イレッサ訴訟原告ら、救済制度試案を提出
(2012年7月11日) 【中日新聞】【朝刊】 .
厚労省検討会 創設困難とする見通し 肺がん治療薬イレッサの副作用をめぐる訴訟の原告らが10日、抗がん剤の副作用の被害者を救済する制度の試案を作り、厚生労働省に提出した。救済制度を議論する厚労省の検討会は13日、制度の創設は困難とする意見をまとめる見通し。
原告らは、検討会で試案などの議論を継続するよう要請した。
現在の医薬品の副作用被害の救済制度は、重い副作用が予想される抗がん剤は救済の対象外。試案は、この制度とは別に、抗がん剤を適正に使ったのに重い副作用が起きたり、亡くなったりした場合に、医療費や遺族一時金を支給する制度。
抗がん剤の救済制度の議論は昨年1月、イレッサ訴訟で裁判所が出した和解勧告を国が拒否した際、国が検討を約束。しかし、検討会では「抗がん剤と副作用の因果関係を特定するのは困難」などと消極的な意見が多く、制度設計すら行っていない。
イレッサ訴訟の被害者の会代表の近沢昭雄さん(69)は、「制度ができれば患者は安心し、納得して治療を受けられる。議論を続けてほしい」と訴えた。 .
今現在、hanacafeの知り合いも肺がんで『イレッサ』で治療中!
抗がん剤の副作用で、救済制度を議論する厚労省の検討会は、困難との意見!
制度ができれば、安心して納得して治療を受けられると誰もが思うのでは…
不安の日々は介護されるご家族も心労と…
抗がん剤の副作用の因果関係は…
あなたは目覚まし頼み?それとも自分で起きる?
人が睡眠から覚めるのには、目覚ましや人に起こしてもらう方法、自分で起きる方法があります。前者は強制覚醒、後者は自発覚醒と呼ばれています。
自発覚醒にも二つの種類があり、第一は特定の時刻に自分で起きる自己覚醒と、起きる時間を決めずに不特定の時間に目覚める自然覚醒があります。休日には自然覚醒スタイルを取る方が多いでしょう。
この自己覚醒。多くの方が、「次の日はこの時間に起きよう」と決めてベッドに入ると大体ほぼその時間に起きられるという経験をお持ちでしょう。確かに自己覚醒できる、と名乗りをあげた人を調べると、約6割は予定時間前、約30分で起きられるという実験報告があります(Bell,1980)。
ただし、「次の朝は何に時起きなければ」と思いながら休むと、それがストレスになり、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりして、眠りの質が悪くなってしまうといわれています。
しかし、習慣的にいつも目覚ましを使わず自己覚醒している人では、「何時に起きるぞ」ということが特にストレスにならず、眠りの質には変化がないとのこと。加えて自己覚醒している人は昼間の居眠りも少ないという報告もあります。目覚ましに頼らず自分で起きる習慣づくりは生活の質をアップさせるといえるでしょう。
2012年、広島大学の池田らは1週間の自己覚醒訓練で、自己覚醒習慣のない人でも成功率が向上し、昼間の眠気が少なくなったと報告しています(2012、心理学研究)。
「起きなくちゃ」という思いがストレスにならず、質の良い眠りで朝はすっきり起きられる。
そのためには普段の生活のリズムに気を配ることも必要でしょう。
どんなに遅くに寝ても…起床時間はいつもと変わらず!
睡眠時間が人よりは少ないhanacafe!
起きている時間が多く、
眠っている時間などない、シングルマザ-になり少ない!
介護人生と言っても良いくらい、仕事と育児&介護とひとり3役ですもの…!
しかし、その経験があるから早起きも苦にはならず、楽しんで仕事を…
目覚まし時計を使わずに、生活できるのものこのような環境から…!?
すべて、自然体のhanacafeです!
自己管理はまず、起床から…!?
【津山恵子のアメリカ最新事情】
ニューヨークのど真ん中に「食の砂漠」 格差はここにも
ウォール・ストリート・ジャーナル 7月11日(水)22時6分配信
公立小学校で代替教員をする友人が、「イースト・ビレッジは『フード・デザート(食の砂漠)』なのよ。子どもが可哀想だわ」と話していたので驚いた。
彼女が、夏休み前に派遣された学校がイースト・ビレッジ、つまり、ニューヨーク・マンハッタン島の、ウォール街や市役所がある金融・行政区から、わずか2キロほど北東に位置する地区にあった。その地区は、大きなスーパーマーケットがなく、点在する小さな食料品店や雑貨屋では生鮮食品が売られていない「食の砂漠」なのだという。
イースト・ビレッジの中心は、日本の居酒屋やラーメン屋が立ち並ぶ「リトル・トーキョー」と呼ばれる通りもあり、若者やアーティストが集まる。リトル・トーキョーから東に歩くと、お洒落なレストランやブティックが急速に増えている地域。まさか、そこがフード・デザートだとは思わなかった。しかし、確かに、住民は移民が多く、さらに東に行くと、ヒスパニックやアフリカ系米国人の姿や、低所得層向けの集合住宅が目立つ。
マンハッタンの中でフード・デザートとしていつも問題になるのは、アフリカ系米国人の住民の割合が9割を超えるハーレムだけかと思っていた。ハーレムは、マンハッタンの北部に位置し、ウォール街や行政区からは15キロ離れているため、マンハッタンの中心部とはいえない地域だ。
フード・デザートが問題なのは、新鮮で栄養のある食品が手軽に得られないため、安いファストフードや、缶詰に入った調理済みの食品への依存度が高くなる。その分、体重過多の子どもや住民が増えて、健康を害する確率も高まるという悪循環だ。
「迎えに来る母親や兄弟が巨大なのよ。もちろん、太り気味の子どもも目立つし」――。教員の知人もイースト・ビレッジの小学校の様子をこう話す。 これで思い出した光景がある。
ニューヨーク市の中で最も犯罪の発生率が高く、貧困層が住むブラウンズビルという地域だ。ウォール街からは南東に8キロほど離れたところにある。そこで、「唯一まともな食品が買える」と教えられて行ったスーパーマーケットにあったのは、壁沿いに天井までうず高く積まれた缶詰の山。スーパーでこんな光景は見たこともなかった。さらに驚いたのは、マンハッタンのスーパーで見慣れたキャンベルやデルモンテといった大手食品ブランドの缶詰はなく、どれも聞いたことも見たこともないラベルがずらりと並んでいたことだ。
「唯一のスーパー」というだけあって、店内は広く、新鮮な野菜や果物も豊富に積まれていた。しかし、そこにいるのは従業員ばかりで、巨大な下半身とショッピングカートがひしめいているのは、缶詰の山の方だった。
それは、生鮮食品があるスーパーマーケットがないことだけが、健康問題を引き起こしているのではないのを物語る。新鮮な食品を買いそろえて調理する方が、缶詰を買うよりもお金がかかる。つまり、失業率が高く、所得が低い住民が多いこともフード・デザート問題を引き起こす原因だ。
ブラウンズビルは、人口が約12万人。そのうち7割がアフリカ系米国人で、2割がヒスパニックという人種構成だ。
訪れたのは昼間だったが、集合住宅が建ち並び、ビルの角には犯罪防止のためにカメラが取り付けられている。学校や公共施設の入り口には金属探知機さえ置かれている。ニューヨーク市も環境改善に努めてきたものの、強盗、発砲などの凶悪犯罪が絶えない。また、通りの電線や金網にスポーツシューズがぶら下がっている。これはその通りでヘロインなど麻薬取引があることを示す。
一方で、ニューヨークは「レストランのメッカ」だ。お金を出せばもちろんだが、それほど出さなくても、ありとあらゆる国の料理が楽しめる。競争が激しい分、腕試しに世界中の有名シェフが店を開く。
また、自然派食品ストアとして急速に店舗を増やしているホール・フーズを訪れると、美しく並んだ生鮮食品に圧倒されるほどだ。ずらりと陳列された世界中のハムやチーズ売り場では、慎重に、端切れを試食してから買うグルメな客も多い。
世界の美食、あるいは美食家が集まる街角からわずか数キロの地域がフード・デザートという現実には呆然とする。たとえ、フード・デザートに大型のスーパーマーケットが進出したところで、ブラウンズビルに見られるように砂漠が解消される見通しはないだろう。
食の1つをとっても、米国はこれだけの格差を抱える「分断」の国家だ。
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津山恵子(つやま・けいこ) ジャーナリスト
東京生まれ。共同通信社経済部記者として、通信、ハイテク、メディア業界を中心に取材。08年米大統領選挙で、オバマ大統領候補を予備選挙から大統領就 任まで取材し、AERAに執筆した。米国の経済、政治について「AERA」「週刊ダイヤモンド」などに執筆。著書に「カナダ・デジタル不思議大国の秘密」(現代書館、カナダ首相出版賞審査員特別賞受賞)など .
食の砂漠は、日本の学校給食も同じでは…
以前、 『変な給食』などhanacafeブログでも紹介、
講演も香川でされました著者の幕内秀雄氏
、
TVで紹介されるなど日本の学校給食は悲惨です!
食の砂漠は誰が犠牲に…