ハムハムと 縞三毛よもぎの新生活

  気が向いた時に更新してます。

ちょっと長いお知らせ…。

2020年07月30日 | 一言日記

去る7月27日、夕方5時20分頃、

ハムハム実父が永眠いたしました。(享年77歳)

 

こんな、暗くて重い話をブログに載せるかどうか悩みましたが、

忘れっぽいハムハムがいつまでも忘れないために、

記録として載せる事にしました。

 

 

十数年前、

「仕事も引退したし、

これからはお母さんと愛犬と一緒に、色んな所に遊びに行くぞ!ヾ(≧▽≦)ノ」

と喜んでいたのもつかの間、脳梗塞を患い半身不随になった父…。

 

すぐに病院に行けば良かったのですが、なんせ病院嫌いの父。

母が何度説得しても「病院へは行かない!」の一点張り。

業を煮やした母は、同じ市内に住む父の兄夫婦に助けを求め、

さすがの父も実の兄夫婦に言われ、しぶしぶ病院に…。

 

しかし、時すでに遅く、

脳梗塞はかなり進行してしまい、半身不随になったのです。

 

その後は、

介護施設のデイサービス&たま~にショートステイを利用し、

リハビリを頑張った父…。

 

杖を突きながらも、だいぶ早く、しっかりと歩ける様になりました。

 

そんな矢先、

母と二人、近所のラーメン屋さんでご飯を食べ、帰ろうとした時、

お店の入り口で転んでしまい、母一人では起こせなかったので、

お店の方の手を借り、そのまま病院へ…。

(検査の結果、骨盤の骨折が判明)

 

それからは、リハビリの意欲をめっきり失ってしまいます。

 

とは言え、何とかリハビリを頑張ってくれていましたが、

今度は家で転び、足を骨折…。

 

この時は車いす移動が主だったので、主治医の先生も、

「動かない方の足だけど、一応ギプスはしてあげるね!(≧▽≦)」

…とまぁ、何とも言いようのない一言でしたが、

たとえ動かない足でも、治して貰いたいと思うハムハムには、

とても嬉しかった記憶があります。

 

この時、ハムハムの元に連絡が来たので父に付き添ったのですが、

ハムハムの母はいったいどこにいたのか…。

今となっては思い出せません…。

 

そしてその後は、

「とりあえず行ってさえくれれば、

お母さんはその間、少しだけゆっくり出来るから」

…という母の希望もあり、

月、水、金の週3で介護施設にリハビリ行き、

施設でお風呂に入り、お昼ご飯を食べるだけの日々…。

 

少しづつ衰えながらも、

そんな生活を数年間、母と二人、二人三脚で頑張っていた父。

 

しかし、先月6月16日、

実家での夕飯時に誤嚥し、緊急搬送されたとハムハムの携帯に電話。

 

母と救急隊員の手によって何とか蘇生するも、

心肺停止の時間が10分程続いたため、脳には大きなダメージが…。

 

主治医の先生によると、

呼吸も弱く人工呼吸器を付けてあり、

脳死に近い、意識不明の植物状態との事でした。

 

その後、血圧も安定し、状態は落ち着いてきましたが、

現状、予断を許さない事に変わりはなく、危篤状態である父。

 

そんな状態でしたが、主治医や看護師さん達が、

「個室だからお父さんに会う?」と、

コロナで面会禁止のなか言って下さっていたので、

ご厚意に甘え、面会させて貰っていました。

 

その後、

自発呼吸が強くなったと言う事で、人工呼吸器も外し大部屋に移動。

 

さらに、ここ最近は何となく音に反応し、

ハムハムを眼で追うような仕草を見せるまでになった父。

 

とは言え、

大部屋になったら他の患者さんもいるので、

さすがに面会は禁止となり、

たまにお話しをさせて頂いていた先生にも、

「面会禁止になっちゃってごめんね」と謝られたりもしました。

 

少し前に、今後の治療をどうするか…と言う、

先生の思っている治療方針をお話しして下さり、

その方針に同意をした、母とハムハム。

 

でも、何となく希望…というか、

もしかしたらこのまま、

ちょっとづつ良くなっていくんじゃないか?

 

…と思い始めた矢先、

母のこれまでの主治医への言動と、

それを入院初期から聞いていた主治医の「良かれ」との思いが仇となり、

治療方針に齟齬が発覚…。

 

それは先日、主治医から、

「今はこんな感じの治療をしています」と言う報告を受けた時の事。

 

ハムハムにとって、その話は初耳でした…。

 

なので、

「そんな話は聞いていません、今初めて聞きました」

と先生に言うと、

「ハムハムさんに電話して気持ちを聞けて良かった。

今後の治療について、お母さんと相談して連絡をください」

…との事。

 

すぐに母と話し合い、

母から、私たちの気持ちを先生に伝えて貰いました。

ちなみに、母もこの話は初耳で、ビックリしていました。

 

しかし、治療方針を変更した途端、父の容体が急変。

 

あっという間に、帰らぬ人となりました。

 

 

治療方針の齟齬の発覚直後の、父の死…。

 

ハムハムからすれば、

父が徐々に衰弱していって、たとえ亡くなったとしても、

それがより自然に近いと思われる、理想的な死でした。

 

しかし、今回の事は、

治療方針なども含め、想像していた最期とは違い、

ちょっと納得いかない、モヤモヤした気持ちがあるのも事実です。

 

先生は母の気持ちを汲んだ治療をしてくれていたのですが、

ハムハム夫婦としてそれは、腑に落ちない物でした。

 

でも、長い間、

苦労して父の面倒を見てくれたのは母です。

 

その母の気持ちを大切にしてくれた先生に、

「お世話になりました、ありがとうございました」と、

最後に伝える事が出来ました。

 

先生も、顔を真っ赤にしておっしゃって下さいました。

「最善を尽くしましたが、このような結果で本当に申し訳ないです…」

 

その言葉に、少しだけ救われた気がしました。

 

 

ハムハムには姉がいます…。

 

そして、

姉にはとてもやさしくて甘かった父。

反対に、

ハムハムには結構厳しく怖かった父。

 

なので、ハムハムは父の事が少しだけ嫌いでした。

 

でもその厳しさは

「次女だから嫁ぐ身、どこに出しても恥ずかしくない様に」と言う、

父の思いや優しさがあったのかもしれません…。

 

実際、ハムハムが結婚してからは、

父と同じ目線で、仲良く接する事が出来ていましたから…。

 

 

お父さん、天国でゆっくり休んでね。

 

またね…。

また逢おうね…。

また、いつか…。

 

 

来月、8月2日午前11時から、

父の最後のお見送りをしてきます。

 

それまでは喪主である、母のフォローをしっかりと頑張ります。

 

いつもこのブログに遊びに来て頂き、

気にかけて下さっている皆様…。

 

父の葬儀、そしてハムハムの気持ちが落ち着くまで、

このブログはお休みさせて頂きます。

 

気持ちに元気が出たら(体は至って元気ですが)、

またブログを再開させて頂きますので、

それまで、よもぎとハムハムの事、忘れないで下さいね。

 

それでは…また、会う日まで…。

 

「それじゃみんな、またなのニャ♪キットスグ、カエッテクルノニャ!」

 

 

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