは南米編です。入館料は600円、開館時間は9時から18時です。
鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
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鳥取砂丘







ガラパゴスの動物たち
「エクアドルの海岸から約1000km離れた赤道直下の火山島、ガラパゴス諸島。ガラパゴスはスペイン語でゾウガメを意味します。多くの島と岩礁で成り立ち、各大陸とは隔絶された独自の生物が存在しています。天敵となるような大型の哺乳類がいないことも、ガラパゴス諸島の生物が絶えず進化する大きな理由です。特に爬虫類のゾウガメやイグアナはほぼ全てが固有種で、グンカンドリ、カツオドリを含む鳥類は半数以上がこの地にしかいない貴重な種とされています。1835年はC.ダーウィンがこの地を訪れ、固有種の生態系から進化論のヒントを得ると、種の起源である島全体が保護・調査の対象となりました。現在は、周囲の海域も世界遺産に認定され、ガラパゴスの生態系は大切に守られています。」









アンデスコンドル

クスコの街並み
『標高3400mの高地にあるインカ帝国の首都クスコ。天空都市として知られるマチュピチよりもさらに1000mほど高い場所にあります。旧市街は上空から眺めるとピューマの形にみえるようつくられたと言われています。赤茶色に統一された建物の屋根が一面を覆い尽くす街並み、インカ時代に積み上げられた精巧な石垣、それらは当時の面影を今に伝えています。また、街の中心にあるアルマス広場、インカ時代に建てられた太陽神殿の土台を活用してつくられたサント・ドミンゴ教会など、スペインによる植民地時代の様子も感じることができます。そのクスコを中心にインカ帝国をつくりあげたといわれる、アンデスの先住民ケチュア族。カラフルな民族衣装が特徴です。また伝統音楽フォルクローもアンデス発祥であり、「コンドルは飛んでいく」は代表的な楽曲としてよく知られています。』







インカ道とアンデスの自然
「インカ帝国の時代に作られた道。総延長は4万km以上もあり、クスコを起点として広大な国土全体にはりめぐらされました。この交通網によって命令や情報を国の隅々にまで行きわたらせることができ、物資運搬ルートの役割とあわせて帝国の発展に大いに役立ちました。このインカ道を活用した大量運搬の手段として活躍したのがアンデス特有の動物リャマです。酸素の薄い高地に対して耐久力が高く、重い荷物を背負って長距離を歩くことができます。そのほかアンデスにはアンデスコンドル、ピューマ、アンデスミコなど多くの動物が生息しています。なかでもアンデスコンドルはアンデスの神話にも登場し、神聖な動物として重要な役割ほ担っています。」





チチカカ湖と民族
「ペルーとボリビアの国境をまたがる南米最大の湖チチカカ湖。アンデス山脈のほぼ中央、海抜3812mにあり、船が行き交う湖の中では世界最高所です。インカ帝国発祥の聖地として崇められる。"太陽の島"をはじめ、たくさんの島があり、そして多くの民族が暮らしています。なかでもウル族はシシラ葦を束ねて作った珍しい浮島に居住しています。人々は湖に生える植物を使い、浮島を巧みに操り、様々な文化を発展させています。青い空と湖に並ぶ黄金色の浮島、赤やブルーのなんとも鮮やかな衣装をまとうウル族。」









エンジェルの滝とコーヒー農園
「18世紀前半、ヨーロッパからカリブ海の西インド諸島を経由して南米大陸に伝わったコーヒーとその栽培技術。やがて南米諸国の主要産業として経済を支えるようになりました。コーヒーの栽培には熱帯の雨季と乾季がある地域に向いており、更に高地で栽培されるものは品質がよいとされています。南米大陸北部には6ケ国にまたがるギアナ高地があり、特にベネズエラのエンジエルフォールがよく知られています。作品では背景にエンジェルフォール、手前にコーヒー農園の様子を配置することによって南米高地のコーヒー栽培の様子を表現しています。」













コルコバードのキリスト像
「長きにわたってポルトガルの植民地として歴史を歩んだブラジルは、1822年に独立を果たします。それは国民の大きな誇りであり忘れられない出来事でした。のちの1931年、独立100周年の記念にこのキリスト像は建てられ、多くがキリスト教徒であるリオの人々はこの像に今も信仰と親しみをよせています。そして大きく広げられた両手には、世界中の人が感じる心の温かさが表わされているのです。青い空に映える白い大きな像は、人々のこころを支える大きな存在として、今日もコルコバードの丘からリオの街を見守っています。」







サンティアゴ大聖堂
「カトリックの国チリの総本山教会、サンタィアゴ大聖堂。旧市街の歴史的な景観に溶け込んだネオクラシック様式の重厚な建築は、総本山らしい厳かな雰囲気が漂います。度重なる震災で建て直しが繰り返され、現在の姿になりました。柱から高い天井に至るまでのあらゆる部分に施された美しい彫刻と静寂のなかに佇む聖母マリアの像は、信仰心の厚いチリの人々をあたたかく包み込みます。陽気なチリ人たちも教会の中では静かに祈りを捧げます。一方教会の外のアルマス広場は、地元の人の憩いの場・観光地のにぎやかな雰囲気が溢れています。チリの歴史や文化が集まる大切な場所です。」







ブラジルの現代建築
「1960年のブラジル高原の未開の地に新しい首都としてブセジリアが建設されます。この首都移転はポルトガルの植民地時代に構想が始まり、200年の歳月を経て実現したものです。一から街をつくることでかつてのイメージを払拭し新しいブラジルを築きたいという強い思いがありました。国会議事堂やブラジリア大聖堂など、街の主要な建築物はオスカー・ニーマイヤーによって設計され、曲線と幾何学を用いたデザインが特徴です。ひの近未来的な外観からは新しいブラジルの発展をのぞむ人々の思いが感じられます。」









リオのカーニバル
「ブラジル・リオデジャネイロで毎年開催されるカーニバルの起源は1723年にまで遡るとされています。ポルトガルの入植者から伝わった謝肉祭と、労働者としてブラジルに連行されてきた黒人たちから生まれたサンバのリズムが融合してリオのカーニバルになりました。カーニバルのメインイベントであるサンバパレードは、予選を勝ち抜いたチームが演出や踊りを競い合うコンテストです。露出度の高い衣装を着て羽根を背負った踊り手はパチスタといい、その踊りは個人技のためアドリブや表現力が求められます。華やかで迫力あふれるリオのカーニバルは陽気で情熱的なブラジルの国民性が作り上げました。」









モノリート~遺跡に立つ石の神像~
「この一枚の岩から作られた神像は世界遺産ティワナク遺跡に存在します。ティワナク文化は紀元前3世紀から後12世紀頃、チチカカ湖にほど近いボリビア高原地帯で栄えた文化です。有名な"太陽の門"や神殿郡の建設など優れた石造技術を持ち、後のインカ文明に影響を与えたと考えられています。この遺跡の石像や壁には、人間のような絵やミコ科の動物、ヘビ、コンドル、幾何学的描線など神秘的な図像が彫られています。神殿に佇むモノリートは、古代から現代までこの地を守り続けてきたのかもしれません。」

空中都市マチュピチュ
「ペルー南東部のウルバンバ渓谷に沿った山の尾根、標高2430mにあるマチュピチュは今から100年ほど前にアメリカの考古学者ハイラム・ビンガムが探検したことにより存在が確認され、広く知られるようになりました。その姿は山の麓から確認する事はできませんが空中からは見えることから、空中都市とも称されます。マチュピチュはかつてペルーのクスコを中心に繁栄したインカ帝国によって建造されました。5平方kmの面積の半分を占める段々畑で農業をし、約200ある建物は神殿・宮殿・居住区として使用されていました。しかし、インカ文明は文字を持たなかったため、いつ・何のために建造されたのかなど謎に包まれています。現在では南米屈指の観光地となっており、神秘的な石造りの遺跡と美しい景色を求めて毎日たくさんの観光客が訪れています。1983年にはクスコ歴史地区と合わせて世界遺産に登録されました。」











新大陸発見
「15世紀中頃から始まった大航海時代。当時ヨーロッパにおいて貴重だった香辛料を求め、ポルトガルはアフリカ大陸を南下してインドを目指しました。一方、スペインはクリストファー・コロンブスが提案した西側航路でインドを目指し1492年には中米の西インド諸島に到着しました。このことは新大陸発見としてよく知られていますが、これをきっかけとしてヨーロッパ人がアメリカ大陸に進出することになります。それまで先住民しかいなかったアメリカ大陸にとって大きな歴史の転換点であったと言えます。やがて南米大陸にはスペインが進出していきます。未知の土地を進んでいった結果、彼らはインカ帝国を見つけました。」











インカ帝国
『1200年ごろにケチュア族の中の小さな部族として始まったインカは、次々に周辺諸国を支配し15世紀後半には現在のペルー・ボリビア・エクアドル・チリまで範囲を広げました。最盛期は80の民族と1600万人の人口を抱える大帝国になったとされています。人々は太陽を崇拝し、太陽の化身であるとされた皇帝は宗教・政治全てにおいて頂点に立っていました。しかし、13代皇帝アタワルパが亡くなると国は衰退し始め、インカ帝国は終わりを迎えます。近年になりインカ帝国の太陽神に祈りをささげる儀式、「インティライミ」が祭りとして復活し、現代に生きる人々にも色鮮やかに帝国の栄華を伝えています。』





キリスト教の布教
「コロンブスの新大陸発見、それはキリスト教と南米の不運な歴史の始まりでした。15世紀ローマ教皇は、キリスト教の布教と領土の開拓をスペインに命じます。当時の西洋では優れた文明を伝えることは権利であり、異文化の人々を改宗させる義務があると宣教師たちは使命感に駆られていたのです。改宗を受け入れなければ宣戦布告とみなし、言葉も通じない先住民にとって布教という名の征服でした。また改宗した者には教えを説き、保護という名目で植民地化を進め、布教を正当化したのです。こうして大陸各地へキリスト教は広がり、先住民は減少の一途を辿りました。南米の西洋化が進んだ現在では約7割の人々がキリスト教を信仰しています。」





伝説の黄金郷エルドラド
「南の海の向こうは黄金の国があるらしい、多くの探検家を惹きつけたこの噂は、16世紀ごろまでアンデス地方に存在した秘密の儀式に由来しています。コロンビアの山奥、グアタビータ湖ではインディオの首長が全身に砂金を塗り、湖に入り、財宝とともに祈りをささげる神事を行っていたのです。湖に沈む財宝、輝く砂金、きらびやかなその光景を口伝えに広まり、話はあっという間に膨らんでエル・ドラド"黄金郷"の伝説となりました。それ以降黄金への野望に駆り立てられた探検家やスペインのコンキスタドールたちが次々と上陸するようになったのです。」





















黄金を求めて「大航海時代、金銀財宝が沈む湖、金で飾られた建物がひしめく黄金郷のイメージに、コンキスタドール(征服者)たちは夢を膨らませました。そして希望と不安を胸に抱きながら、未知の世界と向かいます。征服者ということを伏せインディオに近づくコンキスタドールたち。インディオは生まれて初めて目にする白い肌の人々を警戒しつつも、その白い姿が崇める神の存在と重なり困惑していました。そうした背景は、ピサロに代表されるコンキスタドールの侵略を進める要因にもなりました。武装したスペイン人兵士を引き連れ、優越した火砲と騎兵を用いた征服は瞬く間に広がります。部族間の対立を利用したり、虐殺などの手段を選ばない悲惨なものでした。その結果、ラテンアメリカのインディオの文明は破壊され、反対に新大陸の金を得た本国スペインは、莫大な富で潤い大きな国へと成長していきました。」



















イグアスの滝とインディオ
「世界最大のイグアスの滝。毎秒6万5千トンの水が流れ落ち、潤う熱帯雨林には多様な動植物とインディオが共存しています。常に危険が潜むジャングル、人々は智恵をつけ工夫した生活を営みます。植物の毒を抜き食用にしたり、反対に毒を使い狩猟や麻酔薬に利用します。地を這う昆虫から身を守るハンモックや、弓矢などの武器も自然の摂理から学んだ生きる術です。また部族ごとの特徴ある衣装、鼻や耳に着けた装飾品も彼らのアイデンティティです。大航海時代、西洋人の侵入によりインディオは減少しましたが現在に残る部族もいます。鮮やかな虹のかかるイグアスの滝、豊かな自然に囲まれ今日も独自の文化を築いています。」









アマゾンの動物たち
「世界最大の熱帯雨林アマゾン。ブラジルをはじめ9カ国を含むその広さは地球上の熱帯雨林の半分に相当します。また地球の酸素の1/3を供給すると言われるほど緑豊かなアマゾン川流域は、まっすぐに伸びた大木が林立し、湿潤な地が広がる動物たちの恰好の住処となっています。そして南米独特の陸生・水生の動物は、環境にあった進化を続けているのです。木を登り泳ぐこともできるジャガーは食物連鎖の頂点に君臨し、茂みを自由に闊歩しています。宝石と呼ばれるほど美しいくちばしを持つオニオオハシや彩り豊かなコンゴインコが空を舞い、生物の宝庫アマゾンでは今日もどこかで新しい生物が発見されています。」











イパネマ海岸
『ブラジルの港湾都市リオ・デ・ジャネイロには、世界屈指の美しい海岸が並んでいます。イパネマ海岸は、高級住宅地に面したしゃれた雰囲気の静かな海岸です。地元の利用者が多く、観光客で賑わう隣のコパカバーナ海岸とはまた違った魅力があります。美しいイパネマ海岸の先にはレブロン海岸が続き、終点には象徴的なドイス・イルモンス(双子の兄弟の山)が聳えています。ボサノバの名曲「イパネマの娘」の舞台としても有名なこの一帯は、夕日に浮かぶ山のシルエットや青い空と白いビーチのコントラストが格別の絶景スポットです。』



小さな砂像









お疲れ様でした。

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