春まだ浅きころ
突然編集者からの電話が鳴る
図書館にあった私の本を読んで
その本をずっと手元に置きたいと
お母さまを介護中との女性からの電話をいただいたという
出版してから17年が経って
その間本を見ることもなく
ましてや文も書けなくなっていた私
文章教室の轡田先生の序文
編集者の心配り
文はさておき1冊の本にこれだけの心を寄せてくださったことを
17年たってしみじみ感じている
図書館で木漏れ日を浴びながら90歳のお母さんに本を読んでいらっしゃる
娘さんの幸せな風景が私を幸せにするのです
近くの公園ではミモザの花が咲き始めました