はなはなひろば活動日誌

横浜市鶴見区にある
子育て支援施設の日誌です

夢を抱き続けられたら……

2014-01-05 16:36:29 | 日記


2014年の新しい年のスタートです。これから「はなはなひろば」は開設8年目に入っていきます。これまで何千人もの親子がひろばで過ごしていきました。そこにやってくる子どもたちは、どの子もどの子も、みんなこれからの未来を背負っていくわけですが、その子たちが少しずつ大きくなっていく時、夢を持っていてほしいなと強く強く思っています。
なぜそのようなことを考えるようになったかといいますと、昨年の12月25日、ひろばで行ったクリスマス会の時のこと、最後のほうでサンタクロースが飛び込んできたときの子どもたちの顔の表情を見て、その瞬間からずーっとこのようなことを考えていました。
居合わせた子どもたちの目が、一点に集中し、声も出ず、ただただ驚きでいっぱいになっていたのです。前の年のサンタさんは、水玉模様の靴下を履いていたことから、正体がバレバレになってしまいましたが、今回は知恵(悪知恵?)を巡らせたサンタだったものですから、子どもたちはサンタの出現を本当にしてしまったようでした。風のように現れ、あっという間に消えてしまったので、半信半疑状態になる間もなかったようです。
目を真ん丸にしてサンタさんを見ている子どもたちを前にして、”そうだ、子どもたちには夢が必要なのだ”と思いました。
今の世の中、種明かしが早々に行われがちで、冷めた状態で事象を見る子どもたちが多くなっているようです。”うそだーっ!”という言葉で、目の前の事々を見てしまうために、夢想する時期が少なくなってしまっているように思います。大人の興ざめな状態がそのまま子どもたちに伝わって行ってしまうと、子どもたちは子どもたちだけ現実離れした状況の中に入り込む(例えば、ごっこ遊びなど)ことができず、おとなに無理やり目覚めさせられてしまうことが多くなってきています。
サンタさんを大人が本気で子どもたちに信じ込ませる演技を仕切れますか?そしてそれを大人も一緒に楽しむことができていますか?
今からでも遅くはないでしょう。子どもたちと一緒になって、子どもたちの気持ちを大切にして、夢見る世界を作る時間をたっぷり作ってあげませんか。
私は、新しいスタートに際し、今年は子どもたちと大いに楽しむ世界を作っていこうと思ったものでした。
        M


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