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飛行機模型 工房濱治 製作日誌

主に飛行機のプラモデルについて、現在工房で製作している物についての記事です。

塗り残し

2005-09-02 | 98式水上偵察機

オークション開催中はアクセス数が一気に数10倍にはね上がりますです。ヤフーってすごいね。
最近5年ぶりくらいに携帯電話を換えたのですが、新しい機種に馴染むまでの間、どうにも操作がもどかしいですな。それと同じで、作業台を変えてからも机の高さやら工具の位置やらがまだ体に馴染んでおらず、新しい物や環境に適応しにくいのはトシのせいなのでありましょうか。気のせいだといいな。

前回途中だった下塗りをしつつ、消えてしまったスジ彫りをやり直して、生地の荒れも修正した後に、塗り残す日の丸と胴体のライン、主翼前縁の味方識別帯を先に塗装していってます。今回は塗り残してますが特にこだわりがある訳じゃなく、基本塗装の後に上から塗ってみたり、デカールを使ったりその時で色々です。塗膜が重ならないようにそれぞれマスキングする方法はまだやった事がないので、今度機会があればやってみようかと思ってます。日の丸をマスキングしたらとりあえずシャドーでも吹いてみましょうかね。

下塗り

2005-08-27 | 98式水上偵察機

お久しぶりの更新です。更新が滞ってる間に、再開要望の熱心なメールをたくさん頂きまして誠にありがとうございます。ウソです。本当は今まで1通のメールも来たこと無いです(笑)。
お休みしている間に年に1度の大きなミーティングがありまして、遠方の模型仲間とも顔を合わせたのですが、このブログの事は何も言われなかったので、多分まだバレていないのでしょう。まぁ、大抵はコネのある有名サイトの掲示板にリンクを貼りに行ったりするんでしょうが、そんな事はせずにひっそりと続けて行きたいと思っておりますので狙い通りであります。ちなみに今の一日の来訪者数は女性が一度に身籠れる数ぐらいですね(笑)。

さて、下塗りからの再開なのですが、目的は主に生地のチェックです。継ぎ目、ヤスリ傷、パーティングライン、ウェルドライン(成型時にプラがせめぎあって繋がる部分)、スジ彫りやらの調子をこの段階で見ていきます。塗料はミスターカラーの8番シルバーです。シルバーの利点は光の透過を薄い塗膜で防げる事、色が明るい事、生地の調子が見やすい事ですが、塗装面をペーパーがけする時に手が真っ黒になるのはちょっと鬱陶しいですかねぇ。ときどき「塗装する前のプラの表面は出来るだけピカピカに」というなかなか素敵な記述がしてあったりますが、実際にそんな事をすると塗料の食い付きが極端に悪くなりますので、ペーパーがけはせいぜい1000番くらいまでにとどめて、後は塗料で下地を整えてます。キャノピーだけはそういう訳にはいきませんので裏技を使ってますが、それについてはまた別の機会に。今日は表を塗っただけでおしまいです。

キャノピーマスキング

2005-08-12 | 98式水上偵察機

キャノピーの塗装。個人的には、気合い一発細筆で塗り分けるのが一番簡単で楽だと思っております。ですが、塗装の統一感と、塗膜の厚み不足による光の透過が問題となりやすいので、もうここの所ずっとマスキングして機体と一緒にエアブラシで塗装してます。マスキングの方法はテープ、ゾル、アルミ箔、マスキングシートなど色々ですが、今回は風防をテープとマスキングゾルの併用で、前部搭乗員用の天窓をアルミ箔でやってみました。スジ彫りが深くてアタリは取りやすいので風防もアルミ箔でも良かったかな? 天窓開口部は小口をテープで養生した後にティッシュを詰め込みゾルでフタをした「ウニイクラ方式(勝手に命名)」でマスキングしてますが、先走ってやってしまったもので全く無駄になってしまいました。テープはタミヤ、ゾルはハンブロールのマスコール、アルミ箔はモデラーズですので参考までに。
天窓はキットのままだと胴体に挟み込む指示になっているのですが、それではスッキリと納まりませんので後ハメ出来るように加工してあります。些細な事なのですが、「アニキィ~、こういうのを愛って言うんだぜ!」とウチの弟が申しておりました。まぁ嬉し。

生地記事

2005-08-12 | 98式水上偵察機
木曜日のお楽しみはテレビドラマの「電車男」でございます。最後に流れるサンボマスターの曲がまたいい感じですね。

支柱はランナーからパーツを外したら番号が分からなくなりますので、写真のように板に貼付けて作業してます。まぁ、こんな事しなくても大体は大丈夫なのですが、微妙にパーツが合わなかったりすると迷いがでたりもしますので一応今回は後々でも分かるようにしています。パーツの抜けはなかなか素晴らしいです。

で、現在の全体の様子はこんな感じです。昨日と違うのは上翼にエンジンカウルが付いた事と、写真では見えませんけど裏にもクーラーカバー(おそらく)が付いてます。パーツ接合部にわずかに隙間が出来ますので、いつものようにエポパテで埋めてあります。この辺は私はとても気になるのですよ。金型の制約でプロペラの根元に段差がありますのでここも整形済みです。プロペラとスピナーが別パーツだったらいいんでしょうが、きっと部品点数をこれ以上増やせなかったんでしょうなぁ。
ラジコン飛行機の世界では下地塗装の前のこんな状態を「生地」と言ったりするようですが、プラモデル的には何と言うんでしょうかね。

地道な積み上げ

2005-08-10 | 98式水上偵察機

機体と下翼を繋げた後は、地味に継ぎ目消しやゲート跡、パーティングラインの処理など基本工作をちまちまとやっております。先日フジミのキットはゲートの位置取りのセンスが悪いと書きましたが、エンジンカウル前端部分でもスリット部分のモールドの所にバッチリとゲートがきております。こういう所は金型設計の際にしっかり考えれば回避出来そうな気もするんですが、設計の実際を私が知っているわけでは無く何とも言えませんねぇ。ホントの所どうなのか誰か教えて下さい。
今みたいな工程は特に見せ場があるでもなく、まさに通常工程基本工作と言う感じですが、最終的な撮影の時に接写に耐えられるモデルになるのかどうかの大事な部分ですので割と時間をかけてやっております。支柱もまだ手着かずですし、しばらくはこればっかりですねぇ。

胴体と翼の接合

2005-08-06 | 98式水上偵察機
昨日は日中の暑い中、エアコンの無い車で移動をしてましたら、すっかり体力を消耗してしまい、今日になってもかなり辛かったりするのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

胴体と翼を接合する際には必ずと言っていい程パテ埋め整形が必要になります。今までプラパテ、ポリパテ、アルテコ瞬間接着パテ、プラ片+瞬間接着剤など色々と試して来たのですが、最近は写真の様にエポキシパテを使う事が多いです。エポパテは肉やせ(ヒケ)の無い粘土状パテなので盛り上げが最小限で済み、パテの面にスジ彫りをする時やプラとの繋がりの箇所でも欠けたりする事が無いので気に入ってます。よく使うのはタミヤの速硬化タイプで、昔からある高密度タイプの方は柔らか過ぎて私の手にはあまり馴染まないようです。
プラパテは基本的に盛り上げには向きませんし、ポリパテは硬化後に柔らか過ぎるのと脆いのがあまり好きではなく、こういう箇所には使ってないです。アルテコは硬化が早くていいのですが、密度が低いので表面処理にもう一手間かかりますし、瞬着は狙い通りに流すのに気を使いますので今回は避けてます。
エポパテのデメリットは硬化に時間がかかる点で、今回のタミヤの物は6時間で完全硬化します。5分10分で硬化する商品もあるのですが、硬化が早い物ほど密度が低く伸びが悪くなる傾向があり細かな作業には向かなくなります。その辺の落とし所は流石タミヤの物は抜群で非常に使いやすいです。
つらつらと勝手な事を書いてますが、こういう所にどんな材料を使うかは各人の手のクセや使う工具による所が大きく、一番使いやすい物は正直人それぞれだと思っております。経験を積んだ人の中には「この方法こそが一番じゃ!」と半ば押し付けのように言う人もおりますが、これから模型を始めようと言う方には色んな方法を試して自分の手に合った材料なり、やり方を見つけるのが早道だと思っておりますのでお間違え無きよう。
話は変わりますが、以前模型と全く縁のない知人にエポキシパテの話をした所「エポキシって何でそんな変な名前なの!?」と驚かれた事があります。うーん。

張り線のリング

2005-08-04 | 98式水上偵察機

昨日は沢山写真を貼って疲れてしまったので、今日は1枚だけです。
コクピットを挟み込んで胴体を接着したついでに、上下の翼、エンジンカウル、フロートなど左右上下に張り合わせるパーツは全て接着したのですが、フロートを貼り合わせる時に、張り線を貫通式にするかリング埋め込み式にするか考える事しばし。貫通式にする場合はこの時点で穴を空けてテグスを仕込むなりなんなりした方が後が楽なんですね。長距離の輸送を前提に作ってますので、強度を考えるとリング埋め込み式にしてテグスを結べるようにした方がいいのですが「リング作るの手間かかるなぁ…どうすべぇー」と思いつつ試しに2~3個作ってみるつもりが、気付いたらそのまま50個作ってしまってました。0.4mmのピンバイスの刃を軸にしましたので穴の径は多分0.5mmくらいだと思います。材料は写真のようにコードをほぐしたものですね。何でもやってみるもんですな。以前より大分楽だったような気がします。

機首側面の窓

2005-08-03 | 98式水上偵察機
今日も日中は暑うございました。とは言っても私は室内での作業ですのでまだ良いのですが、屋外の現場作業の人達などは本当にしんどそうですね。おつかれ様でございます。
さて、昨日は何故かいつもより多くの人が訪れたようなのですが、何ででしょうかねぇ。オークションページにリンクを貼っているせいだけでも無いと思うのですが、理由を知るすべもありませんので早速日誌に入って参りましょう。
とりあえず、コクピットを仮組んでみました。やはり内部は殆ど見えませんので、大きな手を入れずに進める事にします。「こだわる人は勝手にやってくれ」とばかりに各部が省略されている点が「上級者向け」と箱に書かれている所以でしょうか(笑)。
コクピット自体はサラサラと組んでしまい、胴体を貼り合わせるための加工に移るのですが、ここは意外と苦労してます。機首側面に搭乗員用の窓があるのですが、ここはキットの通りにパーツを付けると面一で納まりませんので、少々小技を効かせパーツを表裏逆に貼りつけて瞬間接着剤ですき間を埋めて削り合わせて面一にしています。写真はパーツをつけて瞬着を流した所です。ウエーブの瞬着を硬化促進スプレーで強制的に固めてます。
同じく裏側です。
リューターを使って表側をこの程度まで削ります。これで窓が薄くなり一段クリアーに仕上がります。一部スジ彫りが消えてしまうので後で彫り直す事になります。
裏側はサンドペーパーで地道に削り合わせます。240番→400番→600番→1000番→1500番→2000番→コンパウンドまで行けば元通りつるつるになります。
最終的に仕上げた状態です。写真ではすき間のように見えている所が実際は瞬間接着剤で埋まっており、窓をマスキングして機体を塗装する事で胴体と面一のすき間のないクリアー部分が出現するはずです。
この後の上面窓を上手く取り付けるための加工と、メーターパネルの取付け加工を今やってるんですが、もうちょっとかかりそうですねぇ。今夜はサッカーがあるのでここまでです!

98式水上偵察機

2005-08-02 | 98式水上偵察機
「本気と書いてマジレンジャー!」が口癖の今日この頃。毎日暑い日が続きますが、皆様きちんとバテておりますでしょうか。
さて、エミールかドーラを作ると言っておいて何なのですが、諸事情により98式水偵を製作することになりました。1/700を除いては、写真のフジミの1/72しかキットは無かったんじゃないかと思います。このキット、現在では千数百円で売られておりますが、発売当初は3200円という価格で、しかも生産数が少なくやっとの思いで手に入れた事を覚えております。手持ちのキットはその時のもので少々もったいない気もしますが、いつまでも積んでおいてもしょうがないので「金返せ!」と思いつつ製作開始でございます。何のかの申しましても、やっぱり日の丸は好きですし。

で、今日はパーツをあらかた切り出してコクピットのパーツを削って塗装した所までです。フジミのキットは伝統的に突き出しピンやゲートの位置取りのセンスが悪く、このキットもその香りが漂っております(笑)。搭乗員席の隔壁のピン跡はとりあえず埋めときました。コクピットの出来の方も「とりあえず」と言う感じでちと寂しいのですが、資料も無いんでしょうしこんなもんじゃないかと思います。キャノピーは閉状態で開口部も小さく完成したら殆ど見えませんしね。まぁ、組んでみてあんまりならその時考えるとしましょう。