Caprice Notes♪

映画と本と音楽と絵画とものづくりと。私の気まぐれ日記。

済州島に行くことに!

2011-03-28 11:52:05 | Caprice Notes
といっても、随分前に決めていたんですけど、、、
4.3事件ってご存知でしょうか。。

http://ja.wikipedia.org/wiki/済州島四・三事件

これを勉強しに、、というか、観光もかねて。。

震災や原発事故で、全然行く気になれなかったんですけど、一緒に行く人たちが、「行く!こんなときだから行く!」というのを聞いて。。。
がんばって、気持ちを上げて、行くことにしました。
あんまり勉強とかそんなこと関係なく、楽しんでこようと思います。
今、気持ちを上げるために、済州島の観光地の写真などを見ています。
ご飯もおいしそう!景色もきれいそう!

この旅行から帰ってきたら、私の気持ちにも大きな変化があればいいなと思います。。。

チャン・イーモウ作品

2011-03-26 23:32:13 | Films
「初恋のきた道」と「活きる」を見ました。

「初恋のきた道」
1999年公開の中国映画。
チャン・ツィイー主演。

なんとかわいいチャン・ツィイー!
ですが、今の彼女が大輪の花だとすると、このときはまだ野菊のような、土臭い少女って感じですね!




「活きる」
1994年公開の中国映画。
コン・リー、グォ・ヨウ主演。

チャン・イーモウ作品の中で最も好きな映画の一つです。活きることの力強さを感じます。




To Live (1994) - [CinemaScene] - 04of20



こんなときなので、チャン・イーモウのこういう作品を見ることができるかなと思いながら借りてきたのですが、見始めると、やっぱり見入ってしまいます。そして、人間の活きる力に圧倒されます。
私は今、彼らのように生きて行くことができるか、、、
映画の途中途中で、今の私が置かれている状況が頭に浮かびます。

昨日より、今日。今日より、明日。
「活きる」の中で出てくる言葉です。
私たちも今、何を信じ、何に向かって行けばよいか分からない状況にある人はたくさんいると思います。むしろ、この状況の中でも今までと同じように生活しようとすることのほうが、おかしな感じです。

3.11以降、世界は変わってしまった。私はそう思います。

でもチャン・イーモウの作品は、変わってしまった世界の中でも、力強く生きていけと言っているように思います。

チャイナ・シンドローム The China Syndrome

2011-03-24 22:54:02 | Films
1979年アメリカ映画。
ジェームス・ブリッヂ監督
ジェーン・フォンダ、マイケル・ダグラス、ジャック・レモン

私がレンタルするビデオ屋さんはあんまり品数が豊富ではないのですが、奇跡的に、しかもこの時期に、このDVDがありました!もうみんな見たのかな。。
多分3.11直後とかは見れなかったと思う。でも10日以上経ち、少しづつ誰かと話もできるようになり、状況が見えて来て、この映画を見れるようになりました。

「チャイナ・シンドローム」とは「もし、アメリカの原子力発電所がメルトダウンを起こしたとしたら、地球を突き抜けて中国まで熔けていってしまうのではないか、(wikipediaより)」というジョークから取られたものです。
この映画の公開直後に、アメリカでは「スリーマイル島原発事故」が起こり、話題になりました。
そして今回の福島原発の事故は、このスリーマイル島の事故に似ているという説もあります。

似ているかどうかは別にして。。

この映画を見て思ったことは、企業の体質はどこも同型性を持っているということです。映画なので、大手メディアに所属するジェーン・フォンダやフリーカメラマンのマイケル・ダグラス、電力会社に長く勤務しているジャック・レモンは、まあ別なのですが、でも、企業そのものが持つ体質は、つねに営利が全てにおいて一番の目的であり目標であるということは表現されており、それについて都合の悪いものはあらん限りの力でねじ伏せようとする。。

映画を見ながら、今の福島原発事故と全くの同型性を見ました。映画よりきっと酷いんでしょう。。。



私は3.11以降、この事態が徐々に明らかになり、一進一退の情報をテレビやwebなどから目にしながら、すごく心が死んでいっている感じがします。大地が確実に侵され、それが福島や関東、日本に留まらず、地球全体に広まるのを思うと、ああ、もう決して3.11より前の世界はやってこないんだと心に痛みが走ります。誰のせいということでなく。。(もちろん、東電や自民党には責任をとってもらいたいですし、その下請けの日立、その他の利益だけを追求し、一人一人の人間をないがしろにした企業やシステムにも。。)

ツイッターや色々な人のブログで、さまざまな意見が飛び交っていますが、間違いなく、事実として、私たちは、私たちがしでかしてしまったことをこれからずっと背負っていかなければならないのです。

でも一つだけ思うのは、私は、私たちは、間違いなく地球という一つの星に生きているんだということです。そんなこと、当たり前のことなのですが、この人災を通して、運命共同体という言葉の重さを強く感じました。
どんな報道がなされようと、それが過大であれ過小であれ、起こった事実は真実なのです。これからガンや白血病の子供が増えるでしょう。チェルノブイリから2000km離れたフランスでも、甲状腺ガンの患者は比較的多いそうです。(友人のフランス人の話)もちろん福島から遠く離れた場所でもこれが原因で病気になる人もいるでしょう。(もちろん誰もそれがなんの原因かなんて分からないでしょうが。。)

そういう意味でも、私たちは一つの星の上で生活する生きるものなのだと強く思います。
今までは隣に住む人が何か困っているかなんて、気にもとめなかったけれど、今は違います。道路を歩いていても、買い物をしていても、すれ違う人に愛しさを感じます。大げさかもしれませんが、そんな感じです。
まだ感傷的なのかもしれませんが。。。


今回の事故によって、人間が持つ悪や欲ができるだけなくなり、本来の人間のもつ感性が豊かに染み通っていくことを願います。

海の上のピアニスト La leggenda del pianista sull'oceano

2011-03-22 20:16:56 | Caprice Notes
1998年イタリア映画。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督
ティム・ロス主演

こんなときだから、観る映画がすべて今を語っている気がしてしまいます。





「問題は目に映ったものではなく、
 映らなかったものだ。わかるか?
 あの巨大な都市。
 すべてはあったが、その終わりは?
 終わりはどこに?
 すべてのものの行き着く先が見えなかった。
 世界の終わりが。」





17歳のカルテ

2011-03-19 00:26:28 | Films
原作は1994年に出版されたスザンナ・ケイセンによる自伝です。
少し前にBS2で放送予定だったのが、何かの理由で放送されず、でもどうしても観たくて借りてきました。
きっとこの映画を観た女性は誰でも共感できるんじゃないかなと思います。私も、もしかしたらスザンナかリサと同じような病気かも!なんて思ってしまいます!

こういうメンタル系のなんだかやるせないような、最後がハッピーエンド!っていうのでない映画は好きだなと感じてしまいます。ソフィア・コッポラの「ヴァージン・スーサイズ」も大好きです。








Girl, Interrupted - Trailer