飛行機模型 工房濱治 製作日誌

主に飛行機のプラモデルについて、現在工房で製作している物についての記事です。

脚補強

2005-09-30 | FOCKE WULF Fw190 D-9
告白しますと、先日のオークション出品分のモデルで、先方へ輸送中に脚柱が破損すると言う事故がありました。脚は折れないように機体を浮かせて固定、梱包しているのですが、その状態は送りだした時から変化は無く、脚柱だけが折れていたとの事でしたので、状況から推測すると、おそらく輸送中に投げられた際にそのショックで、根元からポキリと折れたと考えられます。当然壊れ物の扱いで「精密模型」と伝票に書いて送っているにも関わらず過度なショックを荷物に与えるのはあまりにも酷い話だと思うのですが、こういう事もあり得ると言う前提で補強を入れる必要があるなと改めて思ったわけであります。今回は幸い落札していただいた方がとてもいい方で、修理も出来る方だったために修理していただく事で解決しておりますが、今後はこのような事が無いよう努めて行きたいと思います。このブログを見ていただいているか分かりませんが、重ねてお礼申しあげます。

それで、今度のフォッケには脚柱に補強を入れてます、0.5mmの真鍮線を根元から突き通してますので、少なくとも根元からポッキリという確率はかなり減ったと思います。万が一折れるとすれば脚の途中からと言う事になりますが、よほどの事が無い限りそんな事は無いような。でも、これでも折れたら今度はどうするんだろう? うーん。運送屋を変える?

コックピット

2005-09-28 | FOCKE WULF Fw190 D-9

シートにベルトを付けるとともにコックピットに接着して操縦桿まで付けてみました。今回はベルトに金具をたくさん付けましたので、シートへの取付けはえらい大変だったです。コックピットは生真面目なモールドでしたので、ベルトも生真面目に配置してみましたが、個人的にはもう少し色気のあるモールド(と言うか表現)でも良いかなと思いました。何と言うか画一的と言うかメリハリが無いと言うか。まぁでも文句を言ったらバチが当ると言うもんです。「同じ事やってみろ!」って言われても簡単には出来ませんものね。

スピナースジ彫り

2005-09-26 | FOCKE WULF Fw190 D-9

スピナーにあるスジ彫りは、金型の抜きの関係で浅めになっているのが常ですので、深く彫り直すのですが、大抵は写真のような方法でやってます。例えば、何かしらのガイドを当てて針やナイフで彫っていくよりも随分と簡単に彫る事が出来ます。エッチングソーを紙の束(写真の場合は付箋紙)に挟んでスジ彫りの高さに調整したら、後はスピナーを当ててクルクルと回しながら彫って行くと、綺麗な凹スジが出来ますです。「スジ彫りが浅くて上手くスミが流れないずら(´・ω・`)」という向きにも大安心計画ですね。こういう事は知ってるか知らないかだけの事で、特別な事ではありませんです。

気付いた事

2005-09-25 | FOCKE WULF Fw190 D-9

今日は何となく塗装したくない気分でしたので、こまごましたパーツを削っていて気が付いたのですが、機体下面の改修に伴って増槽の取付け架の形状も変わっておりますね。上が改修前、下が改修後です。組んでいくうちにまた違いに気付く所があるかもしれませんね。こんな事ならもっと熱心に模型雑誌を読んでおくんでした(´・ω・`)。ウチにあるバックナンバーはちょうどこの時期の号は抜けてるんですよね。

写真は座席後ろの12mm防弾鋼板ですが、被せるように接着するカバーのパーツの厚みが気になりましたので、隙間はパテで埋めてしまいました。好みの問題だと思いますけど、こういう処理をした方がモデルとしてキレがあって私は好きなのです。

ハーネス

2005-09-24 | FOCKE WULF Fw190 D-9

gooのこのブログにカウンターを設置したくて色々やってみたのですが、私にはまだハードルが高すぎるようです(´・ω・`)。ネスケからも上手く見えなかったですし、なかなか難しいですね。

さて、シートベルトを作りました。金具の部分はエッチングパーツ、ベルトの部分は鉛板ですので、クネクネとシートに簡単に馴染ませる事ができます。エッチングのパーツにくるりんと巻ける所も鉛はいいですね。大きさの比較に定番の爪楊枝を置いてみてます。こうして拡大するとマットのぶつぶつが気持ち悪いですね(笑)。色々する事があってなかなか製作は進んでおりませんが、微妙にアクセスが増えつつありますので、頑張って進めたい所であります。

金型改修点

2005-09-21 | FOCKE WULF Fw190 D-9

タミヤ1/48のFw190D-9はJV44、赤腹のドーラバージョンがリリースされた時点で機体下面中央部分が改修されていますので、それのおさらいです。写真の上のパーツが改修前、下のパーツが改修後です。薬莢排出口が2つになり、形と位置が変わってます。そしてその前部の形状もえぐられるような形に変わってますね。これは実機の残っているD-13の機体下面を再現してしまった物を、本来のD-9の下面に改修した物だと聞いておりますが、天下のタミヤさんがやる事ですからきっとそうなんでありましょう。詳しい事をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ教えて下さいませ。
で、問題は改修されてないキットをどう処理するかという所なのであります。やってやれない事はないと思うんですけど、手間を考えるとパーツ請求した方が随分と効率がよろしい感じですね。まぁ、形状が違うとはいえ、せっかくの今は無きレア?パーツですので、今回はパーツ請求はせずに、思いで作りも兼ねて(笑)薬莢排出口の追加のみで形状についてはそのままで行く事にしましょう!
【※補足(11月4日):この後「やはりこれじゃいかん!」と改心しまして、現在は取り寄せた改修済みの新パーツで製作を進めております。】

キットの内容が変わっているのは、機体下面だけと思っていたのですが、よくよくランナーを見てみると、ループアンテナ基部のパーツも追加されています。赤腹でないD-9にも追加されてるんだろうと思いますが、こちらは未確認です。まぁ、天下のタミヤさんのやる事(略)。
フィギュアはJV44のキットのみに付属しているものですね。デキはなかなかよろしいようです。

研摩スポンジ

2005-09-18 | 98式水上偵察機

ありがたい事にコメントをいただきましたので、サルのように喜びながら写真をアップいたします。
以前に、つや消しクリアーで全体の調子を整える際に、やりすぎると白く粉を吹いたようになる。と書いたと思いますが、そんな時のリカバーには私はホームセンターに売ってある台所用の研摩スポンジを使ってます。これは細かく切って水研ぎするためのもので、ごく目の細かいスポンジやすりと思ってもらえれば良いかと思います。
さりげなく写ってるのはドーラのデカール?次回作になるのか否か。

張り線

2005-09-16 | 98式水上偵察機

2回目も結構時間がかかってしまいましたが、バカガラスの方も張り線が終わりました。
難しそうに見えるかもしれませんが、やってみると意外となんとかなるもんです。テンションをかけて張って行ってるのですが、機体全体が歪んでしまわないように左右に均等にテンションがかかるように気をつけて張ってます。テンションをかけすぎると支柱を痛める事がありますので、その塩梅は少しばかり悩ましいですかねぇ。まぁ、黎明期の機体や1次大戦機に比べれば全然簡単だと思います。
後は前部のシールドをつければ完成なのですがパーツの入った箱をひっくり返してしまった時に1つ無くしてしまったので、パーツが手に入ったら完成させますです。お恥ずかしい。

全体組み立て

2005-09-15 | 98式水上偵察機

館山航空隊の機体の方は、支柱を立てて主翼を取付け、張り線まで済みました。
心配していた支柱の合いはなかなかの物で、さして問題は無かったです。キットには主翼接合のための治具がセットされてたのですが、いまいち使いづらかったので結局使用しておりません。参考までに私のやった手順は、主翼側にB15、16、17、18を接着した後に機体と接合しB26、25の支柱を立てて主翼を保持し、残りの支柱を接着してあります。
張り線の穴は0.3mm径で空けていたのですが、今回のナイロンミシン糸では大きさにあまり余裕が無かったため、0.4mm径位の方が良かったようです。一部糸が通らなかった箇所があり、そこは支柱に直に結んであります。全体的には機体が歪むような事もなく満足出来る仕上がりとなりました。支柱のみでもそこそこ強度はあるのですが、張り線を張る事で随分と強度が出ましたので、輸送の際も安心ですね。
次回は双児兄弟のバカガラスの張り線です。

零戦/翔鶴搭載機

2005-09-14 | 零式艦上戦闘機

零戦21型の機番E1-111、空母翔鶴搭載機の撮影が終わり、ヤフーのフォトアルバムにアップしましたので、1日遅れになりますがご報告いたします。数ある21型の中でも、まさに主役機と言う感じですね。

フォトアルバム

今カメラに興味があって色々と調べて勉強している最中のため、今回はいつもよりいい写真が撮れたんじゃないかと思っております。とは言ってもアングルは今までと殆ど変わってないため、自己満足の領域だとは思うんですが。
調べれば調べるほど写真と言うのは奥が深いものだなと感じてます。撮る人の熱意が写真に反映されて善し悪しが決まると言うか、頭だけでの撮影じゃ駄目なんだと言う事がようやく少し分かったような気がしてます。
カメラに関する質問掲示板を見ていて思ったのですが、どこの世界でも初心者に手厳しいハイアマチュアの方はいらっしゃるみたいですね(笑)。趣味に対する愛情は分かるのですが、お手柔らかにお願いしたいなり。