所長のコラム・その１

＜オフサイド考＞

私は通勤に毎朝ほぼ同じ電車（勿論ギリギリ）に乗るのだが、私の乗る場所はエスカレータや階段のあるところでプラットホームが狭くなっている。
通常２列か３列で電車を待つのだが、そこに同じように並ぶと人が通れないので電車がホームに入ってきたときに列を作る。

ただホームが狭いので、電車に垂直でなく、電車に沿って並ぶ。そうでないと降りる人が通れない。なかなか通りにくいから自分も乗るのが遅くなる。
しかし、それでも電車に垂直に並ぶ人がいる。わざわざぶつかりやすくしているとも言える。

携帯電話でメールを打ちながら歩く人がいる。中には自転車に乗りながらメールをしている。今日は乳母車を押して横断歩道を歩きながらメールする母親を見た。
それで対抗する人の安全が守れるのだろうか。またとっさに自分の身を守れるのだろうか。

相対的に自分の身の安全（というと大げさだが）に無頓着な人が多いような気がする。もう「水と安全はタダ」ではない。

サッカーに「オフサイド」という反則がある。
「待ち伏せ禁止」平たく言うとそうなる。この概念を日本人は理解しにくいともいわれている。
欧米の人間は直ぐわかるらしい。なぜなら、そこは「危険地域」だからだそうだ。
安全を保てない場所＝居てはいけない場所、ということだろう。

日本の治安はこれから良くなることはないだろう。
出来るだけ「危険地帯」を作らないよう、少しの注意でいいので、払っていきたいものだ。

＜楽天に思う＞

開幕前の「１００敗必至」といわれた戦力だが、よく戦っている。
松坂を打ち崩すなど、なかなかの奮闘振り（２６点はスルー）。

優勝しろとは言わないし順位を義務付けるつもりもないが、是非奮戦して欲しい。
そして「仙台のファン」を何とかひきつけてあきれ返らせることもなくシーズン終了まで行って欲しい。
そうでないと１リーグ制の議論がまたぞろでてくることになる。
それが一番問題である。

今の戦いをそのままシーズン終了まで続ければ、活路は開けると思う。