飛行機模型 工房濱治 製作日誌

主に飛行機のプラモデルについて、現在工房で製作している物についての記事です。

セミフィニッシュ

2005-07-30 | 零式艦上戦闘機
とりあえずここまで来ました。まだ銀のハゲの表現とアンテナ線が残っているのですが、それらはいつも撮影の直前にする事にしていますので、一旦はここまでで完了です。あと22型が甲型の塗装にしましたので、機銃の自作があるのですが、それはボチボチとやっていきますです。
で、次に何を作るかを2~3日前から考えているのですが、まだちょっと決めかねているんですよねぇ…。タミヤ1/48のMe109かフォッケのD型を考えているのですが、どちらにしても迷彩が物凄く大変そうですので、5機同時製作とかは難しそうですね(笑)。

フィニッシュに近付き…

2005-07-29 | 零式艦上戦闘機
脚柱も組み終わりました。追加工作で何日か前にステーに空けた穴にブレーキホースを通してあります。ホースにはモデラーズのプラグコードを使ってます。脚柱に限らずこういう小さいパーツの組み合わせは、ハセガワはまだまだタミヤやガンプラにはかなわないみたいです。キットがやや古いというのはあるのですが、微妙に合いが悪いというか、ごまかしながら辻褄を合わせなきゃいけない感じですね。

キャノピー仕上げ

2005-07-29 | 零式艦上戦闘機
この辺まで来てやっとマスキングを全部はがせます。写真はキャノピーですが、機内色、光の透過防止のシルバー、機体上面色の3層の塗膜になってますので、テープをはいだままだとフチの部分は結構塗料の段差(と言うか塗膜の小口)が目立ちます。ですので、コンパウンドを使って一面一面磨きながら仕上げています。右側の3個が仕上げ前、左側の3個が仕上げ後です。注目していただければお分かりになるでしょうか?
私の場合マスキングはテープを貼るより剥ぐ方が面倒だと思ってしまうのですが、普通の人は逆みたいですね。なんでだろう?

スス汚し

2005-07-29 | 零式艦上戦闘機
排気のスス、機首と主翼内機銃のススをエアブラシにて表現。スモークだけでは薄いのでつや消し黒を若干混ぜて吹き付けています。フリーハンドでの吹き付けはまだまだ緊張しながらやってます。空気圧を絞って薄めの塗料で少しずつ塗重ねてますが、今回はレタッチ無しで何とかいけてます。細かい部分の吹き付けのハンドピースはオリンポスのHP-101を長い事使ってますが、やっぱり慣れた物が使いやすいですね。そう言えばそろそろニードルとニップルを変えたいと思いつつ結構な時間が過ぎて行ってるような。

クリアーがけ

2005-07-27 | 零式艦上戦闘機
クリアーがけはデカールの保護とマーキング部分のツヤを全体に整えるためにやってますが、この辺は好みが別れる所で、吹きつけ加減もわりとシビアですので、慣れていなければ避けた方が無難かもしれません。私はスーパークリアーのつや消しをかなり薄めて使っていますが、この塗料は厚く吹きすぎると白く粉をふいたようになってしまいますし、あまり均一にツヤを消しすぎてしまうとかえってスケール感を損なう事にもなりますので、薄くわずかにムラが出るように吹きながら、最終的に半ツヤくらいで終わるようにしています。やり過ぎて全体に白くなってしまった場合の補修の方法もあるのですが、それはまた次の機会に。
デカールのツヤを整える事で、研ぎ出さなくても貼ったフチはかなり目立たなくなります。写真がクリアでなく分かりにくくて申し訳ないのですが、雰囲気だけでも伝わるでしょうか? 垂直尾翼の帯はデカールでなく塗装ですので念のため。

オイルの染み

2005-07-27 | 零式艦上戦闘機
クリアーがけの前に、スモークグレーでエンジン回りのオイル染みの表現をします。エンジン回りだけでなく動翼やフラップ回りなど、動きのある部分にも使うとわりと効果的ですが、やり過ぎるとどぎつくなりので塩梅には気を使って吹いてます。それでもやり過ぎる箇所は必ず出てきますので、その部分は後にかなり薄めた基本色で補修していきます。こういうタッチアップを繰り返す事で塗装に深みと言うかコクのような物が出て来ますので頑張ってやってます。でも引いた写真ではそういう微妙なタッチは出ない事も多いんですよねぇ(泣)。

自作デカール

2005-07-26 | 零式艦上戦闘機
写真は零戦21型ですが、旧日本軍の超エース岩本徹三中尉の機体を再現すべく機番のデカールを自作して貼っています。追浜基地の101番ですね。データをパソコンで作り、アルプスのプリンターでクリアデカールに印刷して作ってます。今回はウエーブのシートを使ってみましたが、カルトグラフ製のモデラーズのシートの方が薄くて貼りやすかったです。まぁ、その分高かったりもするのですが(笑)。日の丸と胴体の帯、歩行禁止区域、給油口やらは塗装で、他の細かなステンシルはキットのデカールを使用してます。
今日でマーキングは終わりのはずなので、明日はちょこっとオイル染みの表現をして、クリアーがけまで出来たらいいなと思ってますが、大抵予定通りに進んでませんもんね。頑張ります。

ハセガワのデカール

2005-07-26 | 零式艦上戦闘機
今製作しているキットはハセガワの1/48の零戦、11型、21型、22型で、いずれも定番商品として発売されているものなのですが、このハセガワの定番商品のデカールというものが結構な曲者なのであります。同じハセガワでも限定版として発売されているキットの多くは、カルトグラフなどのシルクスクリーン印刷のデカールが入っており、シートにもよりますが隅にSLKと書かれています。これらのデカールは非常に質が良く貼りやすいのですが、今製作中の物はオフセット印刷された、ぶっちゃけあまりコストのかかってないデカールで、クセを知っておかないと、かなりの確率で失敗しやすいんですね。
具体的にどうなのかと言うと、まずデカール軟化剤に弱すぎる、ノリが弱い、軟化剤を使わない状態では塗膜に馴染みにくい、ついでに言うと発色もイマイチという具合です。それでも光沢の塗装面にシンプルに水だけで貼る場合は問題ないと思いますが、軍用機のように半ツヤやツヤ消しの塗装、さらには退色表現エアブラシなんかした日にゃぁ、間違いなくシルバリング(白浮き)を起こしてしまうでしょう。
そこで色々と考えながら貼っていくのですが、基本的には私の場合、教科書通りセッターと軟化剤を使ってます。セッターで手に入りやすい商品はクレオスのマークセッターだと思うのですが、これには少量の軟化剤が入っており、使ってしまうと溶け出してしまって非常に貼りにくい事態となってしまいます。そこで使っているのが写真のマイクロスケールのマイクロセット。これには軟化剤の成分が入ってませんので、都合良くノリの弱い弱点を補うことが出来、貼る時の位置合わせもさほど気を使わずに出来ます。難点は入手しにくい事で、私は個人輸入で数年前に手に入れました。値段は確か数百円だったと思いますので、もし模型屋で見かけたら即購入するでしょうね(笑)。
で、貼った後もヤバそうな所にはやっぱり軟化剤を使うのですが、これはメジャーなクレオスのデカール軟化剤を使ってます。市販品の中では一番弱い部類じゃないかと思います。この時も、貼った後すぐに軟化剤を塗ってしまうと溶け出してシワが出来やすくなりますので、あらかた乾燥してわずかに白浮きし出したタイミングを見計らって上から塗りつけます。すると白浮きがジワっと無くなっていきますので、ここでもタイミングを見て綿棒で余分な軟化剤を拭き取り、馴染ませるという感じです。
ハセガワの定番品のデカールでも、薄さについてはそこそこで、貼った後に厚ぼったくて見てらんないって事はないかと思います。それをせめてもの救いといたしましょう(笑)。

スミ流し

2005-07-25 | 零式艦上戦闘機
で、スミを流した状態がこの写真です。パーツにメリハリがついたのがお分かりでしょうか? ウエザリングの類いは、やり過ぎるとわざとらしくなりますので、さり気ないくらいで止めてますが、微妙なものは写真に写らないものも多く非常に悩ましいものであります。
吹き付けの時にパーツのフチまで青竹色が乗ってしまい、そのままでは厚ぼったく見えてしまうため、この後にそこだけ筆塗りで機体色を塗り直してあります。一度板から外しましたが、デカールの後つや消しクリアーを吹く時に、再びセットし直す事になります。模型作りって大変ですねぇ。
さぁ、明日はいよいよデカールを貼れるのでしょうか?(笑) 最近のパターンだと、また何か忘れていて手戻りになりそうな感じですねぇ。

青竹色の塗装

2005-07-25 | 零式艦上戦闘機
表側をマスキングして、新たにセッティングし直し、青竹色を吹き付けます。塗料はGSIクレオスのMr.カラーです。この後にメリハリをつけるために凹部分にスミ入れをするのですが、タミヤエナメルの黒を使うと、どぎつくなりますのでジャーマングレーを使ってます。表側はもう一段薄いグレーでもいいかもしれません。機体下面の灰色などはライトグレーを使ってスミ入れしています。
パーツを貼付けている板はウッドラックと呼ばれるホームセンターなどに売られている物で、主に梱包材として使っているのですが、端材が結構出ますので再利用してこのような事に使ってます。