東京新聞の「余禄(2012.12.30)」という記事にとても興味をそそられる話が書いてありましたので転記します。(少し内容を省いてあります)
米ニューヨーク大学の研究者が、はいはいの段階からよちよち歩きに移行し始めた赤ちゃんの歩行距離を計測したのだそうです。
対象は1歳~1歳7か月までの赤ちゃん140人。研究室に特設した遊び部屋と自宅に撮影装置を置いて記録を取ったのだそうです。
赤ちゃんの歩行数は一日平均1万4208歩、距離は4.2キロ。転んだ回数が102回。1時間に69回も転倒した赤ちゃんもいたとか。
赤ちゃんがこんなに歩くのは遊びたいからなのか。研究者はおもちゃをたくさん置いた遊び部屋での歩数と自宅での歩数を比べたがどちらも変わらなかったそうです。
余禄を書いた新聞社の人は「歩けること自体が大きな喜びなのだろう。赤ちゃんは立ち上がるたび、倒れずに歩ける距離を伸ばしていた。歩行速度も上がっていた。一歩ずつ自分が変わっていくことを楽しんでいるのだろうか」と書き、しめくくりに
「大きな目標を立てて放り出すより小さな成果を積み重ねるほうがいいのだ」と言っている。
成長あるのみの赤ちゃんの様子をひろばでみんなで暖かく見つめて行ってあげたいものです。