7月22日(金曜日)毎月第4金曜日に開かれる定例スタッフ会議が、1時30分から開かれました。
この日の話し合いのメインの議題は8月31日の「子ども夏祭り」についてでした。いくつものメニューが出た後、それぞれの担当に分かれて具体的な打ち合わせをしました。
当日を楽しみにしていてください。
3時30分過ぎに、「びーのびーの」の奥山さんと二人のスタッフの方のご案内で、陸前高田の親子のひろば「きらりんきっず」の代表伊藤昌子さんが来られました。
伊藤さんは、3月11日に津波でひろばを失い、すぐに高田中学校の図書室の片隅を使って、仮設のひろばを開設するというエネルギッシュな活動をされたのですが、その行動がいろいろな団体の支援を得ることとなり、「びーのびーの」もそのつながりでのものでした。それがまたはなはなひろばにも広がったというものでした。
はなはなひろばの入り口に伊藤さんが見えたとき、私と伊藤さんは思わず固いハグをしてしまいました。「涙が出そう」と伊藤さんはおっしゃっていましたが私も同じ思いでした。
思えば5月20日に、はなはなひろばの4人が陸前高田に行って伊藤さんにはじめてお会いして以来2ヶ月ぶりの再会でした。
この2ヶ月の間に、何度も何度もの手紙、メールのやり取りがあり、リクエストに応えてベビーカーをお送りしたりしました。(ベビーカーについては、はなはな利用者の方や、わっくんひろばのご協力も得てのものでした)
はなはなひろばのスタッフ、横浜市子育て支援課の雙田さん、びーのびーのの皆さんともども、伊藤さんから「きらりんきっず」誕生の様子や、震災後の様子などについて、話していただきました。
昨年7月にできたばかりの「きらりんきっず」は、一緒に活動していた仲間を失なったり、ちりじりに離れたりがある中で、失ったひろばの再建にいち早く動かれた伊藤さんのパワフルな行動に頭が下がりました。
若者たちが仕事がないためにふるさとの町を離れたり、二人目のお子さんが欲しいけれどためらってしまうというお母さんがいたり、町つくりの計画がはっきりしないので家も建てられないなど問題が山積しているとのことでした。
さて横浜へ来られる前に、伊藤さんから、ははなはなひろばのスタッフと食事会ができるといいなとのリクエストが寄せられていました。
そこで夕方から、横浜ならではのお店をと、関内まで出かけました。メキシコ料理「エスペランサ」が目的の場所でした。「エスペランサ」はスペイン語で「希望」を意味します。今の伊藤さんに私たちからの気持ちを込めてのお招きのつもりでした。何度も何度も「サルード」(乾杯)の言葉が飛び交いました。
おいしいお料理(伊藤さんはメキシコ料理は初めてとのことでした)と、店主のアコースティックギターの弾き語りを堪能しました。その場の雰囲気に上手に慣れ親しんでおられた伊藤さんのお人柄に改めて、感心してしまいました。
帰りがけには、思いがけないことでしたが、お店のママから、幸福を呼ぶ鳥「ふくろう」の置物のプレゼントが伊藤さんに手渡され、これも嬉しいことでした。
この夜、伊藤さんは弟さんのところに行かれるとのことで(実は私のところに泊まって欲しいと思っていたのですが)横浜駅までご一緒し、東横線に乗られました。
帰宅後、この日一日の出来事の余韻がずーっと残り、心地良い思いに包まれました。
伊藤さんは果たして、自由が丘で特急から普通に乗り換えられたかしら・・・・・・
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