Caprice Notes♪

映画と本と音楽と絵画とものづくりと。私の気まぐれ日記。

「春の日のクマは好きですか?」

2011-06-28 00:09:09 | Caprice Notes
2003年 韓国映画
ペ・ドゥナ、キム・ナムジン
ヨン・イ監督

似たようなストーリー、なんだかありそう。。。!
だけど、これで何本かペ・ドゥナの映画を観て、コメディというか、ちょっぴり笑える切ない、シュールな感じの演技派さんだなと思いました。
すらりとした背格好に、ショートヘアで、くりくりおめめに、少し丸めのお鼻。。
上手に年を重ねていってほしいなと思います。。。





韓国の女優さんは、整形している人が多いと聞きますが、きっとペ・ドゥナはしていないと思います。。多分ね!

「運動靴と赤い金魚」

2011-06-27 23:57:40 | Films
1997年 イラン映画
ミル=ファロク・ハシェミアン、バハレ・セッデキ
マジッド・マジディ監督

ずーっと前から気になっていて、DVD借りようかどうしようかと思いつつ、今日まで至ってしまった。。
で、今日、BSで放送されていて、見ることができました。

イラン映画なんて、ほとんど見たことがないけれど、とても切なく愛らしく、共感できる映画でした。
すごくすごく貧しくて、でもそれと同じくらい、兄妹の愛があって、家族の愛があって、清らかで美しい、だけど悲しい映画でした。
最後の終わり方はとてもいいなと思いました。

貧富の差があればあるほど、貧しさの美しさって見えるものなのかもしれないと思いました。
今の日本で、このような愛ってあるかなと思います。。。








「戦場でワルツを」

2011-06-27 23:28:45 | Films
2008年 イスラエル映画
アニメーション。
アリ・フォルマン監督

予告を見て、テーマは重いのに、美しい旋律が流れると、そういう映画はすごく見たくなります。
この映画もそうでした。

戦場でワルツなんてあり得ないけれど、(ましてあの状況で。。)でも監督の心の中にはそれが響いているんだろうなと思います。

背景は、パレスチナ・イスラエル問題。
だからとても複雑。

DVDを見終わってすぐに、映画の背景を調べました。
サブラ・シャティーラの虐殺事件。
これは、1982年に起こったパレスチナ難民虐殺事件です。
非武装の住民を3日間で1500人以上殺害したと言われています。
虐殺を行ったのは、親イスラエル・ファランヘ党とされていますが、イスラエルもこの虐殺を知りながら黙認していたとされています。

パレスチナ・イスラエル問題は、非常に根が深い。
土地、宗教、政治、人種。
あらゆる問題が交錯していて、この100年くらいの問題ではあるけれど、私はそもそもというところで考えると、ユダヤ教からキリスト教が枝分かれした時代(約2000年前)からフツフツとこの地域で問題が起きていたんだろうと思っています(持論です、単なる。。)

この問題は、遠く離れた日本で、知識として得ることはできても、長い年月、イスラエルという地で(さらにヨーロッパやアメリカまでも絡み、)起きている出来事を理解することは難しいだろうと思います。
ただ、虐殺や差別、拘束など、あってはならない事件と常に隣り合わせのこの情勢については、遠く離れていようが、目を光らせていなければならないことだと思っています。

土井敏郎監督のドキュメンタリー映画「沈黙を破る」をもう一度見直したい気持ちになりました。


映画『戦場でワルツを』予告編

「隠された記憶」

2011-06-21 00:20:10 | Films
2005年 フランス映画
ジュリエット・ビノシュ、ダニエル・オートゥイユ
ミヒャエル・ハネケ監督

超久しぶりにこういう映画、見たかも。。。
元々借りようなんて思っていなかったけれど、監督が「ピアニスト」でおなじみのミヒャエル・ハネケだったこと、フランス映画もよいなあと思っていたこと、でもラブロマンスって気分じゃなかったこと、などなどにプラスしてカンヌ映画祭受賞作品だったことで、レンタルしよ~と思って借りてきました。

衝撃のラスト、とか、深層心理サスペンス、とか、色々そそるようなことが書いてあって、すご~く満足!
始まり方も終わり方も、DVDで良かった!と思った(劇場だと、見直すことができないですからね!)

監督のインタビューがあったので、それも見ました。
宣伝では、「ラストシーンに。。。」みたいなことが書いてあったけれど、監督はそんなことはまったく触れず、これは「罪」をテーマとした映画で、受け止め方は見る人に任せるというスタンス。
ならば、すごく納得。。。

もう誰がビデオを送ったかとか、あの絵は誰が書いたかとか、そういうことは付随的なことで、テーマである「罪」について、充分伝わったなと思いました。
そもそも、(監督も言ってましたが)ビデオを誰が送ったか、盗撮したかが目的じゃない。。
こういう見方自体がハリウッド的。。
私はフランス映画を見たかったのだ!!!
すごくスッキリしました。

が、インタビューのあとに、劇場トレイラーを見たら、「最後のシーンに衝撃が。。」みたいなことがすごく意味深に出されていて、え~~~?と思って見直したら、主人公の息子と、自殺したアルジェリア人の息子が。。。

誰かも言っていたけれど、これは監督のちょっとしたいたずらなんじゃないかなと。
たしかに、この長いラストシーンで、それぞれの息子が何やら話しをしているのを見ると、さっきまで「テーマは罪だから、ビデオの送り主なんて見方自体がナンセンス!」と思っていたものの、想像が膨らんでしまって。。。
でも、これも監督のやり方なのかもしれない。。

とにかく見てよかった映画でした!
まだ「ピアニスト」を見ていないから、それも見たいなと思いました。

そういえば、震災以来、こういう頭をひねらせたうえに、結果の出ない衝撃的なラストを迎える心理サスペンスを見たのは初めてかも。。。



「リンダリンダリンダ」

2011-06-20 17:42:07 | Films
2005年 日本
ペ・ドゥナ、香椎由宇
山下敦弘監督

YOUTUBEで見てしまった。。。
何気に見始めると見てしまう、こういう映画。。

でもブルーハーツっていいね!

Linda Linda Linda spanish subs 13/13