何だかんだ用事をしている間に 緊張をしている暇もなく、
開演になった。
最初は「野に咲く花のように」を暗譜で歌う。
本番って言うのはイヤに冷静になれるもので、
歌詞を間違えることなく、先生の注意事項も思い出しながら
自分的にはしっかりと歌えたように思う。
それに暗譜なので客席を見回せることができて、「野に咲く花」万歳である。
さぁ、演奏会の始まりである。
まずは先生のご挨拶からあり、
そして第一ステージはフォーレの小ミサである。
・I. Kyrie
・II. Sanctus
・III.Benedictus
・IV.Agnus Dei
私はBenedictusでソロをする。
色んなBenedictusを歌っているが、フォーレは簡単なようで私は苦手である。
ちょうど出にくい音域だから・・・なんてことを言っていたらダメなんだろうけれど、ほんまに歌いにくい。最初はちょっと納得できる出だしではなかったけれど、歌っているうちに調子に乗ってきたので ま、良しとしようか。
相変わらず自分に甘い。
この小ミサ4曲を通して、うまい方やったんちゃう?
第2ステージはいろいろな歌。
てんてん手まり
乾杯
秋桜
恋人よ
約束
千の風になって
乾杯を歌っているとき、まつげが1本 目の中に入って くしゃくしゃするし、
痛いし、Oh!No!!状態の乾杯だった。
何とか歌い上げ、秋桜を歌い始める。
なんか歌っているうちに一番前で私を見つめている母の姿を見て
胸がいっぱいになり、涙が出そうになった途端、
まつげがどっかにいった~~~!!スッキリ
やっぱり母の存在は偉大だ。
「約束」って歌は大変長い歌だがとても感動する。
ママの命がもう絶えると知ったとき、神に祈る。
パパは誰でもいつかは死ぬ、
お前は男だから泣くんじゃないと約束した。
ママは逝ってしまった時やっぱり僕は泣いた。
でもあの戦争でパパが死んだとき、
僕は約束守った、って内容。
涙を流して聞いておられる方もいた。
でも私、歌詞をいつもより多めに間違っております。。。。
そして、いつも音がそろわないところ、
これって私が間違っている、なんて思っていたが、
本番、やっぱり私は合ってるわ。誰や!違う音歌っているのは??
相変わらず他人には厳しい。
「約束」で緊張した客席も「千の風になって」になると
急に場がなごみ、恐るべし、千の風になって・・・
きっと会場中が心の中で歌っていたんだろうと思う。
千の風はまさにみんなの愛唱歌になった。
休憩を挟んで残すところあとワンステージ。
私のあまり好きではなかった啄木短歌集全8曲
1.やわらかに
2.頬につとう
3.いのちなき
4.病のごと
5.不来方の
6.ふるさとを
7.はずれまで
8.あめつちに
でも歌っているうちに なんや好きになってしもうた。。。
色々な啄木の思いを込めて歌いきり、
アンコールは涙涙・・・なんてことはなく、
間違えても笑顔でカバー
「コーラスかあさん」を歌った。
ものすごく充実した楽しい演奏会だった。
ご指導頂いた金丸先生や美登里先生に心から感謝の一言だ